
男と女は、まったく違う生き物です。
生命が誕生したのは、38億年前ですが、オスとメスに別れたのは、10億年前のこと。
それは2つの生命が、異なる情報を合わせて、“進化”をするためでした。
つまり、オスとメスそれぞれに「果たすべき役割」と、固有の「考え方」があるのです。
その点を認識しておかなくては、恋愛においても、冷静さを失ってしまうことになるでしょう。
以上のことを踏まえた上で、この記事では、
男性が恋愛のさなかに突然、「一人になりたい」と言う理由とその対処法
について解説していきます。
目次
男はなぜ「一人になりたい」と言うのか?
男と女の“基本的な違い”
女性は、「好きな男性といつも一緒にいたい!」と考える人が多く、仲の良いカップルや夫婦は常に寄り添っているものというイメージを持っています。
しかし、男性は違います。
男性は女性と違い、基本的に、日々、闘う生き物です。
あなたを含め、女性の前では、そのように見えない人もいますが、それはある種、理性を働かせている「仮の姿」であると言えます。
これまでの生き物の歴史は、生存競争の歴史です。
常に敵から身を守り、ライバルを蹴落としながら、自分のDNAをいかに多くこの世に残していくかに、命をかけて生きてきたのです。
たとえ、“草食系”と言われるような大人しい男性であっても、男性であることには変わりありません。
本能的に男性は、皆、「いかに社会に自分の功績を残していくか?」ということに使命を感じ、日々生きているのです。
時に男性には、孤独が必要
そのため、男性は、表面的には、あなたと愛情を深めていても、心のすべてを開放できていないことが多くあります。
ここで、少しややこしいのは、この不安の正体が何であるかを、自分でしっかりと認識できている男性は少なく、ただ、ぼんやりとした不安としか感じていないということです。
とは言え、男は、ハッキリと気づくのです。
ということに。
(好きだからと言って、ベタベタと寄り添っているだけでは、その仕事はできないのです。)
ですから、女性は、
ということを、きちんと理解してあげるべきでしょう。
女性が持ち合わせていない男性の本能は、
●この世の生存競争に打ち勝ち、自分のDNAを残すこと
●そのために孤独な戦いを繰り返すこと
この2つです。
そして、この2つはセットです。
生存競争に打ち勝ち、功成り名を遂げるために、孤独な戦いを繰り返すことが、いわば、男性の宿命なのです。
繰り返しますが、この本能は、どんなに呑気に見える男性であっても、ちゃんと備わっています。(何せ“本能”ですから。)
女性側は、まず、彼氏が恋愛中に「一人になりたい」と言ってくる背景には、このような“男性の本能”があることを考慮しましょう。
「一人になりたい」は「別れよう」ではない
男には男なりの達成感がある
恋愛の先には「結婚」があり、その先には、2人の子供を産み、育てることがあります。
このことは男性も、女性と同じように、イメージはしています。
イメージはしているのですが、やはり、子供を産むのは、女性です。
このことでより強く達成感を得られるのは、やはり、女性のほうでしょう。
ですから、男性は、男性なりの達成感を求めます。
女性から見て、「馬鹿じゃないの?」と思えるようなことに、男性が夢中になってしまうのは、そのような理由があるのです。
理性的に考えれば、男性自身だって、馬鹿なこと、くだらないことと思うのかも知れませんが、男性は、本能として、そこに挑まずにはいられないのです。
(仕事で功を挙げること、意味なく山に登ること、フィギュアやおもちゃなどを収集したりすること、などもこれに当てはまります。)
女性には分かりにくい部分なのですが、男性の心には、“本能”が欲する「夢」と「無駄」がひしめき合っているのです。
「一人になりたい」と言う男性に、女性が抵抗して、
と言ったところで、分かってもらえないのは、ある意味、仕方のないことなのです……。
男は“決心するための自信”が欲しい
とは言っても、「やっぱり腑に落ちない!」という女性が多くいらっしゃると思います。
ですから、ここで、“男心”をさらに深く解説してみましょう。
恋愛関係を順調に継続していくということは、いわば、「結婚へ突き進んでいく」ということです。
これは、どんな男も分かっています。
ところが、男の本能は、本来、結婚には向いていないのです。
どういうことかいうと、本来、男は、種の保存のためには、自分の種をできるだけ多く撒き散らすほうが、効率がいいのです。
本能が、
結婚をすれば、もう他の女性とは気楽に食事したり、ましてやエッチなんてできないぞ?
