
女性が、男性を見る時、
「彼には、何でも話せて、大事な存在だけど、どうしても“男して”見ることができない……」
ということがあります。
これは、
「結婚相手を探していて、他に好きな男性がいるわけではないんだけど、どうしても彼との結婚生活が想像できない……」
という場合には、深刻な悩みになってしまうでしょう。
実は、こうした問題は、あなたの接し方に原因があるのです。
というわけで、ここでは、
彼を男として見れない原因と、
彼を男らしくする言葉
について解説します。
あなたの中にある「恐れ」が、彼の男らしさを閉じ込めている!
という男性がいるならば、その男性との接し方をよ〜く振り返ってみてください。
彼は、あなたにとって、「都合のいい男」ではないですか?
……例えば、
彼と接する時、あなたは、
⚫︎頼まれてもいないのに、次から次とアドバイスをしたり、
⚫︎自分が彼の立場ならどうするかを説明して、彼がそれ通りにしてくれることを期待したり、
⚫︎明らかに反対していることを伝える時に、若干嘲笑した感じで、「それでいいの?」、「それやるの?」と聞いたり、
⚫︎何でも彼の代わりにしゃべって、そのまま決定をくだしたり、
⚫︎彼の言動を非難しないまでも、しっかり顔だけは非難の色を見せたり、
⚫︎彼が買ってきてくれたものに対して、喜びや感謝をほとんど表さなかったり、
⚫︎彼が運転している時に、下手・注意不足を指摘するかのように、大げさに驚いて見せたり……
こうした習慣は、あなたが彼を、
“コントロール”しようとしている
ことを示しています。
あなたにとって、彼は、
完全に私の思い通りにできる人よ。
そうでなきゃ、あんな人と付き合い持つ意味ないでしょ……
と、ここまでハッキリと自覚していなくても、上に挙げたような言動は、このようなあなたの心理を暗に示しています。
実は、
頭が良くて、先を読むことに敏感な女性ほど、「男性をコントロールしないと気が済まない」というような心理に陥ってしまう傾向があります。
そして、その心理の裏にあるのは、“恐れ”です。
という“恐れ”から、すべてを(彼を)コントロールしようと考えてしまうのです。
「彼を男として見れない」というのは、
当然、男としての物足りなさを感じているからでしょう。
しかし、それは、彼がいつも、あなたの批判から身を守ろうとしているからであって、彼は本当は、十分な男らしさを持っているのかも知れません。
したがって、
彼を男として見れないのは、あなた自身の接し方に問題があると言えます。
あなたが彼をコントロールしようとするのをやめない限り、彼の男らしさは、ずーっと陽の目を見ず、あなたもずーっと彼のことを男して見れないままでしょう。
……もちろん、彼はどうやったって、どこから見たって、本当の意味で、「男らしさ」に欠けた男なのかも知れません。
ですが、
その前にちょっと、彼に対する接し方を変えて、“実験”してみたってバチは当たりません。
では、その方法をお教えしましょう。
彼の男らしさを引き出す「とっておきの言葉」とは?
