恋の始まりの時期に、「彼から連絡ないけど、脈なしってことかな……?」と思うことがあります。
安定期に入ったと思われるカップルであっても、「私がこのまま連絡を絶っても、彼は追ってこなそう……」と思うことがあります。
いずれも、煮えきらない彼の態度にヤキモキしているわけですが、こんな時の男性の心理はどうなっているのでしょうか?
ここでは、
追ってこない男の心理とその対処法
について解説します。
目次
あなたを追ってこない男の心理2タイプ
恋の始まりの時期であれ、安定した時期であれ、女性をヤキモキさせる男性心理には、以下の2タイプがあります。
① 理想追求型の男
理想の相手をいつまでも探し続け、終わりのない旅をしている男性は少なくありません。
このような男性は、けっして1人の女性に満足せず、終わりのない旅を続けていきます。
「どこかに自分にぴったりの女性がいるはずなんだ!」と信じて疑わない彼らは、2人の間に起きた些細な問題やありふれた問題に対しても、「彼女と自分が合わないから、こんなことが起きるんじゃないだろうか?」と考えがちです。
彼らはどのような関係にも「いい時」と「よくない時」があるのを知らないのです。
相手が不満を言ったり、反応が自分の望む通りでなかったりすると、とりあえず自分の意見は言うものの、あっさりとあきらめます。
実際のところ、彼らは、自分と彼女が、合うか・合わないかの結論をしっかり出せているわけではありません。
ただ、どう関係を深めていっていいか、問題をどう解決していいかが、分からないのです。
だから、自分から連絡をしてこないのです。
こうした彼らの深層心理を、あえて言葉にするならば、
オレはどうにかできるかどうかも分からない問題には、あえてこれ以上、首を突っ込まないんだ。
そもそも彼女が自分にぴったりの相手かどうか自信もないしね……。
という感じです。
と、同時に、
オレは、真に出会うべき理想の女性と、まだ出会ってないんじゃないだろうか……?
という不安が常につきまとっています。
そのため、もし、何となく相手女性との関係が切れてしまっても、大した感慨も持たないでしょう。
② 覚悟を決められない男
ここで言う覚悟とは、付き合う覚悟、そして結婚する覚悟です。
①のタイプと近いようで、ちょっと違います。
例えるなら、①の「理想追求型の男」は『回転寿司の皿すら取らないタイプ』でしたが、②のこの「覚悟を決められない男」は、『皿は取るものの、食べようとしないタイプ』です。
覚悟はないものの、一応、取るのです。
①のタイプより、いくらか勇気と行動力はあるのですが、それが中途半端なだけに、余計にタチが悪いかも知れません。
(下手すれば、チャラ男やヤリチンになってしまうのはこのタイプです。)
こうした男性は、女性の対応が、自分の期待に反すると、
と感じ、自分の勝手な期待のほうに問題があるということに少しも気付きません。
しかし本来なら、一緒に過ごしていて、いつも同じ問題が起こるようなら、男性は女性を非難するばかりではなく、自分の行動を反省するべきなのです。
要するに、彼らは、男性と女性の違いを理解し、経験を糧に成長していこうとしないのです。
そんな彼らは、女性を好きになっても、ある一定の線を越えることに、常にためらいを覚えがちです。
経験から学ぼうとしないのですから、彼らにとっては、関係性が長くなっても、ただ長くなるだけ。
当然、彼女が去っていこうとしても、強い意志を発揮して、それを止めようとはしないでしょう。
→「変わってくれるダメ男」と「変わってくれないダメ男」の違い
そんな彼への対処法は?
世話好きになってはダメ!
では、そんな彼らに対し、あなたはどんな態度を取ればいいのでしょう?
相手の気持ちをつなぎ止めようとして、「もっと彼にとって必要な女になってやろう!」と考えるのは、わりと自然のことのように思えます。
しかし、多くの場合、女性が心のバランスを失って、“一方的な世話好き”になるになるのは、彼を信頼できないと感じる時です。
つまり、自分のことを気にかけて欲しいという欲求が、他人を思いやろうとする欲求に置き換えられているのです。
ですから、“一方的な世話好き”になっても、彼は「なかなか便利な女だな」と思うだけで、ただダメな男になるだけ。
もしくは、「お母さんは1人で十分!」と思われて、逃げられるのが関の山でしょう。
だいたい、あなたが信頼されていないと感じる相手に奉公する必要などないのです。
原因はコミュニケーション不全だが、改善は難しい…
彼との信頼関係がうまく築けていない(築けてこなかった)のは、ひとえに、コミュニケーション不全です。
それ以外にありません。
あなたが何を言ったからとか、何をしたから、というのではありません。
男女のコミュニケーション不全というものは、以下のようなものがほとんどです。
本来ならば、これらを身をもって理解し、接し方を少し変えるだけで、あたたかい関係が実現します。
しかし、もうあなたを追ってこず、接点が持てないのであれば、今さらこうしたコミュニケーション改善で現状を打開するのは難しいかも知れません。
あなたはその彼が本当に好きですか?
世話好きになって歩み寄ろうとしても逆効果、今さらコミュニケーション改善も難しい……となれば、あと、あなたに何ができるでしょうか?
正直なところ、具体的な行動としては、何もできることはありません。
「私たちってもう終わり?」と聞いてみたり、「私、今、◯◯君に言い寄られてるの」などと言って気を引こうとしてみても、そうした台詞は、「私はあなたのことを信用してないの」と言っているのと同じです。
それで本当に愛されていないことが分かったところで、意味はありません。
彼が追ってこないことによって、あなたのプライドが傷付いたとか、彼の態度に腹が立つとかとか、そんなことを考えても仕方がないのです。
自分が彼に対して、どう思っているのか?というのが大切です。
したがって、「彼の気持ち」を探る前に、「あなた自身の気持ち」を探ってみる必要があるでしょう。
ズバリ言ってしまえば、追ってきてくれない彼に対し、不満の感情を抱いたあなたは、本当は彼のことを心から好きではないのではないでしょうか?
(プライドが傷ついたとか、彼の態度に腹が立っているだけなのではないでしょうか……?)
恋に潔い人になろう!
恋愛の基本は、「自分が好きだったらそれでいい」と思えることです。
相手の気持ちを探るよりも、「彼はもう私のこと好きじゃないかも知れない。だったらもっと好かれるための努力をしよう!」と考えたほうが前向きになれます。
また、少しの期間であれ、長い期間であれ、彼にしてもらったことや、彼と過ごした楽しい時間に感謝するようにすれば、気持ちがねじれていくのを防ぐことができるでしょう。
それこそが、恋に潔い人の態度です。
もし熟考した末に、「やっぱり私はまだ彼のことが好き!」と思えたなら、少し時間を置いて待ってみるのがいいでしょう。
待つなら待つと腹を据えるのもまた、恋に対する“潔さ”です。