この自由と引き換えにするほど、彼女は本当にいい女か?
というふうに心に問いかけてくるのです。
男の“本能”はそのように、結婚に対して抵抗を示します。
……ちょっと待ってください。
まだ、腹を立てないでくださいね。
これは、ある意味、相手の女性に対して、「責任を取りたい」という気持ちの裏返しであるということにも、どうか気付いてください。
相手の女性に対して責任をとるためには、仕事が不安定だったり、将来が見えない状態ではいけません。
男が「一人になりたい」と言うのは、けっして、「あなたと別れたい」ということではないのです。
いわば、
ということです。
もっとシンプルに言うと、「決心するための自信が欲しい」ということですね。
一人になっている間に、大きな仕事をやり遂げて自信がついた、ということももちろんあるでしょうが、多くの場合、それよりも肝心なのは、目に見えない“気持ちの部分”ではないでしょうか?
つまり、しばらく一人になって、じっくり考え、本能と理性のバランスを整えるともに、気持ちを整理したいのです。
そしてそれによって、自分の“自信”の確立を図っているのです。
「一人になりたい」をどう受け止めるべきか?
けっしてパニックになってはダメ!
「一人になりたい」=「別れたい」ではないにしても、男性が「一人になりたい」と言ってきたということは、ある意味、2人の関係が、岐路(分かれ道)に差し掛かったと見て間違いはありません。
相手の男性のことが、好きで好きでたまらない女性にとっては、一種の“正念場”がやってきたと言ってもいいでしょう。
この、男の「一人になりたい」を、どう受け止め、どう対処するかで、結果、別れる可能性もありますし、逆に、より絆を深める可能性もあります。
(この言葉をそのまま「別れ」と受け取ってしまった人にとっては、“復縁”ということになるでしょうか?)
ですから、けっして「一人」という言葉に過敏に反応して、パニックになってはいけません。
これまで述べてきたように、男性が男性として立派に生きるには、孤独な時間が必要なのです。
あなたとの未来を大事に考えるからこそ、あなたに対し責任を持ちたいと考えるからこそ、
というセリフが出てくるのです。
男であれ、女であれ、やっぱり他人と一緒に過ごす時には、楽しい時間を過ごしたいものです。
ですから、男性側にとっても、この言葉は非常に言いにくい言葉であったはず。
しかし、それでも勇気を持って、本心を伝えてきたのですから、あなたの側でも、この言葉を真摯に受け止めるようにしましょう。
女はどう返すべきか?
女性であるあなただって、一人になって、黙々と作業をしたい時はあるはずです。
彼は、おそらく、心の中に散らかり放題になっているさまざまな要素や、人脈などを整理するために、一人になりたいのです。
そこには、あなたには話せない、幼少期のトラウマや、親や親族との関係性などがあるのかも知れません。
ぜひ、彼の立場に立って、そこを汲み取ってあげてください。
これまでの2人の関係において、あなたがちゃんと誠意を持って接していたのなら、彼の「一人になりたい」という言葉に、必要以上に取り乱す必要はありません。
このセリフが出たら、あなたは、
とニッコリ笑って、その間、自分磨きに専念していればいいのです。
勉強したり、本を読んだりして、人間力を向上させることは、やはり一人でないとできません。
また、その間にあなたも、自分のことや、仕事のこと、身の回りのことなどを改めて振り返ってみるのもいいでしょう。
そうしながら、次に彼に会える日を、ただ待っていればいいのです。
逆にここで、パニックを起こし、必要以上に、「なんで??」としがみついてしまうと、彼の気持ちは余計に混乱してしまいます。
ただでさえ、彼は気持ちが混乱しているから、「一人になりたい」と言っているのに、これをすると、あなた自身が余計にその気持ちをかき乱してしまうのです。
こんなまずい対応をしてしまい、そのせいで男性に、
と、かんたんに結論を出されてしまったら、損でしかありません。
考えてもみてください。
上のように、「落ち着いたら、連絡してね」とニッコリ笑って言われると、男性にとって、どれだけありがたいか……。
その感謝の気持ちは、後々きっと、あなたへの愛情の深さとなって返ってくるでしょう。
いつまで待てばいいのか?
