恋愛をうまくいかせるためには、ある程度、“恋愛に関する知識”を身につけることが重要です。
しかしながら、あまりに頭でっかちになってしまうと、好きな異性の前で自分を出せない、なんてことにもなりかねません。
というわけで、ここでは、
恋愛で“ありのままの自分”を出すことの重要性
について解説します。
明らかに自分を出せていない人も、「もしかしたら私、本当の自分を出せてないかも……」という人も、ぜひ読んでみてください。
いつても演じているあなたは不誠実?!
誰だって、自分の好きな人に対しては、
と願います。
そのため、時には、
- 本当は興味ないのに、興味あるふりをする
- 逆に、本当は興味あるのに、興味ないふりをする
- 自分の好みよりも、相手の好みに合わせる
……そんなこともあるでしょう。
これはつまり、「本当の自分ではない誰か」を演じているのです。
このように、違う自分を演じて恋愛をすることは、遠かれ近かれ、必ずトラブルを引き起こします。
いずれは、自分のウソを告白することになるか、今後もずっと演じ続けなくてはならなくなるでしょう。
よ〜く、考えてください。
恋愛をすること自体は、あなた自身が望んだことでしょう。
しかし、本当の自分を押し殺してまでする価値のある恋愛などありません。
また、そこまでして恋愛する価値のある相手も存在しません。
動物から植物に至るまで、この世の中の生き物で、自分を大切にしない生き物などいません。
あなたは誰かに気に入られるために生きているのではなく、あなた自身のために生きているのです。
それに、偽りのあなたを本当のあなただと思い込まされる側も、気の毒です。
あなたが彼の前で「違う自分を演じる」ということは、その彼に対して、「非常に不誠実な態度を取っている」とも言えるでしょう。
「本当の自分を見せない」のはどれくらい不誠実か?
ちょっと例え話をします。
あなたが電化製品を買いに、電器屋に行ったとします。
すると店員が、1つの機種を猛烈にプッシュしてきました。
あなたが「ここはどうなの?」と聞いたら、店員は「まったく問題ありません、この機種は〜〜」とツラツラと答え、あなたが「でもここはこうでしょ?」と聞いたら、「そこも問題ありません、この機種は〜〜」とまたツラツラと答えたので、あなたは安心してその機種を買って帰ったとします。
でも、実際に家で使ってみたら、びっくり。
店員の言っていたこととまるで違いました。
……この店員は、果たして“誠実”でしょうか?
そんなわけありませんね。
「彼の前で自分を演じる」というのは、これくらい不誠実ということです。
と思った方はいませんか?
それなら、これが「電器屋」ではなく、「ペットショップ」だったらどうでしょう?
なかなか返品することは、ためらわれますね。
言うまでもなく、「恋愛」だと、それ以上です。
恋人の前で、違う自分を演じるということは、
- 相手をだます
- あとあと必ず嫌な思いにさせる
という意味で、二重に不誠実です。
自分が魅力を感じた相手と出会った時にこそ、自分について正直になることを心掛けましょう。
自分を出してこそ、相手の本質が分かる!
人は何かに失敗したり、壁にぶつかったりした時、誰かに気持ちを理解してもらい、やさしく慰めて欲しいと思うものです。
私たちは、よく、
と嘆きますが、それは本当は、自分の要望をハッキリ伝えていないからです。
ましてや、違う自分を演じていたら、伝わるはずもありません。
ですから、自分が魅力を感じた相手や、恋人の前でこそ、心を開いて、コミュニケーションを取りましょう。
相手があなたを本当に愛しているのなら、あなたを理解しようと努め、あなたの要望に応えようとしてくれるはずです。
……ここで、抜け目ない人などは、
と考えるかも知れませんが、心配はいりません。
あなたが本当の意味で、心の奥をさらけ出せば、きっと彼の心も動きます。
ある意味、それで動かなかったら、その時はその時で、あなたの求める相手ではなかった、ということが明らかになります……。
相手を変えようとするのはやめよう!
ほとんどの場合、あなたが相手に対して、心の奥をさらけ出せば、もともと相手にその気がなかった場合であっても、あなたのことを気にかけてくれるようになるでしょう。
しかし、それを“恋愛テクニック”として使うのは、オススメできません。
これを多用することは、野良猫が通りすがりの人間に対して必死で餌をねだるようなものです。
プライドを持って、自分が選んだ相手にのみ、心を開きましょう。
相手の性格や行動を変えようとしてはいけません。
また、変えるつもりで交際を始めてはいけません。
もし、相手が不満なら、あなたが取る道は3つあります。
- 相手の性格や行動をずっと我慢する
- 相手の性格や行動を気にしないように努める
- 相手が変わるのと引き換えに自分も変わる
……いずれも、自ら率先して入っていくべき道ではないですね。
誰だって、違う自分を演じるのは辛いもの。
確かに、親密になってからじゃないと、相手の本質が見えてこないという面もありますが、普段からあなたが、違う自分を演じていなければ、相手も、最初から、本当の自分を見せてくれます。
ですから、言ってみれば、恋とは、出会った直後からではなく、出会う前から始まっているのです……。