何のタネも植えていない鉢に、ひたすら水をやり続けていても、芽は出てきません。
それと同じように、変わる見込みのないダメ男に、いつまでもこだわり続けていても、時間の無駄というもの。
ここでは、
「絶対に変わってくれないダメ男」と
「いつか変わってくれるダメ男」
をタイプ別に紹介します。
後者のほうには、ダメ男から変わるきっかけについても触れているので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
女性がどう頑張っても変わる見込みのないタイプ
まずは、絶対に変わってくれないダメ男【2タイプ】から紹介しましょう。
❶【むっつり男】
本来は、わがままで優柔不断なくせに、とりあえず無口なせいで、女性から、
と称賛されがちな男性がいます。
ですが、こういう男性は、男らしい“強さ”を見せる場面など、ほぼありません。
何しろ、けっして女性に、自分の胸の内を語ったり、真の姿をさらけ出したりすることはないのです。
意見が対立しても、きちんと話し合う気など一切なく、いつも、相手が折れるのを待つだけです。
どうして、むっつり男が、このようにむっつりしているかというと、自分の中にある依頼心を恐れているのです。
彼らは、誰かを必要とするようになれば、自分の弱さやもろさが、表に現れ出てきてしまうのではないかという不安と、常に戦っています。
ですから、基本、誰とも親しくしたり、お互いを満足させたりする関係を築き上げることができません。
恋愛関係というものには、お互いを信じ合う気持ちが不可欠なのですが、むっつり男は、思い切って自分の内面を見せるということができません。
これは、彼らが過去に背負った傷のせいです。
しかしながら、それがどんな記憶なのか、そのために自分がどのような態度を取っているか、本人自身が分かっていません。
いずれにしても、彼らは誰をも信用せず、誰にも心を開くことがありません。
一言で言うと、こうです。↓
愛することは自分の弱さをさらけ出すことだと考えているために、それを拒否し続けている、人の愛し方を知らない男性
こういう男性を好きになると、女性は、
と思いがちです。
しかし、それは不可能というもの。
彼らにとって、親しみは、敵であり脅威なのです。
女性から愛されれば愛されるほど、逃げていこうとするでしょう。
❷【おしゃべりピエロ男】
“絶対に変わってくれないダメ男”の2つめは、「おしゃべりピエロ男」です。
こちらは、むっつり男とは正反対で、感情表現が非常に豊かで、何でも隠し立てせずに話してくれるので、女性から、
と歓迎されることが多いのですが、ただ問題なのは、それが行き過ぎていることです。
おしゃべりピエロ男は、付き合い始めた頃は、素晴らしく上手に化けています。
繊細で、やさしくて、愛情表現が豊かな彼に、女性は、これで自分の心も満たされるはずだと思い込んでしまいます。
しかし、実は、満たされるどころか、渇く一方なのです。
なぜなら、彼らは美辞麗句で女性をいい気持ちにさせておきながら、本当は自分を安心させたいという欲求を隠しているのです。
やがて、女性は、彼が熱心に喋っているのが、実は2人の関係というよりも、彼自身についてのことばかりだった、ということに気付くでしょう。
このタイプの男性は、とても感受性が強いため、女性は、最初のうち、新鮮な魅力を感じます。
ただ、問題は、その感受性が常に彼自身にしか向けられていないことなのです。
付き合っていると、次第に、話に付き合うのも面倒くさくなってくるでしょう。
一言で言うと、こうです。↓
感情表現が豊かで、自分の内面の不安や、2人の関係をよくすることについて喋るのが大好きだが、それだけの男性(喋るだけで実行はしない。)
こういう男性を好きになると、女性は、
と思ってしまいがちですが、本当は、こういう男性は何もしてあげずに、放っておいたほうがいいのです。
放っておけば、彼は、自分を甘やかしてくれる女性に責任を押しつけることをあきらめ、自分で問題を解決しようとするでしょう。
女性次第で変わってくれるタイプ
さて、これから紹介するのは、変わる見込みのあるダメ男【2タイプ】です。
彼らもダメ男には違いありませんが、女性の対応次第で、変わる可能性は十分にあります。
①【永遠の25歳男】
このタイプは、いわゆる思春期後期、つまり、25歳前後で、成長がストップしてしまった男たちです。
彼らは無意識のうちに、
と心に決めています。
このタイプの男性を見極めるのは、そう簡単なことではありません。
なぜなら、こういう欠陥は、ものの考え方や恋人との付き合い方の微妙なところには現れても、なかなか日常生活の表面には現れてこないからです。
このタイプは、外目には、とても魅力的な面をたくさん持っています。
自信家で、自分の考えははっきり言うのですが、トゲトゲしくはないので、人からは好かれていることが多いでしょう。
だいたいこのタイプの男性は、周りの人間を楽しくさせてくれます。
そんな永遠の25歳男が、最も恐れるのは、人から縛られることです。
人と親密な関係になれば、当然、その人に何かを与え、また、その人からも何かを与えてもらうことになります。
しかしこれが、彼らの意識の底にある「自分の依存願望に対する恐怖心」を呼び覚ますのです。
そこで、彼らは、この恐怖心を感じなくてすむスレスレのところで、人を愛そうとします。
いつもそのスレスレの線を厳重に守り、けっして結婚までは進まないように気をつけているのです。
永遠の25歳男は、女性に対する見方も、付き合い方も、浅はかなことが多く、男友達ともあまり深く付き合おうとはしません。
そして、たいてい、自分のことを冒険家だと思っています。
そのくせ、結婚という、この世で最大の冒険については、まったく心の準備ができていないのです。
一言で言うと、こうです。↓
自分の中に、大人になることへの恐怖やためらいを持っており、“おとなの男”として女性と関わろうという気がない男性
彼らは、はじめのうちはとても魅力的です。
ただ、女性のほうが2人の関係をここらでグッと深めたいと思うと、途端に、逃げ腰になります。
何かひどいことでもしてくれれば、喜んで別れる気になるのに、何もしないから、余計に困ってしまうのです……。
どんなきっかけで変わる?