ここまでを読んで、
「一人になりたい」にどう対処していいのかは分かった、
その間に彼は気持ちを整理しているのだから、私も自分磨きをしていよう、それも分かった、
でも、それがいつまで長引くのかが分からないから不安でしょうがない……。
という人もいるでしょう。
その気持ちは痛いほど分かり、当然のことと思うのですが、こればっかりは、個々のケースによって違うので、何とも言えないところです……。
ただ一つ、確かなこととして言えるのは、
男から見て、“恋愛一色”の女性は、魅力的に見えない
ということです。
前述したように、男は、日々、闘う生き物です。
どれだけ恋愛に夢中になっても、男性は、女性のように、頭の中が恋愛一色になってしまうことは、ほぼありません。
ましてや、「一人になりたい」と告げた彼は、その後、仕事などで成果を出すことや、気持ちの整理に、頑張って取り組んでいるのです。
そんなところへ熱心に、
とか、
などと何度も確認されると、かえって、あなたへの想いは薄れてしまうでしょう。
この人といっしょにいると、自分のしたいことができなくなるんじゃないか……?
と察すると、男性は、うんざりして逃げようとしたくなるものなのです。
ですから、
「一人になりたいのは、いったい、いつまでなのか?」と期間に関心を寄せることは、いっそ忘れてしまいましょう。
一方で、この時、
と心配する人もいるかと思います。
実際に付き合うまでいかなくても、悲しいかな、男は、本能的に多少の目移りはしてしまうものです。
もし、他の人と実際に付き合ってしまったら、悲しいことではありますが、
「一人になりたい」と言った彼を理解し、受け止めたあなたなら、そこも受け止めてあげるべきなのかも知れません。
その代わり、また、元のような関係に戻れたら、その時は、彼は、あなたを『一生離したくない女性』として認めるようになります。
男性が求める「女性の優しさ」とは?
最後に、男性が基本的に、女性に対してどのような“優しさ”を求めているか?をお伝えしておきましょう。
言うまでもなく、女性には、「母性愛」があります。
時に、
と信じている女性がいます。
しかし、それはちょっと違います。
例えば、
というのと、
彼の言うことやることを全部認めて、彼についていきたい!
そうすれば、きっと彼の夢は叶うはず!
というのとは、だいぶ違います。
前者はまさに、母親の愛であって、それゆえに、男性が色気を感じる接し方ではありません。
これだと、男性は「自分の母親」を想起してしまい、恋愛対象としての「女」を感じなくなってしまうのです。
(おそらく、このタイプは、世話も焼きながら、小言もたくさん言うでしょう。)
男性が求める女性の優しさは、ズバリ、後者です。
日々、闘っている男性には、「ここもやってあげましょうね」、「これもやってあげましょうね」という母親のような愛情を向けるのではなく、
というような言葉や態度が、もっともありがたいのです。
言うなれば、男性は、男としての人格を尊重してあげるような優しさをもっとも求めているのです。
男は、単純な生き物です。
褒めてもらい、信じてもらえば、どんどん力を発揮しますし、相手の女性をどんどん好きになります。
女性にとって、男心を読み取るのは難しいものです。
しかしそれは、男性にとっても同じ。
冒頭で述べたように、オス(男)とメス(女)は、生き物として進化していくために、2つの生命に分かれました。
その「役割」や「考え方」の違いには意味があるのです。
時にはヤキモキすることもあるでしょうが、どうせなら、その違いを楽しんでみる……、
それくらいの気持ちの余裕を持ったほうが、恋愛に関しても、うまくコトを運べるのではないでしょうか?
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