恋に“失敗”するのが失恋です。
ですが、そうした失敗から得るものは多くあります。
ここでは、
失恋をきっかけに自分を変える方法
をご紹介します。
目次
もう失恋しないために捨てるべき2つのもの
医療の世界には、『未病(みびょう)』という考え方があります。
これは、悪くなってから病気を治すのではなく、病気にならないようにすることも医療の役割である、という考え方です。
恋だって、これとまったく同じです。
失恋してからその悲しみを癒す方法を考えるのではなく、そもそも失恋をしないほうがいいのです。
そのためには、
あなたがこのたび失恋してしまった「原因」にしっかりと手を打ち、
次の失恋を“再発防止”しなくてはなりません。
もし、あなたが、今わりと冷静を保てているのなら、これはさほど難しいことではないでしょう。
もうあなたは、ほとんど気付いているのです。
あなたのこれまで続けてきた考え方や行動が、負の連鎖を起こしてきたことに……。
なれば、それらを捨て去らなければなりません。
もう失恋をしないためにあなたが捨てるべきものは、以下の2つです。
①「自分は男運が悪い」という思い込みを捨てる!
これまであなたは、たとえ、はっきりと言葉に出したことがなくても、
「自分は男運が悪い(よくない)」
とずーっと思い込んできませんでしたか?
どんな男性と出会っても、
と思っていては、相手のよくない部分しか、目に止まりません。
これは一口に、「ネガティブ思考」であると、「慎重」であるとか、「傷つかないように自分を守っている」とか、そんな生やさしい感覚で捉えてはいけません。
あなた自身が、
と思い込んでいるから、出会う男性が皆、“大したことない”存在に思えてしまうのです。
人は皆、自分の“自尊心”のレベルに合った相手を引き寄せます。
失恋の負の連鎖を断ち切るためには、
金輪際、「自分は男運が悪い」という思い込みを、きれいさっぱり捨ててしまいましょう。
そして今後は、
と思うことです。
②これまで身を置いていた環境を捨てる!
出会いは、あなたが行った先にあります。
これまでと同じような場所に足を運んでいては、同じような人としか出会えません。
例えば、
・毎週ここでこの人たちと集まる
・月に1回はこの人たちと会う
・半年ごと年に1回はこの人たちと会う
といったような確立したルーチン(習慣)ができていませんか?
そこへ足を運び、何かが上達していくとか、何らかの知識が深まるのなら話は別ですが、
ほとんど生産性のない集まりであれば、そのようなルーチンは見直してみてもいいでしょう。
“自尊心”と同じように、周囲の人たちのレベルが変わらなければ、新しい恋人を探す時も、それまでと同じレベルの人たちの中から選ぶことになります。
自分を変えたいなら、付き合う人を変えてみましょう。
何もこれまでの友人、知人をさっぱり切り捨てる必要はありません。
まずは、これまでのルーチンを少し崩してみることから始めてみましょう。
もう失恋をしないためにすべき3つの決意
捨てるべきものを捨て去ったら、そこに新しい決意を加えましょう。
もう2度と失恋しないために、あなたは、以下の3つのことを決意すべきです。
①もうどんな暴力も受け入れない!
ここで言う「暴力」とは、
・肉体的な暴力
・言葉の暴力
の両方を指しています。
「言葉の暴力」とは、相手をののしったり、辛辣な批判をしたりすることです。
いずれの暴力にしても、相手に暴力を振るう人は、自尊心が乏しくて、強い劣等感を持っています。
そのため、自分より弱い人に怒りをぶちまけます。
そして、それらの暴力は、相手の心と体に深い傷跡を残します。
どのような種類の暴力であれ、
・それを受け入れてはいけないし、
・それを振るってもいいような人など、この世にはいない
ということを、よく覚えておきましょう。
②もう無用な手助けはしない!
相手が、感情的な問題や、経済的な問題を抱えていると知った時、
と、変に張り切ってしまう人がいます。
これは多くの場合、遅かれ早かれ、いくら努力しても問題を解決できそうにないことに気付くでしょう。
その問題に対し、あなたがどれほど真剣になったとしても、相手も同じように真剣にならない限り、根本的な解決は無理です。
もし、好きになった人(なりそうな人)が何らかの問題を抱えていると知ったら、張り切る前に、
この人は、自力でこの問題を解決できないのかな?
それとも、本当は自力で解決できるのに、その気がないだけなのかな?
ということを、よく考えてください。
前者なら、あなたに無償労働を期待している可能性がありますし、後者なら、全くもって問題外です。
つまり、どっちであれ、近づかないほうが得策です。
※「誰だって多少の問題は抱えているでしょ?」と思う人もいるかも知れませんが、ここでいう問題とは、あなたにとって問題と思う内容かどうか?の話です。
例えば、彼が借金していても、あなたが大金持ちなら、問題にはならないでしょう。
③もう現実から目を背けない!
かつて、『愛があればだいじょうぶ』という流行歌がありましたが、それは歌の中だけの話。
現実には、愛だけでは、充実した人生を送ることはできません。
人生において、パートナー同士が愛し合っていることは、確かに重要な要素です。
お互いに愛し合っていれば、2人の間に起こるさまざまな問題に対処しやすくなるでしょう。
しかし、日々の問題を乗り越えるだけの強固な関係を築くためには、確固たる経済基盤が欠かせません。
失恋はなりたかった自分になるチャンス!
残念ながら、人は、涙の数だけ強くなることはありません。
失恋の涙を何回も繰り返してしまうのは、“反省”と“向上”が足りないのです。
ですから、
失恋は、「悲劇」と考えるのではなく、
「なりたかった自分になる絶好のチャンス!」と考えましょう。
変わることができなかったら、また同じことを繰り返すだけです。
傷心や寂しさのあまり、すぐに次の恋を探そうとするのはやめましょう。
自分を見失った状態で新しい恋をしても、うまくいくはずがありません。
それよりも、
“彼がいたからこそ逆にできなかったこと”
に取り組んでみましょう。
何も遠くに足を運ばなくても、大金を払わなくても、よいのです。
ほんのちょっと、これまでの生活のルーチンを変えるだけで大丈夫。
そうすれば、きっとあなたが、これまで想像すらしたことがなかったような新しい世界が、目の前に広がるはずです。