恋愛や結婚の相手を選ぶ際、「愛を選ぶか、お金を選ぶか?」というのは、いつも焦点になります。
これは難しい問題のようですが、実は、いくつかの“原則”さえ知っていれば、何も難しいことはありません。
ここでは、
最高の結婚相手とはどんな相手なのか?
について解説します。
相手の「心」のチェックポイント【9項目】
原則さえ知っていれば、相手選びに迷うことはないと申しましたが、人間だって動物です。
“本能”が惹かれる部分もあります。
例えば、顔が整っているとか、身長が高いなど、相手の見栄えがよかったら、
と、本能が直感することもあるでしょう。
また、相手が経済的に裕福だったら、
と、本能が直感しても不思議ではありません。
しかし、
人間は、動物とは比べ物にならないほど、高度な「心」の通い合いを持つ生き物です。
“本能”から離れて、きちんと相手の「心」にフォーカスすれば、
以下の9つのポイントで、相手をチェックすることができます。
最後の項目、「自分の人間的に成長を促してくれるか?」などは、言わば、究極のチェックポイントと言えるでしょう。
これを間違って解釈すると、
人間的に成長できるのなら、例えば、彼が暴力を振るってくるのを許すってのも、アリってこと?
と考える人だっているかも知れません。
しかし、それはあり得ません。
この9項目が表している最も大切なことは、
円満な関係を築くためには、
2人が平等でなければならない
ということです。
相手(他人)を「自分と同じくらい価値のある存在」だと思えるからこそ、尊重することができ、また、優しく接することができるのです。
「恋に恋している相手」は避けよう
上に挙げた9項目も、あなた自身が“冷静”でいなければ、きっと判断を誤ります。
恋に落ちると、人は気分が高揚して、ワクワクします。
ですので、その勢いに乗って、冷静さを失ってしまうと、
と、現実とまったく違った見方をしてしまう可能性もあるでしょう。
恋に落ちた時、必ず自覚しておきたいのは、
やがてその高揚感は、必ず冷める時が来る
ということです。
冷めた時に初めて、それぞれが「恋に何を求めていたか?」がハッキリ分かります。
高揚感が冷めた時、
『長期的な関係を築くことを真剣に考えていた人』は、
と確信します。
それに対して、『恋に恋していた人』は、
みたいなことを考えます。
これは、好きの度合いが少なかったから、とか、不誠実な性格だから、ということではありません。
こういう人は、どうしても、いるのです。
ですから、
このようないわゆる「恋愛中毒」の人を、あなた自身の“目利き”によって、避けなくてはなりません。
そのシンプルな見分け方としては、
相手の恋愛遍歴が多いか?少ないか?
ということです。
一般的に、
相手が今まで付き合ってきた恋人の数が、多ければ多いほど、
あなたもその1人になりやすい
です。
(“その他大勢の1人”となってしまうわけです。)
徹底的に冷静さを失っていると、
彼はこれまで、私くらい好きな人と出会わなかっただけよ!
と考え、彼のジンクスを自分の手によって破ることを期待してしまいます。
しかし現実には、そのジンクスを破れない可能性のほうが高いことを、肝に銘じておく必要があるでしょう。
うまくいくカップルの条件【6項目】
・冷静さを保つ自信がない
・目利きができる気もしない
という人は、自分も含めて「2人の関係」をチェックしてみましょう。
(恋に夢中になっていても、自分を客観視すると、新たに見えてくることは多いです。)
あなたと彼との関係が、現在、以下の6項目を満たしていれば、今後も2人の関係は、うまくいく可能性が高いでしょう。
①相手の目標を大切にしている。
②相手に誠意を尽くし、お互いが対等である。
③共通のルールに基づいて行動している。
④相手を尊敬し、信頼している。
⑤相手と一緒にいると、自分らしくいられる。
⑥同じ倫理観、同じ価値観を持っている。
さきほどと似通った項目もありますが、今度は、あなた自身のことも尋ねていますので、よりハッキリと回答できるのではないでしょうか?
最後の項目に、同じ倫理観、同じ価値観とありますが、これに加えて、
・同じ(似たような)経歴
・共通の趣味
といったものがあれば、よりいっそう、絆が深まるでしょう。
あなたが生きているのはあくまでも現実世界!
冒頭で、「愛を選ぶか、お金を選ぶか?」というテーマを掲げましたが、実際のところ、現実はそこまで単純ではありません。
極端な話、
「愛もお金も、どっちもある結婚生活」もあれば、
「愛もお金も、どっちもない結婚生活」もあるでしょう。
当たり前の話です。
そしてそれは、あなたの「決断」がすべてなのではありません。
愛を育てていくためには、「時間」も「努力」も必要です。
2人で長い時間を過ごしていけば、時には、嫌な思いをすることもあります。
私たちは大抵、恋愛や結婚をする前、それらに対して、いいイメージばかりを持っています。
なぜなら、自分の未来に対して、特段、悪いイメージを持つ必要もないですし、ドラマや映画、流行歌などで、いいイメージばかりが築き上げられているからです。
そのため、過酷な現実に直面し、立ち尽くしてしまうような場面に、何度も遭遇するでしょう。
愛に重点を置けば、より幸せになれるのか?
お金に重点を置けば、より幸せになれるのか?
……これは、永遠に答えは出ません。
なぜなら、どっちも必要だからです。
それが、現実です。
過酷な現実に直面するたびに、上で紹介した、
相手の「心」のチェックポイントと
うまくいくカップルの条件
に照らし合わせて、
“最高の結婚相手”を、自分の手でつくっていきましょう。
当然ながら、“水脈”のないところに、いくら井戸を掘ったって水は出ませんので、
と判断したら、潔く別れる決断も大事です。