
悩みというのは、
「どうしていいか分からない状態のこと」
です。
なぜ、“分からない”と考えるのかというと、
「この世のどこかに正解があるからだ」
と思い込んでいるからです。
……果たして、人生の選択肢に正解はあるのでしょうか?
ここでは、
悩みの「構造」と「原因」
そして、
『占い』が悩み脱出の糸口になる理由
について解説します。
目次
あなたは本当は“正解”を知っている!
あなたの不安や悩みは、「分からない」ことではないでしょうか?
・彼の気持ちが分からない……
・自分の気持ちが分からない……
・今やっていることをこのまま続けていいか分からない……
・今後、自分がどうしたらいいのか分からない……
これらは、もっと突っ込んで言うと、
ということです。
ちょっと立ち止まってみると、この“前提”が間違っているような気がしてきませんか?
もし、どこにも正解などないとしたら……?
とは言え、他の誰かから、
と言われても、悩みが吹き飛んでしまうはずがありませんね。
なぜか?
と、あなたのほうで反発する心があるからです。
少しややこしい話ですが、よ〜く考えてみてください。
↓
「いや、正解はある!」
となるのは、
実は、あなた自身が正解を知っているからです。
つまり、
悩みの構造とは、このようになっています。
これは、もっとシンプルに言えば、
自分の下す決断に自信が持てないということです。
そうすると、
悩みの究極の原因は、自分が好きでないこと
なのだということが、浮かび上がってきます。
要するに、
ということです。
(「自分が好きでない」というのは、「自分を信頼していない」、「自信がない」というのと同義です。)
しらを切るあなたでも、こうすれば“正解”はあぶり出せる!
中には、
という人もいるかも知れません。
しかしこれは、自分と向き合っていないから、そのように感じているだけです。
自分自身に対して、しらを切っているのです。
そういう人には、簡単に自分と向き合い、正解をあぶり出すためのとっておきの方法があります。
それは、自分自身に対して、
と、自問してみるのです。
こうすると、不思議と、ほとんどの場合、あなたの本心が正解と指差す「正解」が、引き出せるものです。
(これは、とても重要なテクニックですので、ぜひ覚えておいてください。)
……さて、こうして、
「正解」も見えてきたけれど、自分の下す決断に自信が持てないから(=自分が好きでないから)、
あなたは、いつまでも「分からない」を引きずってしまうわけですが、
そんなあなたには、いったい“何”が必要なのでしょうか……?
自尊心を高めれば、悩みは消える?!
自分が好きでないことを少しだけ専門的な言い方をすると、
「自尊心」が低いと言います。
要するに、
悩みから脱出するためには、「自尊心」が必要なわけです。
ちなみにこれは、似た言葉である「プライド」とは少し意味が違います。
⚫︎「自尊心」=私はできる!(未来に対する自信)
⚫︎「プライド」=私はすでに成し遂げた!(過去に対する自信)
当然、過去は変えられませんから、あなたが悩みを脱出するために必要なのは、「自尊心」のほうです。
(プライドがあれば、自尊心も高くなりそうですが、実際、空虚なプライドを持っている人も多いです。)
自尊心が高いから、(自分のことが好きだから)、そんな自分が下した決断によって手に入る未来なら、受け入れられる!
ということですね。
念のために、もう一度まとめておきます。
↓
自尊心を高めれば(自分を好きになれば)、自分の決断によって手に入る未来を受け入れられる!
↓
晴れて、悩みから脱出!
自尊心の高め方
さて、いよいよ核心に迫ってきました。
人の悩みは千差万別、いろいろありますが、結局はどれも、
自尊心をどのようにして高めればいいのか?
というところに帰結します。
では、自尊心を高めるために、具体的にどうしたらいいのでしょう?
自尊心を高めるための「き・く・あ」!
