「マーター」タイプのあなたの恋愛心理は?

「マーター」タイプのあなたの恋愛心理は?

【あなたの行動の特徴】
「私さえ我慢すれば……」が口癖

「マーター」とは、殉教者(=Martyr)を意味します。これは、自分の信じる宗教のために命を捨てる人のことです。

 

例えば、「ねぇ、切れた電球を変えたい時、君ならどうする?」と聞かれたら、マーターは、こう答えます。

「どうもしないよ。周りの人には『心配しないで、私は暗闇にじっと座ってるから』って言えばいいから」。

このように、苦労を1人で背負い込んで、まるで殉教者のような顔をしている女性が、マータータイプです。

(「自分さえ我慢すれば、丸く収まると考えがちな女性」と言えば、なお分かりやすいでしょうか。)

 

朝は誰よりも早く起き、料理に洗濯、掃除に明け暮れ、夜なべで子供たちの服を縫い、こざっぱりした格好をさせて学校へ送り出す、そして自分は古い服を擦り切れるまで着て、子供にお腹いっぱい食べさせるために自分は食べないで我慢する――

家族のためにまるで奴隷のように尽くす女は、一時代前までは、どこにでもいました。

そして、このような母親は、家族から聖女のように崇められたものです。

 

しかし、もっと注意深く家族の歴史を振り返ってみると、この聖女が、裏で、“絶大な権力”を持っていたことに気づくはずです。

何を決めるのにもすべて彼女、子供の帰宅時間から、何を着るかまで、いっさいが彼女の思いのままになっています。

それでもなぜか、子供たちの思い出に残る母親は、「自分のためには何一つしない“無私の人”」なのです。

 

マーターは、イメージとしては、無私の精神に徹した聖女なのですが、一皮めくれば、その性格の根本は、無私どころか、“自我の強さ”そのものです。

彼女の自己犠牲には、いつでも高い値段がついています。

マーターは、自分の献身の見返りに絶対服従を求め、子供も、夫も、思う通りにさせたがっているのですが、それは、直接口に出しては言いません。

そんなこと、こちらから頼まなきゃならないようではどうしようもない、とばかりに、「相手が本当に自分のことを愛していてくれるなら、当然そうしてくれるはず」と思い込んでいるのです。

 

しかし、人間は、なかなか相手の気持ちを、完璧には読み取れません。

その結果、マーターは、いつだって不満だらけで、周囲の人間にチクリと批判めいたことを言ってばかりいます。

 

例えば、あるマータータイプの母親は、誕生日に子供が贈ってくれるプレゼントが好みに合わないため、機嫌を損ね、いつも子供を悲しませてしまいます。

あるいは、せっかくのプレゼントの包みも開けず、ポイッと引き出しの中に放り込んだままにする、心ないマーターもいます。

そして、すっかり忘れて何年か経ってから、「これ、使わない?」なんて、当の贈り主にあげようとしたりします。

 

自分の気持ちを直接的には表さないマーターですが、間接的に、それとなくヒントを与えることは上手です。

例えば、雑誌に載っているファッションを「わぁー、綺麗!」と褒めたり、「友達がまた温泉旅行に出掛けたみたい」と言ってきたりします。

直接、「温泉旅行に行きたい」とは、けっして言わないのです。

 

また、自分の欲求を相手のものにすり替える名人でもあります。

「……しようか?」と相手の意向を聞いているようで、実はそんな時、自分の要求を押し付けていたりします。

 

しかし、何と言っても、マーターが一番上手なのは、“罪の意識”を植え付けること。

マーターは、これを利用する名人です。

 

いつも古ぼけた服で、ちょっぴり悲しげに、そして時々苦しげに、ため息をつきます。

そこには、「私は自分をすべて犠牲にして、こんなにあなたのためにしてあげているのよ……」という気持ちを滲ませていて、それを見る家族は、何だかいたたまれない気持ちになってきます。

