「自分にプレゼントをくれない彼氏が、どうにも理解できない、いや、許せない……」という女性は、案外少なくないようです。
それは何も、貢いで欲しいというわけではなく、“一緒にいない時にも、自分のことを想ってくれていた証拠”としてのプレゼントを、その目で見てみたいのでしょう。
実は、男性を、女性にプレゼントを贈るよう仕向けるためには、ちょっとしたコツがあります。
というわけで、ここでは、
彼を何でも願いを叶える“打ち出の小槌(こづち)”にする方法
について解説します。
男性にチャンスを与えていましたか?
まず、大前提として、はっきり申しますが、
男性というのは、どんな男性であっても、基本的に、
女性を喜ばせることに幸せを感じる生き物
です。
それなのに、なぜ、プレゼントをくれない男性が存在するのでしょう?
それは、あなたが、自分の欲求を口に出さないからです。
多くの女性は、自分の欲求を口に出すことは、“みっともない”ことだと思っています。
しかし、自分の欲求や希望を口に出すことは、とても大切なことです。
「生きていく」ということは、「何かを求める」ということです。
何かを求めるからこそ、人は、気力が湧き、人生を充実させていくことができます。
自分をしっかり見つめ、
自分が何を欲しているのかを知り、
そしてそれを表現することは、すなわち、
自分に正直になること
です。
と同時に、それだけ、
「自分はそれを手に入れる権利がある!」
と信じているわけですから、すなわち、
自分を愛している(高い自尊心を持っている)
ということでもあります。
自分に正直で、自尊心の高い人は、
文句なしに、魅力的な人です。
自分の希望を口に出すのはみっともないという考えを捨てて、ぜひ、
という意識に切り替えてください。
そうすれば、それが、男性に、
“あなたにプレゼントを贈るチャンス”
を与えることになるのです。
……自分は魅力的になる上、プレゼントまで貰えるので、もう、いいこと尽くめってわけです。
彼に自分の希望を伝える際は、ちょっとだけ工夫しよう!
ですが、ただ、伝えればいいってわけでもありません。
次のような伝え方は、ダメな伝え方です。
【ダメな伝え方】
❌ 長々と説明する
例えば、あなたは、新しいバッグが欲しいとします。
そんな時に、
新しいバッグが欲しいの!
最後に何か新しいものを買ったのは、3年前よ。
それに、先月だってクーポン券を使ったりして、家計をだいぶ節約したのよ!
というように、長々と説明してはいけません。
こんな言い方だと、彼には、
私には新しいバッグを買う資格なんてないと思ってるんでしょ!
でも、あなたは間違ってるってことを教えてあげるわ!
というふうに、非常に弁解めいて聞こえます。
そのため、彼は反射的に、守りに入り、悪くすると、関心さえ無くしてしまうでしょう。
❌ べき論で語る
例えば、あなたは、夏の旅行で北海道に行きたいと思っているとします。
そんな時に、
という言い方をするのはよくありません。
「え?何で? 普通の言い方なのに」と思う人もいるでしょうが、これは、同意を求める言い方です。
彼が同意してこなかったら、おそらく、「北海道にはこんなよさがあって、こんないいところがあって、うんたらかんたら……」というような、反論材料を用意していることでしょう。
つまり、同意を求めるような言い方は、結局は、
と言っているも同然なのです。
男は、女の口からこうした“べき論”を聞くと、「自分をコントロールしようとしてきている」と感じます。
そして途端に、やる気と関心を失ってしまいます……。
❌ 疑問形で頼む
また、❷と似ているのですが、
という言い方も、実はNGです。
同意を求めているということもありますが、疑問形ではダメなのです。
もそうですが、このような疑問形では、“断る余地”を与えてしまいます。
あなたの願いを、叶えようかどうしようか、もっと言えば、あなたのその価値があるかどうかを、いちいち考えてしまうのです。
(変に自己主張しようとし、たとえお安い御用のことでも、あえて断ってくることだってあるでしょう。)
❌ 要求する
さらに言えば、
という言い方もNGです。
なぜか? このような言い方は、要求だからです。
彼は、まるでパートナーからではなく、母親など(上の者)から指示を受けたように感じて、反発してしまう可能性が高いでしょう。
【よい伝え方】
こうして、ダメな伝え方を4通りも見てくると、
自分の希望の伝え方って、何だかものすご〜く難しいような気がしてきませんか?