自尊心とは、他人との比較や、競争の結果から、作り出されるものではありません。
もし、比較や競争で優位になった者だけが自尊心を持つことができるとしたら、ほんの一部の人しか手にすることができません。
むしろ、
自尊心を高めるためには、
比較や競争の土俵から、思い切って降りてしまうこと
です。
・くらべない(く)
・あらそわない(あ)
このように、「き・く・あ」として、心に留めておいてください。
ちなみに、
比較や競争で勝ったとしても、そこで手に入るものは、「横柄」とか「高慢」とか「自己の過大評価」であって、自尊心とは、ほど遠いものです……。
自尊心を高めるために、他人に丁寧に接する!
自尊心を高めるためのちょっとしたテクニックとして、もうひとつ紹介すると、それは、
他人に対して丁寧に接すること
です。
丁寧に接するということは、相手に対して、「あなたを尊重していますよ」という合図です。
同時に、他人に対する接し方は、「自分自身に対する接し方の投影」でもあります。
他人に対して丁寧に接していれば、自分自身に対しても丁寧に接するように、自尊心が高まってきます。
少し余談を挟みますと、
最近よく“マウンティング”という言葉が使われます。
あれは、サルやゴリラなどが、自分より下のポジションの者に対して、自分の優位を示すために取る行動に由来しています。
(相手に乗りかかるからマウンティングと言うのです。)
「他人に対して丁寧に接する」というのは、この「マウンティング」とは、真逆です。
両方の構造を見てみましょう。
↓
他人に対して、丁寧に接する
↓
いっそう自分が好きになり、自尊心が高まる
↓
他人に対して乱暴に接する
↓
自分に自信がない、自尊心が低いことが顕在化してしまう
「考え方」がその人の「行動」として現れる部分もありますが、この2つは表裏一体です。
「行動」を変えれば、「考え方」も変わってきます。
つまり、
他人に対して丁寧に接していれば、自分が好きになり、自尊心が高まってきます。
そして、そんな自分の決断によって手に入る未来なら、スッと受け入れられるわけですから、晴れて、悩みから脱出できるというわけです。
『占い』が悩み脱出の糸口になりやすい理由
ここまでの説明で、いかがでしょうか?
という人もいれば、
と唸り続けている人も、多いのではないでしょうか?
脱出のために乗り越えるべき“壁”は、けっして高くはないのです。
でも、その壁を乗り越えるのは、そう簡単ではないのです。
(私もじゅうぶん分かっています。)
……そこで、オススメしたいのが、『占い』です。
自分の置かれている状況を整理して他人に話すだけで、心が晴れる部分もあるのですが、
『占い』は、「心理カウンセリング」とは違い、占いの技術を持っているので、それを使って、あなたに何らかの“アドバイス”を進言してくれます。
(心理カウンセリングは、基本的に“聞く専門”です。「そうですか」、「よかったですね」、「それは大変ですね」に終始します。)
その“アドバイス”が、あなたが“壁”を乗り越えるための「きっかけ」となるのです。
ここで、けっして勘違いして欲しくないのは、
『占い』は、あなたの過去や未来を、ズバズバ当てるから、役に立つのではなく、
あなたの本心を浮き彫りにして、あなた自身の考える“正解”の道へ進むことを後押しするために役に立つ
のです。
自尊心が高まり切れていないあなたにとっては、
自分の本心と違うアドバイスであっても、
自分の本心通りのアドバイスであっても、
どっちにしても、心に波紋が生まれるでしょう。
この波紋が大事なのです。
(波紋の中身は、不安、怒り、葛藤、コンプレックス、トラウマなどです。)
自分の心に従って生きるということは、他人から何も学ばないということではありません。
他人のアイデアやアドバイスであっても、それを独自の判断のもとに受け入れて、自分の活動に生かしていくならば、じゅうぶんに自分の心に従っていることになります。
あなたの人生の主人公はあなた!
……ちょっとややこしい説明が続きましたが、自尊心を高めるというのは、ごくシンプルなことです。
それは、
私の人生の主人公は、誰でもない私!
だから、もっと自分らしく、自分のために、自由に生きていいんだ!
と、正面切って信じることです。
ぜひ、その「きっかけ」として、『占い』を活用してみてください。
もちろん、「気休め」としても役に立ちますが、それを「きっかけ」にできるかどうかは、あなた次第です。