こうしたやり方は、マーターが家族の統制を取っていく、最も強力な武器でもあるのです。

【恋人に対しては】
従順だが、恨んだら忘れない

専制君主的な男性、支配欲の強い男性にとって、マーターはうってつけの女性です。

彼らは、付き合いのごく初期から、マーターの特質を見抜き、力を奮いだします。

 

例えば、デートの時にちょっと遅れて行きます。

女性のほうは寛容で、何も言いません。

すると、次のデートの時は、もう少し遅れて行きます。彼女はまた、文句一つ言いません。

そのうち彼は、毎回、遅れて行くようになります。

これは他のことでも同じ。男性は、あまり彼女のことを考えてやらないのです。

もちろん、彼女のほうだって嫌だなとは思っていますが、何も言いません。

「支配欲の強い男性」と「マーター」の組み合わせは、まさに格好の組み合わせです。

 

マーターは時として、暴君のあの有無を言わさぬ攻撃的な態度に、たまらなくうっとりさせられるのです。

一度、結婚してしまえば、夫のほうは、妻に構ってなどいません。

そしてマーターは、ひたすら耐え忍んで生きていきます。

 

ですが、この男性はけっして、いい気になってはいけません。

マーターは、与えられた侮辱や傷つけられた自尊心の苦しみの一つひとつを、密かに漏れなく記憶しているのです。

そして、いよいよという時が来たら、いっせいに反撃に転じてきます。

 

あるマーターなどは、夫が重い病気にかかって身動きできなくなると、それをきっかけに、長年の恨みつらみを吐き出し始めたりします。

「あなたは、いついつ、私にこういう酷いことをしましたね……」という感じに。

 

また、まったく反対に、受動的な男性と意気投合するマーターもいます。

こういう男性は、いつも母親の指図通りに行動して育っており、つまり、マーターは母親代わりなのです。

もちろん、マーターは、表面では、従属的で力を奮う様子など見せはしませんが、彼らは、自分が必要とする女性のタイプをちゃんと嗅ぎつけます。

【あなたの結婚】
重苦しい雰囲気に耐えられない夫も……

恋人時代からよく注意していれば、マーターとの微妙な駆け引きは見えてきます。

一緒に食事をすることになって、「どこに行きたい?」と聞くと、マーターはやさしく微笑み、「どこでもいいよ」と言っておきながら、いざ中華料理屋に行くと、ちっとも食べません。「どうしたの?」と聞くと、「私、中華、苦手なの」と言うのです。

 

マーターは一見、従順で人の提案を受け入れ、相手に喜んでもらいたがっているようですが、突然、不機嫌に黙り込む時があります。

理由を聞いても、「分かってるはずでしょ」と言うだけです。

男性は、何がいけなかったのかと不安になりますが、思い当たらないし、彼女の何も言ってくれません。

 

また、マーターの中には、本気でもないのに男性に気を持たせて、いたぶるタイプもいます。

何度もデートを申し込んでくる男性に、マーターはさまざまな理由をつけて応じません。

一言、「ごめんなさい、タイプじゃないの」と言ってあげれば済むのに、です。

 

時には、とても人のよい、妻思いの男性と結ばれるマーターもいます。

そんな彼は、妻に喜んでもらおうと懸命に努力しても、なかなかうまくいくことがありません。

 

彼女がどうして欲しいのか、いつもあれこれ思いを巡らし、やがて、疲れた夫もフラストレーションが溜まって、怒りっぽくなります。

セックスも同じで、やはり、どうしていいか分かりません。

第一、何もかも喜びを見出せないマーターが、セックスから歓びを得られるわけがありません。

年配のマーターなどは、セックスを“義務”のように捉えています。

 

また、妻がマーターだと、夫婦ゲンカも思うに任せません。

マーターは、こまごまとしたことには口うるさいですが、けっして自己主張をしないため、ケンカの相手になりにくいのです。

それに、何かにつけてすぐメソメソし、涙を最大限に活用して、相手を黙らせてしまうのです。

 

