長く続くカップルは倦怠期をこうやって防いでる!【原因と克服法】

男と女が、互いに惹かれ合い、次第に馴染んでいき、やがて、2人は、結婚あるいは同居することを決めます。

愛し合って、そうしたはずなのに、いつの間にか、少しずつお互いへの関心をなくしていく……これが倦怠期の始まりです。

こうした倦怠期は、なぜ起こり、どうやったら防ぐことができるのでしょうか?

ここでは、

倦怠期の始まる原因と、それを克服する方法

について解説します。




倦怠とは「飽き」ではなく「怒り」?!

一般的に、“倦怠(けんたい)”とは、

 

夫婦やカップルの間が、沈滞したムードになったり、性生活が積極的でなくなること

 

とされています。

 

ですから、“倦怠期(けんたいき)”とは、

 

夫婦およびカップルにとって、セックスが退屈になり始める(なっている)時期

 

と言うことができるでしょう。

しかし、

このように倦怠期を「ただセックスに飽きている状態」と片付けてしまっては、問題の本質が見えてきません。

→セックスの回数を数えるな!

 

相手との距離感にもよりますが、性的興味が、まったくなくなってしまうということはあり得ません。

「倦怠」というのは、性的興味うんぬんよりも、

無意識の強い敵意”がある時に生まれます。

 

精神科医 オットー・ケルンベルクは、次のように言っています。

 

自分が、相手に対して、とても怒っていたり、がっかりしていることを認めようとしない時、倦怠は始まります。

 

「倦怠」というのは、認めようとしない、あるいは、おおっぴらに表現しない感情を、隠すための行為なのです。

 

つまり、相手に対して、

「何か、腹立つなぁ〜」

「すっかり幻滅しちゃったよ」

という気持ちを持ちつつも、その気持ちに向き合うことから逃げているのですね。

 

したがって、

「倦怠および倦怠期」とは、相手に対する怒りや幻滅を隠している状態のことであって、セックスに飽きたのではない。

 

……まず、ここをしっかり押さえておきましょう。

→素敵な男女関係を築く14カ条

倦怠期の原因は“ロマンス”不足!

“倦怠期”と言われる時期にある男女のそれぞれの言い分は、このような感じです。

 

まずは、女性から。

 

以前は、私を褒めてくれたの。

しょっちゅう、かわいいと言ってくれたし、プレゼントで驚かせてくれたし、思いがけない時にキスもしてくれたし、すべてが、とてもロマンチックだった。

でも、今の彼ときたら、私に触れるのは、セックスしたい時だけ。

それじゃあ、燃えるはずがないでしょう……。

 

男性はこんな感じ。

 

妻は、子どものことで手一杯で、僕なんかどうでもいいんだ。

以前は、僕のためにオシャレをしてくれてたのに、今の彼女ときたら、出かける時以外、化粧もしやしない。

疲れて仕事から帰っても、気が付いてもらえないくらい、まったく注目されてないよ……。

 

こんな風に感じてしまうのは、

男性も、女性も、生活にもっと“ロマンス”を求めているからです。

→男にも女にもエッチな妄想は必要!

 

2人は、まだ一緒に暮らすようになる前の、楽しかった日々を忘れておらず、その記憶が残っているだけに、現在との“ギャップ”に、がっかりしてしまっているのです。

 

あのロマンチックな日々は、どこへ消えてしまったの?!

 

と。

 

そして当然、こんな状態では、パートナーに対しての性的興味を失い、セックスは面倒くさく感じてしまうことすらあるでしょう。

セックス・セラピストのハーベイ・キャプラン博士は、こうしたロマンスが消えてしまう原因について、こう説明しています。

 

いったん結婚してしまうと、「もう私のものになったのだから、あなたを手に入れようと頑張る必要はないわ!」とか、「これで君は、永遠に僕のものだ!」と、思ってしまいます。


妻も夫も、相手の存在を“当たり前”のものと思うようになるのです。

 

この当たり前という気持ちが、致命的なのです。

 

以上を踏まえ、

倦怠期が始まる流れをまとめると、こうなります。

 

相手の存在を当たり前と思う
⬇︎
ロマンスがなくなる
⬇︎
相手に怒り・がっかりが生まれる
⬇︎
倦怠期が始まる!(セックスも面倒に感じる)
要するに、

倦怠期の始まる根本的な理由は、

「相手の存在を、当たり前のものと思ってしまうこと」

にあるわけです。

 

……そうすると、これを防ぐ方法も、何となく見えてきませんか?

→復縁のコツはほったらかしにすること?!

2人の間のロマンスを維持するには?

では、夫婦の間に、ロマンスを取り戻すには、どうしたらいいのでしょうか?

 

具体的には、以下の3点に集約されます。

①恋愛時代のように相手に接する!

もし、胸のときめきを感じ続けたいなら、毎日、相手を自分のものにしようと努力しなくてはいけません。

車を走らせ続けるためには、常に注意を払い、整備を怠らないようにしなくてはなりませんが、人間の場合も同じです。

いつも、パートナーに注意を払い、永遠に“恋人”であり続けることが大切です。

②意識的に褒める!

心からの褒め言葉は、とても効き目があります。

パートナーのどういうところが好きかを考え、それを伝えるのです。

夫の大きくて力強い手、目を細めた時の顔を見るとドキドキすると、素直に伝えるのです。

妻の着ている服がよく似合っているとか、セクシーだとか褒めてあげるのです。

→男は消防士と思え!

③感謝する!

夫が一生懸命働いてくれるおかげで、家族が暮らしていけると感謝しましょう。

妻が働いていたら、彼女の収入に感謝しましょう。

また、パートナーが子供をとても上手に育てていることを感謝しましょう。

そのように、あなたが感謝していることを、きちんと言葉で伝えるのです。

→男が好きと言ってくれない理由

――これら3つのことは、恋愛時代が過ぎてしまうと忘れてしまいがちです。

でも、それこそが、ロマンスを生かし続ける秘訣なのです。

 

例えば、

セックスと関係なく、昼間でも相手を抱きしめてみましょう。

子供を親戚にでも預け、2人でムードのある食事をしたり、結婚前のように遠出をしてみるのもいいでしょう。

 

そうやって、もう一度、「自分たちは恋人同士だ」と思ってみるのです。

→彼と一緒に人として成長するための心構え

“正直なコミュニケーション”から始めよう!

もし、こういったことへのハードルが高いのであれば、まずは、“準備”から始めてみましょう。

 

それは、

⚫︎自分の気持ちを、相手に伝えること
⚫︎相手の気持ちを、心から聞くこと

から始まります。

夫婦の間にロマンスを取り戻すには、どちらか片方だけが頑張るのではなく、2人で協力しなくてはなりません。

 

2人が同じ目的を持ち、

“正直に”コミュニケーションができるようになれば、

ロマンスを取り戻すことは、そう難しいことではないでしょう。

 

何せ、一度は結ばれた2人なのですから……。

→派手な結婚式を挙げた人ほど離婚する?!

せっかくの春なのに、暗い顔は似合いません

 

まさか、部屋にいながら、
ほんの30分程度で、
心のモヤモヤが吹き飛んでしまうなんて。
迷ってた時間がもったいなかった。

 

 

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……なんてもう言わせません。

 

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