
付き合いが長くなるほど誰にでも訪れる「倦怠期」。
でも、本当の原因を知っておけば、予防することはできます。
ここでは、
倦怠期の始まる原因と、それを克服する方法
について解説します。
目次
倦怠とは「飽き」ではなく「怒り」?!
一般的に、“倦怠(けんたい)”とは、
とされています。
ですから、“倦怠期(けんたいき)”とは、
と言うことができるでしょう。
しかし、このように倦怠期を「ただセックスに飽きている状態」と片付けてしまっては、問題の本質が見えてきません。
相手との距離感にもよりますが、性的興味が、まったくなくなってしまうということはあり得ません。
「倦怠」というのは、性的興味うんぬんよりも、“無意識の強い敵意”がある時に生まれます。
精神科医 オットー・ケルンベルクは、次のように言っています。
自分が、相手に対して、とても怒っていたり、がっかりしていることを認めようとしない時、倦怠は始まります。
「倦怠」というのは、認めようとしない、あるいは、おおっぴらに表現しない感情を、隠すための行為なのです。
つまり、相手に対して、
「何か、腹立つなぁ〜」、
「すっかり幻滅しちゃったよ」
という気持ちを持ちつつも、その気持ちに向き合うことから逃げているのですね。
したがって、
「倦怠および倦怠期」とは、相手に対する怒りや幻滅を隠している状態のことであって、セックスに飽きたのではない。
……まず、ここをしっかり押さえておきましょう。
倦怠期の原因は“ロマンス”不足!
“倦怠期”と言われる時期にある男女のそれぞれの言い分は、このような感じです。
まずは、女性から。
以前は、私を褒めてくれたの。
しょっちゅう、かわいいと言ってくれたし、プレゼントで驚かせてくれたし、思いがけない時にキスもしてくれたし、すべてが、とてもロマンチックだった。
でも、今の彼ときたら、私に触れるのは、セックスしたい時だけ。
それじゃあ、燃えるはずがないでしょう……。
男性はこんな感じ。
妻は、子どものことで手一杯で、僕なんかどうでもいいんだ。
以前は、僕のためにオシャレをしてくれてたのに、今の彼女ときたら、出かける時以外、化粧もしやしない。
疲れて仕事から帰っても、気が付いてもらえないくらい、まったく注目されてないよ……。
こんな風に感じてしまうのは、
男性も、女性も、生活にもっと“ロマンス”を求めているから
です。
2人は、まだ一緒に暮らすようになる前の、楽しかった日々を忘れておらず、その記憶が残っているだけに、現在との“ギャップ”に、がっかりしてしまっているのです。
と。
そして当然、こんな状態では、パートナーに対しての性的興味を失い、セックスは面倒くさく感じてしまうことすらあるでしょう。
セックス・セラピストのハーベイ・キャプラン博士は、こうしたロマンスが消えてしまう原因について、こう説明しています。
いったん結婚してしまうと、「もう私のものになったのだから、あなたを手に入れようと頑張る必要はないわ!」とか、「これで君は、永遠に僕のものだ!」と、思ってしまいます。
妻も夫も、相手の存在を“当たり前”のものと思うようになるのです。
この当たり前という気持ちが、致命的なのです。
以上を踏まえ、倦怠期が始まる流れをまとめると、こうなります。
相手の存在を当たり前と思う
⬇︎
ロマンスがなくなる
⬇︎
相手に怒り・がっかりが生まれる
⬇︎
倦怠期が始まる!(セックスも面倒に感じる)
「相手の存在を、当たり前のものと思ってしまうこと」
にあるわけです。
……そうすると、これを防ぐ方法も、何となく見えてきませんか?
1恋愛時代のように相手に接する!
もし、胸のときめきを感じ続けたいなら、毎日、相手を自分のものにしようと努力しなくてはいけません。
車を走らせ続けるためには、常に注意を払い、整備を怠らないようにしなくてはなりませんが、人間の場合も同じです。
いつも、パートナーに注意を払い、永遠に“恋人”であり続けることが大切です。
2意識的に褒める!
心からの褒め言葉は、とても効き目があります。
パートナーのどういうところが好きかを考え、それを伝えるのです。
夫の大きくて力強い手、目を細めた時の顔を見るとドキドキすると、素直に伝えるのです。
妻の着ている服がよく似合っているとか、セクシーだとか褒めてあげるのです。
3感謝する!
夫が一生懸命働いてくれるおかげで、家族が暮らしていけると感謝しましょう。
妻が働いていたら、彼女の収入に感謝しましょう。
また、パートナーが子供をとても上手に育てていることを感謝しましょう。
そのように、あなたが感謝していることを、きちんと言葉で伝えるのです。
――これら3つのことは、恋愛時代が過ぎてしまうと忘れてしまいがちです。
でも、それこそが、ロマンスを生かし続ける秘訣なのです。
たとえば、セックスと関係なく、昼間でも相手を抱きしめてみましょう。
子供を親戚にでも預け、2人でムードのある食事をしたり、結婚前のように遠出をしてみるのもいいでしょう。
そうやって、もう一度、「自分たちは恋人同士だ」と思ってみるのです。
“正直なコミュニケーション”から始めよう!
もし、こういったことへのハードルが高いのであれば、まずは、“準備”から始めてみましょう。
それは、
- 自分の気持ちを、相手に伝えること
- 相手の気持ちを、心から聞くこと
から始まります。
夫婦の間にロマンスを取り戻すには、どちらか片方だけが頑張るのではなく、2人で協力しなくてはなりません。
2人が同じ目的を持ち、“正直に”コミュニケーションができるようになれば、ロマンスを取り戻すことは、そう難しいことではないでしょう。
何せ、一度は結ばれた2人なのですから……。
小さな見直しが倦怠期を遠ざける!
倦怠期を防ぐには、まずは自分の愛情のクセを知り、 気持ちを整理しながら、必要なら誰かに相談してみることも大切です。
下のリンクから、できることを一つずつ試してみてください。
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