それでも、大方のマーターの夫は、別れようとしません。

これは、受動的だからということもありますが、支配する喜びをひそかに楽しんでいるからでもあります。

彼らは、家庭の重苦しい雰囲気から逃げ出そうと、外で仕事に専念するか、できるだけ自分1人の関心事に埋没しようとします。

 

子供に対しては、情愛深いマーターですが、夫や、他の人々に対しては、冷たく、愛情の薄い面があります。

例えば、友達に対しても、いつも向こうから電話をもらうだけで、自分からは決してしません。

こうしてマーターは、少しずつ友人を失っていきます。

 

時には、去っていく夫もいるでしょう。

人生半ばにして夫が転機に差しかかった時、結婚生活が破綻することが多くあります。

夫は、「オレは残りの人生を、こんな風に生きていっていいのか?」とつぶやいて去ってくのです。

 

マーターやその友達からは、「何て、ひどい男!」と思われるでしょう。

マーターはそれまで多くのことに耐えて、夫の人生に協力し、美しい家庭や子供を与えてきたのですから。

【あなたの仕事・人間関係】
働き者だが評価はいまひとつ

かつてのマーターは、家族のためにだけ犠牲になっていましたが、現代のマーターは、仕事をしていることが多い分、さらに、多くの苦しみを負っていると言えます。

キャリア・マーターは、机の上にどんなに仕事が山積みしていようが、不平を言いません。お昼も抜いて、夜遅くまで残業します。

自分が働き者だという印象をみんなに植えつけたところで、「ぜんぜん構わないの」とにっこり微笑んで見せるのが、マーター。

 

ところが、このようなマーターは、家庭にいるマーターと全く同じように、内心、感謝されていないことを不幸と感じています。

キャリア・マーターは、はっきり言って、仕事で成功することはまずありません。

マーターは、何かと自分の中に閉じこもりがちですが、ビジネスの世界では、もっと積極性を持って、自己主張をしなくては通用しません。

同僚や上司は、いろいろと彼女に頼っておきながら、いざ、勤務評定の時となると、彼女の存在などコロッと忘れてしまうのです。

 

家庭を持ち、子供もいるキャリア・マーターは、職場でも家庭でも、息つく暇もありません。

そして彼女なりに、現代らしく力強く生きている女性だと自賛しているのですが、周囲の人々は、そん中の彼女を“気の毒”に思っています。

「あんなに働かなくちゃならないなんて……」と。

彼女は、息も絶え絶えで、夫にも罪悪感を抱かせようとしています。

それでも、キャリア・マーターの多くは、夫に助けを求めようとしません。

彼女は、夫のほうから自発的に手伝いを申し出てくれるのを待っているのです。

 

しかし、母親が家事万端をやっていた家庭に育った男性に、自発的に手伝う気持ちを起こさせるには無理があるというもの。

「仕事」と「家庭」の両方を抱えたマーターは、あるところまでいって、クタクタに疲れ切り、溜め込んだストレスを、自分では解消できなくなります。

そして、助けを求めに、カウンセラーや占い師の元へ飛び込んで、ようやく自分を取り戻すことになります。

 

今後、世の中に、働く女性が増えれば増えるほど、このようなマータータイプは、少なくなっていくでしょう。

労働市場に出た女性たちは、キャリア・マーターでは、職場で力となり得ないことも学ぶに違いありません。

マーターは、もともと、たくましさを内に秘めています。

ただ、今まで、その捌け口が、家庭以外になかっただけなのです。

【母親になると】
家族は2つに分裂しがち

自分のためには何一つ要求しないマーターですが、育児については存外、夫に手伝って欲しいと主張します。

そこには、自分が育児でどれだけ苦労しているか、夫にも味わわせようという魂胆があります。

そのため、もし、父親が子供たちと楽しそうに過ごしているのを見ると、がっかりします。

 

