悩みというのは、どうしていいか分からない状態のことです。
なぜ、分からないと考えるのかというと、それは、「どれかが正解なはずだ」と思い込んでいるからです。
でも、よく考えてみてください。
人生の選択肢に、正解なんてものは、あるのでしょうか?
というわけで、ここでは、
悩みはどうやって生まれるのか?と、
悩み脱出のために『占い』が有効な理由
について解説します。
目次
あなたは本当は正解を知っている
・彼の気持ちが分からない
・自分の気持ちが分からない
・今やっていることをこのまま続けていいか分からない
・今後、自分がどうしたらいいのか分からない
……というふうに、あなたは日頃、「分からない」から、不安や悩みを抱いているのです。
という具合に。
しかし、ちょっと立ち止まって考えてみると、この“前提”が間違っているような気がしてきませんか?
もし、どこにも正解などないとしたら……?
とは言え、他の誰かから、
どこにも正解なんてないですよ。
もう悩むのなんてやめましょうよ。
と言われても、悩みが吹き飛んでしまうはずがありませんね。
なぜか?
と、あなたのほうで反発する心があるからです。
少しややこしい話ですが、よ〜く考えてみてください。
「どこにも正解はないですよ」➡︎「いや、正解はある!」
となるのは、実は、あなた自身が正解を知っているからです。
つまり、あなたの“本心”は、以下のような感じです。
これは、もっとシンプルに言えば、
自分の下す決断に自信が持てないということです。
そうすると、
悩みの究極の原因は、自分が好きでないこと
なのだということが、浮かび上がってきます。
要するに、
ということです。
そして、
『正解』とは、“他人から見て正解のように見えること”ではなく、“あくまでも自分の心が信じる正解”のことです。
こうすれば正解はあぶり出せる
でも、中には、
という人もいるかも知れません。
これは、自分と向き合っていないから、そのように感じているだけです。
言うなれば、自分自身に対してシラを切っているのです。
そういう人には、
簡単に自分と向き合い、正解をあぶり出すためのとっておきの方法
をお教えしましょう。
それは、自分自身に対して、
なるほど、分からないんだね。
でも、もし知っていると仮定したなら、どんな答えになるだろうか?
と、自問してみるのです。
こうすると、不思議と、“あなたの本心が正解と考える正解”が、引き出されてくるものです。
では、一度、ここまでの流れを整理してみましょう。
⬇︎
自分の選択に自信が持てない。
⬇︎
どうしていいか分からない……。
そんなあなたには、いったい“何”が必要なのでしょうか……?
すべての問題は「自尊心」
自分が好きでないことを、少しだけ専門的な言い方をすると、「自尊心」が低いと言います。
要するに、
悩みから脱出するためには、「自尊心」が必要
なわけです。
ちなみに、ここで言う「自尊心」は、似た言葉である「プライド」とは少し意味が違います。
⚫︎「自尊心」=私はできる!(未来に対する自信)
⚫︎「プライド」=私はすでに成し遂げた!(過去に対する自信)
当然、過去は変えられませんから、あなたが悩みを脱出するために必要なのは、「自尊心」のほうです。
つまり、こういうことです。
⬇︎
自尊心を高めれば、自分の決断によって手に入る未来をすべて受け入れられる!
↓
晴れて、悩みから脱出!
人の悩みは、千差万別いろいろありますが、結局のところ、自尊心をどのようにして高めればいいのか?というところに帰結します。
自尊心の高める2つの方法
ここで、自尊心を高める方法を2つご紹介しましょう。
①比較や競争の土俵から降りる
自尊心とは、他人との比較や、競争の結果から、作り出されるものではありません。
もし、比較や競争で優位になった者だけが自尊心を持つことができるとしたら、ほんの一部の人しか手にすることができません。
むしろ、自尊心を高めるためには、比較や競争の土俵から、思い切って降りてしまうのが一番です。
・くらべない(く)
・あらそわない(あ)
このように、「き・く・あ」として、心に留めておいてください。
……ちなみに、比較や競争で勝ったとしても、そこで手に入るものは、「横柄」とか「高慢」とか「自己の過大評価」であって、自尊心とは、ほど遠いものです。
②他人に丁寧に接する!
もうひとつ、自尊心を高めるためのちょっとしたテクニックを紹介すると、それは、他人に対して丁寧に接することです。
丁寧に接するということは、相手に対して、「あなたを尊重していますよ」という合図です。
同時に、他人に対する接し方は、「自分自身に対する接し方の投影」でもあります。
他人に対して丁寧に接していれば、自分自身に対しても丁寧に接するように、自尊心が高まってきます。
少し余談を挟みますと、最近よく“マウンティング”という言葉が使われます。
あれは、サルやゴリラなどが、自分より下のポジションの者に対して、自分の優位を示すために取る行動に由来しています。
(相手に乗りかかるから、マウンティングと言います。)
「他人に対して丁寧に接する」というのは、この「マウンティング」とは、真逆です。
両方の構造を見てみましょう。
⬇︎
他人に対して、丁寧に接する
⬇︎
いっそう自分が好きになり、自尊心が高まる!
⬇︎
他人に対して乱暴に接する
⬇︎
自分に自信がない(自尊心が低い)ことが顕在化してしまう!
「考え方」が、その人の「行動」として現れる部分もありますが、この2つは表裏一体です。
「行動」を変えれば、「考え方」も自ずと変わってきます。
つまり、
他人に対して丁寧に接していれば、
自分が好きになり、自尊心が高まってくる
というわけです。
占いが悩み脱出の糸口になりやすい理由
ここまでの説明で、
それだったら、自分にもできそう!
私も、悩み脱出が近いかも……。
という人もいる一方で、
という人もいるのではないでしょうか?
……そこで、オススメしたいのが、『占い』です。
人は、自分の置かれている状況を整理して、他人に話すだけで、心が晴れるものです。
それに加えて、『占い』は、必ずあなたに、何らかの“アドバイス”をしてくれます。
その“アドバイス”が、あなたが“壁”を乗り越えるための「きっかけ」となるのです。
(そこが、ただ“聞く専門”の心理カウンセリングとは違うところです。)
ここで、けっして勘違いして欲しくないのは、占いは、あなたの過去や未来をズバズバ当てるから、役に立つのではないということです。
占いは、あなたの本心を浮き彫りにして、あなた自身の考える“正解”を見つけるために、とても役立ちます。
自尊心が高まり切れていないあなたにとっては、自分の本心と違うアドバイスであっても、自分の本心通りのアドバイスであっても、どっちにしても心に波紋が生まれることでしょう。
でも、この波紋が大事なのです。
(波紋とは、不安、怒り、葛藤、コンプレックス、トラウマなどです。)
自分の心に従って生きるということは、他人から何も学ばないということではありません。
他人のアイデアやアドバイスであっても、
それを独自の判断のもとに受け入れて、
自分の活動に生かしていくならば、
十分に、自分の心に従っているということになります。
「気休め」で終わるか「きっかけ」になるかは、あなた次第!
『自尊心を高める』のは、難しいことのようですが、ただ、
私の人生の主人公は、誰でもない私!
だから、もっと自分らしく、自分のために、自由に生きていいんだ!
と正面切って信じるだけのことです。
ぜひ、その「きっかけ」として、占いを活用してみてください。
もちろん、
という気持ちで臨んでも、全然OK。
単なる「気休め」で終わるか、
あなたの人生を変える大きな「きっかけ」となるか、
それはすべて、あなた次第です。