「別れた彼のことが忘れられない」という悩みは、どうしたら解決できるのでしょうか?
普通に考えれば、彼と復縁することができれば、解決しそうです。
でも、ちょっと立ち止まってみませんか?
復縁できたら、果たしてあなたは“本当の意味”で幸せになれるのでしょうか?
というわけで、ここでは、
復縁することの是非と、
彼が忘れられないという悩みの解決方法
について解説します。
目次
選択肢は2つだけ! 執着をするかしないか?
自分で自分の首を絞めていませんか?
以前の相手と復縁したいということを、身近な人に話せば、おそらくほとんどの人が、
と言うことでしょう。
するとあなたは、
と反発したい気持ちが出てくることでしょう。
復縁については、それ自体をいいことだ、よくないことだ、と一言で片づけられものではありません。
ですが、ただひとつ確実に言えるのは、何事も“執着”はいい結果を呼ばないということです。
復縁にまつわる執着の思考回路は、以下のような感じです。
↓
「それだけ、私、彼のことが好きだったのね」
↓
「こんなに好きなのだから、忘れるべきではないわ」
↓
「そうよ、彼と復縁するべきだわ」
↓
「どうしたら復縁できるんだろう?」(転化した悩み)
これを見ると、まず、「べき」が出てきている時点で、冷静さを失っていると言えます。
何でも、「べき論」で語る人は、神経症にかかりやすいと言われています。
なぜなら、「べき論」こそが、執着そのものだからです。
「べき」と決めたのは、自分の心であって、勝手にそう決めただけ。
そこに公平さなどありません。
そして、「べき」と決めた以上は、そうならなければ苦しみます。
つまり、“執着”とは、自分で自分の首を締めるようなものなのです。
執着は神に愛されない
さらに、別の観点から、“執着”の話をしましょう。
どんなものでもいいのですが、あなたは、ギャンブルをしたことがありますか?
ギャンブルでは、負けが続いているときに、「取り戻そう!」と思って賭けると、必ずマズイ結果になります。
この「取り戻そう!」というのは、それまで負けた分に対して、
・悔しさを晴らそう!
・損失をゼロにしよう!
・この恨み、晴らさでおくべきか!
と「こだわっている」=「執着している」ということです。
そのような“執着”をしていると、神に愛されることは、まずありません。
その寂しさを解消すれば問題は解決する
さて、復縁の話に戻しますと、
という悩みを抱いた時点で、解決方法は、2択だったのです。
それは、
という選択肢です。
なぜ、①を選ぶことが難しいかと言えば、それは、
⚫︎ 他に意中の相手がいない
⚫︎(男性以外の)女友達や家族と充実した関係が築けていない
⚫︎ 心の隙間を埋めるほど、夢中になれるものがない
など、要するに寂しいからではないでしょうか?
したがって、裏を返せば、「別れた彼のことが忘れられない」という悩みは、寂しさを解消することで解決できるわけです。
方法としては、そのまま、
⚫︎ 他に意中の相手をつくる!
⚫︎(男性以外の)女友達や家族と充実した関係を築く!
⚫︎ 心の隙間を埋めるほど、夢中になれるものを見つける!
ということになるでしょう。
それでもあなたは、彼にこだわる道(執着する道)を選びますか??
別れを美談にしていませんか?
「復縁を望むこと」とは「執着すること」であって、そのような“執着”はあらゆる失敗のもと……であるならば、「復縁」=「よくないこと」のように聞こえますが、前述のように、100%そうとは言い切れません。
なぜなら、自分たちの意思ではないけれど、別れざるを得なかった(不可抗力的な別れ)というケースだってあるからです。
(例えば、親や親族の反対、病気、交通事故、2人の間に決定的な誤解があった……など。)
しかしながら、復縁を望む人の多くは、実際、これに当たりません。
自分が「寂しさ」を感じるという根本問題から目を背け、別れを無理やり美談にしようとしている人がほとんどです。
よく、別れ方を思い出してみてください。
そこに不可抗力はあったでしょうか??
もともと2人は“別れるべくして”別れている
人と人との出会いは、「偶然」です。
ですから、とても神秘的なものを感じます。
しかし、多くの別れは、「必然」です。
あなたの意思、もしくは相手の意思によって、2人は別れたのです。
神の差配などではありません。
ですから、別れが不可抗力でなかった以上、復縁が成功したとしても、一度別れた2人がうまくいく可能性は限りなく低いと言えるでしょう。
お互いに何かが足りなかったり、あるいは何かが多過ぎて、「帯に短し、たすきに長し」だったわけです。
そこを改めようとしたって、人の資質というものは、そう変わるものではありません。
認めたくないはないかも知れませんが、別れた彼にはもっとぴったりの女性がいて、あなたのほうにはもっとぴったりの男性がいるのです。
したがって、多くの人が、
と言うのは、“第三者”の目で冷静に見れば、それが公然の事実なのです。
あなただって、当事者でなければ、きっぱりとそう言うかも知れません。
元彼を忘れるとっておきの方法
それでも、「どうしても彼のことが頭から消えない……」、「彼のことを思い出すことをやめられない……」という人には、究極とも言うべきとっておきの方法が1つあります。
それは、
と心に誓うことです。
「彼のことを忘れよう」と思うから、逆に忘れられないのです。
ですから逆に、「忘れてはいけない」と思えば、忘れられるのです。
「べき」で考えがちな人は、得意の「べき論」で、
と心に誓ってください。
いや、誓うべきです。(笑)
そのような、ある種の工夫をしながら、“執着”をやめ、さらに、いくらかの“時”が過ぎれば、別れのつらさは、いつの間にか消えてしまうでしょう。