マーターの子供達は、母親に対して反抗的で、ののしったりすることもあるでしょう。

それは、子供達が、非常に抑圧されているからです。

ですが、ののしったり叫んだりしたケンカの挙句、子供達は、深い罪悪感を抱かされることになります。

結局、母親と仲違いするのは得策ではない、と悟るのです。

 

また、マーターの家族は、「彼女の味方になる者」と「反抗する者」とに2分してしまうことがよくあります。

当の家族は、それは自分たちが違ったタイプの人間で、互いに共通点を持たないからだと思いがちですが、実は、その根本原因は、母親にあります。

彼女を軸として、「彼女に従属する者」「彼女に反抗する者」に分かれて、疎遠になってしまうのです。

 

マーターのは、母親そっくりのマーターになるか、あるいは少なくとも何らかのマーターらしき属性を身につけて成長するでしょう。

一方、息子は、女性との関係は、全て母親との関係と似たり寄ったりだろうと思っています。

そして、1度女性と付き合い出せば、結局、母親の時と同じように、相手の“もの言わぬ要求”に、あれこれ気を揉むことになります。

必然的に、自分は女性に支配されていると感じ、また、相手の女性は、実際は全然そうではないのに、要求がましいと思われることになります。

【あなたの隠れた心理】
耐える姿で相手を責める 

マーターは、一見、料理に忙しく、朝昼晩と美味しいものを家族に食べさせてくれるよくできた主婦ですが、彼女は、けっしてみんなと一緒に食卓につくことはありません。

家族が食事している間も、せっせとたち働き、みんながテレビの前に移動した後、一人でひっそりと、残り物で食事を取るのです。

マーターのこの“自己酷使”は、言ってみれば、実は、遠隔操作なのです。

 

自分が傷ついても、決して怒りはしません。叫んだり、怒鳴ったりもしません。

ただ、マーターは、じっと沈黙したり、まるで相手がその場にいないかのような遠い目つきをしたり、わざと聞こえるようにして一人ですすり泣いたりと、静かに相手を責めさいなむのです。

自分を犠牲にして苦しむのは、愛を勝ち取ろうとするマーターの定番のやり口です。

 

そんなマーカーになったのは、ほんの偶然からという女性もいます。

ちょっと苦しげな態度を見せると、たちまち自分の欲しいものが手に入ることに、1度味をしめて、いつまでもその手を使い続けるのです。

 

あるいは、母親の態度を見て、それにそっくりに育ったマーカーもいます。

自己犠牲や苦難を神聖なものとする信仰によって、そうなっている場合もあるでしょう。

 

しかし、どんなに自分を酷使しようと、彼女の苦しみが、誰からも感謝されないことはしょっちゅうです。

そんな時、マーカーは、怒りを爆発させ、病気だとか、死んでしまいそうだとか相手を脅し、罪の意識を掻き立てて、自分の望みを達しようとするでしょう。

【あなたがより幸せになるには】
暗く見えてはマイナス

もし、あなたが、自分はマーターではないかと思い、変わりたいと思うのなら、まず、自分が本当にしていることをはっきり見つめてみることです。

あなたのしていることは、相手に罪悪感を抱かせるほど、自分自身を苦しめています。

そして、自分の心が生み出している怒りで、身近な人に当たっているのです。

 

あなただけしか開けない引き出しの中に、小さな秘密のメモを入れておきましょう。

「私にも幸せになる権利がある。もうこれ以上、苦しむ必要はない」

と書いて、次に、1日に何かひとつでも、自分のためだけにやってみましょう。

 

同時に、何かひとつ、これまでやっていた家族のためにしてきたことを省略してみましょう。

例えば、朝起きないでいつまでもベッドに寝ているとか、暖かい美味しい朝食ではなく、出来合いのインスタント食品か何か置いておく、などといったことです。

そんなことをすると、家族はひどいショックを受けると思うでしょうが、案外気にしないものです。

 

それに、あなたの心に留まり続けている不満についても、気がつかなくてはなりません。

この不満が、知らず知らずのうちに、他の人が罪の意識を覚えるよう仕向けているのですから……。

 

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