でも、そんなことはありません。
なぜなら、一切小細工をしないことこそが、一番いい伝え方だからです。
あなたが彼に自分の希望を伝える際のよい方法は、こうです。
⭕️ 望んでいる結果だけをシンプルに言う!
もし、あなたが、もっと広い部屋に住みたいと思っているなら、
ごくシンプルに、
と言えばいいのです。
この部屋はああでこうで、といった理屈や文句を加えず、
広い部屋だとこんなメリットがある、という主張も加えず、
あなたもそのほうがいいでしょ?と同意も求めず、
どうしてあなたもそう思わないの?と要求もせず、
もっと言えば、
「そのためには、もっと稼ぎが必要ね」
などと、そこまでの道筋を説明する必要もありません。
ただ、彼には、最終結果だけを伝えればいいのです。
そうすると、彼は最善を尽くして、それを手に入れてくれます。
と、ただ、言うだけ。
彼をコントロールしようとするとよくないわけですから、いっそ、独り言のように、中空に向かって言ったほうがいいでしょう。
そうすると、彼は、
よーし、じゃあ、喜ばせちゃおっかな……
という具合に、自発的に、あなたを喜ばせようとしてくるでしょう。
もし、言い切りが難しい場合には……
どうしても、シンプルに言い切ることが難しい、中空に向かっていう感じが馴染まない、という場合には、
というような言い方をするといいでしょう。
これは、彼に、より分かりやすいヒントを与えることになります。
さきほどは、
↓
「……ということは、それを入手させてあげると喜ぶんだろうなぁ」
↓
「よーし、じゃあ、喜ばせちゃおっかな」
という感じでしたが、今度は、
↓
「オレが◯◯を持ってきてあげたら、彼女を助けることができるのか……」
↓
「よーし、じゃあ、助けて喜ばせちゃおっかな」
というように、ちょっとだけ親切になるわけです。
いずれにしても、
欲しい理由とか、手に入れるとどうなるかなどということは、言う必要はありません。
断る余地を与えたりとか、そうならないと怒っちゃうわよと脅しをかけたりする必要も、もちろんありません。
彼に“最終結果(最終目的地)”だけをしっかり伝えて、
あとは彼に任せ、
“自発的に”その気にさせるようにしましょう。
(言うなれば、「自動運転の車」に乗るようなイメージです。)
男性とは大衆居酒屋である
このテクニックさえものにしたら、
あなたはもう、打ち出の小槌を手に入れたようなものです。
という悩みを抱いている時、女性はそんな彼に対し、
「なんてケチなのかしら?」、
「なんて思いやりのない人なのかしら?」
と思いがちです。
しかし、それは、
あなたが自分の欲求を口に出して伝えないから
です。
この際、彼のことは、
高級レストランではなく、大衆居酒屋だと思いましょう。
ではなく、
忙しそうな店員をしっかりつかまえて、自分の食べたいもの(欲しいもの)をハッキリと注文してください。
(あくまでもシンプルに。彼の自発性を刺激するように。)
あなたが、
「どうして、私の気持ちを察してくれないのかしら?」
とイライラしていると、それは必ずあなたの態度にあらわれ、
彼は内心、
「何だ、この“圧”は……?」
と感じ、あなたからの批判をかわすことだけに気を取られ、あなたを喜ばせてやろうという気持ちのゆとりが生まれません。
ぜひ、自分の欲求を口に出すことを覚え、打ち出の小槌を手に入れてください。
あなたの彼は、もしかしたら、
その店構えからは想像もできないような、極上の料理を出してくれる、大衆居酒屋の名店かも知れません……。
――でもやっぱりどうしても、彼の気持ちをくわしく知りたいという場合には、人の気持ちを透視して視ることのできる占い師さんの存在を頼りましょう。