こういう男性の欠点は、「大人になろうとしないこと」だけです。
十分な時間を与え、気長に待ってさえいれば、彼らの大多数はやがて大人になり、結婚し、父親になっていきます。
そして、その境目は、だいたい39歳前後です。
その頃になると、
と思い、焦燥感に駆られ、人とスレスレ以上に付き合うことも恐れなくなってきます。
どうやってオトす?
永遠の25歳タイプの男性は、若い時はオススメできませんが、歳を取ってからは、なかなかいいものです。
彼らは、女性と健全なギブ&テイクの関係を築き上げていく能力を、ちゃんと持っています。(本人は自信がありませんが。)
ですから、焦って、関係を進めようとし過ぎてはいけません。
彼らは、
と思っています。
ですから、あなたが一歩進んだ関係を要求するのなら、そのタイミングをよ〜く見極めてください。
彼の気持ちが熟成した時には、「このまま2人でやっていきたい」というレベルにまでなっているでしょう。(そこは期待してもOKです。)
ただ、その熟成は、彼の心の中でだけ進むものなのです。
②【手負いの男】
“変わる見込みのあるダメ男”の2つめは、「手負いの男」です。
ここでいう“手負い”とは、傷を負っていること。
要するに、「離婚男性」のことです。
大多数の男性にとって、離婚をすると、“身ぐるみはがれた”気持ちになるものです。
子供の養育権が妻の手に渡ってしまった場合は、その虚しさも手伝って、いっそうみじめな気持ちになっていることでしょう。
さらに、妻のほうと、自分のほうと、家計が2つになることで、お金の心配も増えています。
彼らは、別れた妻についての、積もり積もった不満を、新しく見つけてきた相手に、クドクドと話したがる傾向があります。
そのため、聞かされるほうは、やがてうんざりしてしまうことでしょう。
一言で言うと、こうです。↓
離婚し、孤独と絶望にさなまれており、話が哀れっぽく、くどくなりがちな男性
しかしながら、彼らはいずれ必ず立ち上がり、別人のように生まれ変わる時が来ます。
また、一度結婚しているだけあって、女性に対する過剰な慎重さがないという意味においては、十分魅力的でしょう。
どんなきっかけで変わる?
彼らは、
と、疑り深くなりながらも、自分のことを洗いざらいしゃべり、すべてをさらけ出したいという欲求にかられています。
とは言え、あまりいつまでも、親切に話を聞いてあげるのはよくありません。
自分を哀れんでばかりいるのは、本人のためにもならないし、女性にとっても、そういう話は幻滅以外のなにものでもありません。
どのように見えるにしても、彼らは、「またやり直したい」と思っていることが多いです。
もし、『相手が離婚したばかりの男性』なら、なるべく早い時期に「子供を産みたい」という意思を伝えたほうがいいでしょう。
そして、その時の答えは明確でなくては意味がありません。
はっきりと答えられない男性なら、別れたほうが賢明です。
『相手が離婚してから1年以上経っている男性』なら、いくらか時間が必要です。
そのため、あまり早急に愛の確証を欲しがっていけません。
付き合い始めてから6ヶ月くらいは、より緊密な関係へ進もうと、あなたのほうから押しまくらないほうがいいでしょう。
どうやってオトす?
手負いの男たちは、ほとんどが「またやり直したい」と思っているのですが、「もう子供は作りたくない」と思っている人も少なくありません。
前述のように、相手が離婚したばかりで、あなたに「自分の子供が欲しい」という意志があるなら、それをなるべく早い時期に伝え、その答えを試金石にしてください。
相手が離婚してから1年以上経っているならは、一定期間付き合って、その間にあなたの真剣さを伝えましょう。
ただ、この場合もやはり、相手があまりに煮えきらない態度なら、最後通牒をつきつけることも必要です。
女性のほうから、「いつまでも待てる」という素振りを見せて、貴重な人生を何年も捧げることはありません。
恋人選びには非情さも必要
――いかがだったでしょうか?
どのダメ男も、ここに挙げた4タイプのどれかに当てはまるというわけではありません。
むしろ、これらが混ざり合ったタイプのほうが多いでしょう。
また、どの男性たちも、育った環境から大きな影響を受けているため、彼らの人格すべてを否定するべきではありません。
ただ、人生は、有限です。
相手を盲信せず、冷静に見極める「非情さ」も必要でしょう。
ですから、この記事を参考に、「女性次第で変わってくれるタイプ」なのか、「女性がどう頑張っても変わる見込みのないタイプ」なのかを、しっかりと見極めるようにしましょう。