「好きなところも多いんだけど、イライラさせられることも多い」、そんな恋人に対し、時折、「もしかしたら、この人と自分は、合わないんじゃないか?」という不安が、生じることもあるでしょう。
……でも、ちょっと待ってください。
そもそも、あなたが彼に対して求めていたものは、何だったでしょうか?
ここでは、
「彼と合わないかも?」と思った時に試して欲しい7つの方法
について解説します。
目次
「彼と合わないかも」と思ったら…
始めにご紹介しておきたいのは、『星の王子様』で有名なフランスの作家、サン・テグジュペリのこの言葉です。↓
「愛」とは、お互いを見つめ合うのではなく、同じ方向をいっしょに見ることによって成立するものである。
好きな人と一緒に時を過ごすのは、
お互いを採点し、批評し合うためではありません。
それに人間はいつも、“気分”という色眼鏡を通して、物事を見ています。
“批判的な気持ち”を持って相手を見れば、気に食わないところなど、それこそ無限に出てくるでしょう。
と不安に感じたり、
という人は、結論を先走ることなく、まずは、以下に挙げた7つのことを、ぜひ試してみましょう。
①自分の恋愛のイメージを調整する
人は皆、「恋愛はこうあるべきだ」という自分なりのイメージを持っています。
ところが、それが、相手が持っているイメージと異なることが多いので、妥協を余儀なくされる場面に、何度も直面します。
安定した関係を築く上では、妥協する能力は不可欠です。
お互いが持っている恋愛のイメージがぶつかり合うことを想定して、必要に応じて、自分の恋愛のイメージをを調整できるよう準備をしておきましょう。
②相違点は刺激になると考える
趣味、好み、考え方など、相手との相違点を必要以上に気にしていませんか?
そして、それらが合わないと、2人の関係はうまくいかないと考えていませんか?
興味深いことに、正反対の人同士の関係は、うまくいくものです。
ただし、その相違点を埋め合わせするだけの共通点も、なくてはいけません。
共通点が十分にあるのなら、いくらかの相違点は、お互いにとって、心地よい刺激になります。
「共通点が多ければ多いほど相性がいいというわけではない」ということを認識しておきましょう。
③嘘をつくのをやめる
人が、つい嘘をついてしまう理由は、相手の感情を害したくないからです。
実際、「相手を傷つけたくなかったから、嘘をついた」と言えば、もっともらしい理由のように聞こえます。
しかし、結局のところ、「正直こそ最善の策」です。
人は、自分が嘘をついていれば、相手のことも信じられません。
(「私も嘘をついているのだから、この人も嘘をついているに違いない」と考えてしまうからです。)
多少なりとも、彼に対する不信感があるとすれば、それは、あなた自身に原因があるのかも知れません。
④じっくり話し合ってみる
彼に対する自分の愛が何となく信じられなくなった時、多くの人は、他人に相談を持ちかけます。
それは、間違いではないのですが、あなたの恋愛について一番よく知っているのは、あなた自身であるということを忘れないでください。
恋愛の問題を解決するのに、一番効果的なのは、相手とじっくり話し合うことです。
その話し合いの中で、相手が解決策を持っているかどうかを見極めるようにしましょう。
相手はあなたに言われるまで問題に気付いていない、ということも大いにあり得ます。
いずれにしても、お互いが心を開いて話し合えば、ほとんどの問題は解決できるはずです。
⑤いい手本を見つける
“あなた”にとって、手本となる生き方をしている人がいるように、“あなたたちカップル”にとって、手本となるようなカップルを見つけてみましょう。
手本にするカップルは、一組でなくて構いません。
このカップルからはコミュニケーション方法を、このカップルからは思いやりの姿勢を、といったように、それぞれのカップルからいいとこ取りをすればよいのです。
反対に、悪い例からも、絶対に見習ってはいけない態度として、教訓を学びましょう。
いい例・悪い例としての、格好のカップルは、あなたの周りにいませんか?
⑥対等な関係を作る
「2人の関係において、なぜかいつも、自分ばかりが負担を強いられている……」と感じていませんか?
豊かな男女関係を築こうとするなら、2人が対等のパートナーでなくてはいけません。
たとえ、言いにくいことであっても、先々のことを考えて、「2人の関係において、どちらが何をすべきか?」ということをしっかりと決めておきましょう。
かつて、男女の役割は、伝統的によって規定されていましたが、現在では、その境界線があいまいになっています。
そのため、役割分担を決めることは、避けて通れません。
あなたが遠慮する必要は一切ないのです。
⑦自尊心を高める
ただ、“彼氏がいる存在”になりたいから付き合っていませんか?
ただ、“寂しいから”付き合っていませんか?
究極的なことを言えば、
とか、
とか、
と思ってしまうのは、
という自尊心の低さにあります。
もっとはっきり言えば、
「私程度に立派な彼など望めるはずがない」、「私程度に惚れる男なんだから、大した男じゃないはず」と思っているのです。
もし、あなたが、自分の“自尊心”の低さを補おうとして、彼と一緒に過ごしているのなら、自尊心を高めるまで、離れた(別れた)ほうがいいかも知れません。
人は皆、お互いを磨き合う“砥石”
――いかがだったでしょうか?
最後の項目は、対処法というよりも、戒めのような内容でしたが、意外と胸に響いた人も多いのではないでしょうか?
当然のことながら、最初から完璧なカップルなどいないのです。
ここで紹介した各項目に取り組んでいけば、きっといい関係を築くことができるでしょう。
結婚にしろ、恋人関係にしろ、
一緒に時を過ごすのは、支え合い、便利さを享受するだけでなく、
お互いを磨くためでもあります。
言わば、人は皆、それぞれの“砥石”なのです。