あなたはこれまで、自分が彼をコントロールしようとしている、なんていう自覚は、なかったはず。
さきほど挙げた、いくつかの言動も、あれらを意識してやめようったって、土台、無理な話です。
ですから、ここは一点突破を図りましょう。
そのカギは、彼を尊重することです。
実は、
彼とのコミュニケーションに、“この言葉”さえ取り入れれば、
あなたが彼を尊重しているという意思を表明できる、
とっておきの言葉があります。
それは、
という言葉です。
これは、まさに、コントロールしようという気持ちとは、真逆の言葉です。
確かに、彼が普段言うことは、考え不足で、あなたに言わせれば、それよりいい案はたくさんあるのかも知れません。
でも、口に出すことすら封じられてしまうと、評価することさえできません。
ですから、まずは、彼が安心して自分が考えていることを口に出せるような雰囲気づくりが大切です。
その雰囲気をつくる言葉が、「あなたがそう言うなら」なのです。
彼が、
と言ってきたら、たとえ、あなたは山へ行きたくても「あなたがそう言うなら……」と言い、
彼が、
と言ってきたら、たとえ、あなたは家で食べて節約したいと思っていても、「あなたがそう言うなら……」と言い、
彼が、
と言ってきたら、たとえ、心配でたまらなくても、「あなたがそう言うなら……」と言ってみるのです。
彼の言っていることが、最高の案と思わなくても、これを言うことによって、
彼の中に、
「2人は基本的に尊重し合っている間柄なんだ」
という認識を浸透させることができます。
そうすれば彼は、あなたに対する責任感から、より「男らしさ」を強めていくことでしょう。
(ここで言う「男らしさ」とは、頼もしさ、力強さのことです。)
「あなたがそう言うなら……」の他にも、
・「あなたの好きにして」
・「あなた次第よ」
・「あなたが決めて」
なども、同じように使うことができます。
当然、これは、あなたがこれまで彼との関係において握っていた“主導権”を手放してしまうことになりますが、それはあなたが思っているほど、危険なことではありません。
それよりも何よりも、
彼が男らしくなるために必要なことなのです。
折れるから大切にしてもらえる!
「彼を男として見れない」というあなたは、
これまで、彼の男らしさを、ある意味、“封じ込めて”きたため、彼と衝突することはほとんどなかったでしょう。
そんなあなたは、今後、「あなたが言うなら……」を多用し、彼の男らしさを引き出すとなると、
と心配することでしょう。
これに関しては、ハッキリ言えます。
衝突は避け、あなたが折れるべきです。
これは何も、女性は男性に主導権を譲るべきだと、主張しているではありません。
むしろ、逆です。
と考えましょう。
(あるいは、「自動運転の車に乗ること」と例えてもいいかも知れません。)
彼の力と責任感を存分に引き出して、あなたは、のんびりとリラックスしていればいいのです。
あなたが、彼を思い通りに支配しようとするのをやめ、尊重すればするほど、彼はより、あなたの喜びに気を配るようになります。
早い話が、
と、半ば勝手に考えてくれるのです。
それが言わば、“男の本能”というものです。
ですから、そのためには、
彼との衝突を避け、なるべく、あなたのほうから折れること。
そうやって、彼の「男らしさ」を目覚めさせれば、目覚めさせるほど、あなたが、より楽になり、より幸せになるのです。
でも、折れてはいけないこともある
これは別に、「何から何まで折れてしまいましょう!」と言っているわけではありません。
あなたが、けっして折れてはいけない時もあります。
それは、
彼があなたの精神的、肉体的幸福を犠牲にすることを要求してきた時
です。
あなたが、やりたくないこと、気が進まないことに対して、彼が無理強いしてきたら、その時は、きっぱりと、「それはできない」と拒否しましょう。
折れたほうが、あらゆる面で得をすると言っても、
という時には拒否しなくては、とても尊重し合っている間柄とは言えません。
ですが、逆に言えば、
苦痛でなかったら応じたほうがいいのです。
海に行っても、山に行っても、それなりに楽しいことはあるものです。
家でご飯を食べても、外でご飯を食べても、楽しむことはできます。
彼が仕事を変えたら、今よりもっといい環境になる可能性もあります。
あなたにとって、苦痛とまで言える選択でなければ、
彼の選択がよりうまくいくように、彼の責任感を刺激し、彼の力を増大させてあげましょう。
……最後に、
ちょっと補足しておきますと、
もし、あなたがここに書かれていることに納得されたとしても、
と、彼に向かって宣言する必要はありません。
人は、その人の言葉ではなく、行動で判断されるものです。
単に口だけで、それに行動が伴わなかったら、一番感じ悪いし、一番かっこ悪いです。
何はともあれ、まず先に、“実践”してみてください。
――どうしても個別でアドバイスをもらいたいという場合には、あなたの運勢を花開かせてくれる占い師さんの存在を頼りましょう。