占いを当たるか・当たらないかだけで見ると損する理由

占いをしてもらったことを他人に話すと、かなりの確率で、「……で、当たったの?」と聞かれるのではないでしょうか。

一般的にも、やはり占いというと、「当たるか・当たらないか」が、その価値の全てであると思われがちです。

しかし、そうではありません。

ここでは、

占いの価値は「当たる・当たらない」ではないということ

について詳しく解説していきたいと思います。

あなた1人に向けた「バーナム効果」

占いについて、「当たるか・当たらないか」に関心が集まってしまうのは、

雑誌やテレビなどで見る(特定多数の人に向けた)“簡単な占い”のイメージを、そのままま当てはめてしまうからでしょう。

 

そのような占いは、大雑把にいうと、こんなものです。

 

あなたは、こんな人です。

だから、こんなことをするといいですよ(or 近い未来こうなりますよ)。

 

これは本来、「当たるか・当たらないか」というよりも、

当たってることにしたい自分がいるか・いないか

なのです。

→けっして“カモ”になっちゃダメ!

 

月並みな言い方をすれば、

当たっていると言えば当たっているし、当たっていないと言えば、当たっていない

ということです。

このような仕組みは、実は、非常に単純です。

 

例えば、下の質問のどれくらいがあなたに当てはまっていますか?

 

●かなり非現実的な野望を抱いてしまうことがある
●外向的で愛想がよく、付き合いがいいと思われる反面、内向的で用心深く、引きこもってしまう時もある
●自分を素直に出し過ぎてしまうのもあまり賢明ではないということを、これまでの人生経験で学んできた
●自分の考えをしっかり持っていて、根拠なしに人の言うことを信じ込んでしまうことはないと自負している
●ある程度の変化や自由を好み、縛られたり、制限されたりすると、不満を感じる

 

これらの設問は全て、誰にでも該当するような、曖昧で一般的な性格をあらわす記述になっています。

これは心理学において、「バーナム効果」と言われる現象です。

 

占い師があなたの過去を当てることは、実際には、この現象の延長線上であることが多々あります。

“不特定多数”への発信でなく、“1人への発信”となると、このバーナム効果はさらに高まるのです。

誤解を招かぬよう、少し言い換えると、

占いサービスにおいては、きちんとした占いや霊視の結果、プラス、一応このようなテクニックも駆使している

と言っていいでしょう。

→占い師はなぜ“先生”なのか?

占い師が過去を言い当てる意味

ですが、こうしたテクニックの存在を知って、

 

それなら占いなんて嘘だ!インチキだ!

 

と騒ぎ立てるのは、早計過ぎます。

 

占い師は、まずは、あなたの心を開かなくてはいけません。

そしてあなたも、占い師に対して、心を開く必要があります。

あなたの過去を言い当てて見せるのは、これから始まる占いの“前座”のようなものです。

占いの本番は、こうして「占い師と相談者が心を通わせた状態」から始まります。

 

日常やビジネスにおいても、いきなり話したいことや本題に入るのではなく、天気のことや、季節行事のことに触れるといった、“クッショントーク”を挟んだりします。

また、落語の世界でも、“マクラ”といって、観客の気持ちを解きほぐし、反応を探るための短い話を最初に入れたりします。

 

それらと同様に、「バーナム効果を用いたトーク」も、占いにおいては、あなたがアドバイスを受け取りやすくするために、ある種、必要な技術であると言えるでしょう。

→占い師に必要な心得とは?

占い師はあなたの願いを叶える協力者!

「過去を慰めて欲しい……」、「自分をもっと認めて欲しい……」、そのような気持ちも分かります。

しかしそれだけなら、何も占いを利用せずとも、友達への身の上相談で、ことは済むはずです。

こういった場面で、あえて占い師が求められる意義とは何でしょう?

 

占い師の仕事とは、あなたを元気にすることです。

あなたに「希望を持って前進する力」を湧き出させることです。

 

あなたに訪れそうな危険を回避できるよう注意を促したり、あなたの目指す未来に向かってどのように行動すればいいかなどのヒントを与えたりしてくれる、それが、占い師であり、占いの役目です。

また、今、何かの問題について、どうしてよいか分からなくて困っている人には、その人の“本心”に気付かせてくれま(本心とは、魂の声です。)

その上で、相談者は、自分の抱く夢や願いが叶った未来を、はっきりイメージできるようになります。

 

言うなれば、

本来、自分でするはずのイメージ作りを、占い師が手伝ってくれる

のです。

ですから、

 

会ったこともない人が、自分のことをどれだけ言い当てられるか、試してみよう!

 

という利用の仕方も、もちろんできないことはありませんが、それは、占いの正しい活用法とは違います。

 

「当たる・当たらないか」だけに気を取られているような、占い師の本当の活用法を知らないお客さんには、それこそ、悪い占い師が寄ってきて、

 

このままだと、恐ろしいことになりますよ!

 

と不安を煽って、あなたをコントロールしようとしてくるでしょう。

 

そうならないためにも、占いに対し、「当たるか・当たらないか」だけで見ることは、すぐに卒業しましょう。

大切なのは、あなたが元気になれたかどうか、前向きになれたかどうかです。

(追記)占いが答え合わせになっていませんか?

あなたの望みは、悩みの苦しみから脱出することであり、元気を取り戻すことのはず。

(その根底には「自分を好きになる」ということがあります。)

 

当たる・当たらないに、気を取られるあまり、まるで試験官のような気持ちになっていませんか?

 

占い師へ相談することは、その占い師が未来を言い当てられるかどうかの“試験”をやっているのとは違います。

(一方的な試験ではなく、あなたと占い師さんとで、あなたの幸せを作るための共同作業をやっていると思ったほうがよいです。)

また、占い師へ相談することは、あなたの将来や未来について、あなた自身との“予想合戦”をしているのでもありません。

 

今年いい出会いがあると言われたけど、どうせないに決まってる……。(私の予想の方が当たるわよ……。)

 

などと、あなた自身が思っていると、本当にそうなってしまうものです。

 

そしてもっと厄介なのは、

 

ほら、私の予想のほうが当たった。

 

という変な優越感に浸ってしまうことです。

 

まるで、

自分の不遇さにかけては、絶大な自信がある、

自信がないことにかけては、絶大な自信がある

とばかりに……。

 

も〜、これほど、しょうもないことはないです……。

あなたが日々生きていくのは、占い師に告げられた内容や、自分が予想した内容に対する“答え合わせ”をしていくためではありません。

 

あなたの人生のハンドルを握っているのは、あなた自身です。

誰も知らない未来を、あなた自身がつくっていくのです。

→占い師は自分で選ばなくては意味がない理由

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頭では分かっているけどなかなか行動できない!
やっぱり誰かに相談したい!

 

という方は、確かな占術を使ってあなたを期待する結果へ導くアドバイスをくれる、プロの占い師さんに頼ってみることをオススメします。

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