多くの人が「夫婦になるなら自分と同じ価値観を持つ人がいい」と言います。
しかし、よく考えてください。
あなたと価値観がぴったり同じ人などいるわけがありません。
結婚相手は、実は『見た目』で選ぶべきなのです。
というわけで、ここでは、
理想のパートナーの選び方
について解説します。
目次
何も難しく考えず「感覚」で選んでOK!
女から見た男の魅力は、資源(すなわち名声、権力、財力)、男から見た女の魅力は、若さと健康、これが一般的な観点でしょう。
ですが、長年にわたって関係を続けていくには、これ以外の条件も必要になってきます。
それが、価値観です。
ですが、最初から価値観がぴったり同じカップルなど存在しません。
末長く関係を続けていくには、価値観および考え方の違いを、お互いにうまく調整していかなくてはいけません。
基本的な価値観は、大きく6つあります。
- 育てやしつけのやり方
- 家事や家庭での責任の分担
- 経済観念(いつ、どんなところに、どうお金を使うか?)
- 清潔観念、生活水準
- 社会と家族の関わり
- セックスを中心とする親密な触れ合い
違いを調整することが大事なら、こうした6つの価値観がどれだけかけ離れていても問題ないのかといえば、そんなことはありません。
ただ、相手があなたにとって“意中の人”となっているのであれば、その人の価値観が自分にとって共有できるものかどうかくらいは、あなたはすでに見抜いているはずです。
あとはそこから、
- より細かな『違い』がどれだけ出てくるか?
- より細かな『共通点』がどれだけ出てくるか?
です。
そこから先の2人の関係は、もう2人の手に委ねられています。
つまり、理想のパートナーなど、何も難しいことを考えず、あなた自身の“感覚”で選べばいいのです。
「感覚」だけじゃ心配というあなたへ
という方のために、具体的なアドバイスもお伝えしましょう。
相手を判断する3つの手がかり
まずはシンプルに、以下の3つの手がかりに基づいて判断してみてください。
⑴ 他人への接し方は?
彼は、友人や親戚、同僚、ペットなどの動物に対し、思いやりのある態度をとっているでしょうか?
例えば、飲食店で店員に対して横柄な態度を取る人は、いずれ、あなたにも同じことをするはずです。
⑵ 言葉と行動は一致している?
「人を判断するには、言葉よりも、行動を見ろ」と言われます。
口ではうまいことを言っても、行動に本音が表れることがあります。
「大切なのは君だけ」と言いながら、友人達と遊びまくっている人は、当然信用できません。
⑶ 友人達の印象は?
あなたの脳が恋愛ホルモンで満たされていても、親しい友人たちは、冷静な目であなたの彼を観察しています。
客観的な意見を聞かせてもらいましょう。
注意すべき5つのポイント
合わせて、5つの注意事項も挙げておきます。
なぜなら、男女ともに、恋に夢中になっている時は、脳内に“恋愛ホルモン”が分泌されているせいで、セックスが最優先になっている場合が多く、正確な判断が難しくなっている場合があるからです。
自分のことを振り返りながら、目を通してみてください。
①「死ぬほど愛してる」と言う人は疑え!
「死ぬほど愛してる!」というのは、その場限りの感情であって、その彼が生涯をともにできる相手かどうかは関係ありません。
(本当の愛とはもっと静かなものです。)
もしそのような言葉出てくるのなら、脳の中にホルモンが充満していて、いわばドラッグでハイになっている状態です。
その勢いのまま、将来のことを決めるのはやめましょう。
② 問題に目をつぶらない!
脳が恋愛ホルモンで充満している時は、相手に問題があると薄々分かっていても、見ないふりをしたり、友人の忠告を却下したりします。
相手のよくないところは無視して、願望混じりの理想像を当てはめてしまうのです。
相手に関する情報はどんなものでも取り入れ、慎重に判断するための材料にすべきです。
③「君が必要だ」と言う人は警戒すべき!
「君が必要だ」とか「君がいてくれるだけでいい」という言葉にメロメロになってしまう人がいます。
けれど、あなたはやがて、こんな風にべったり依存してくる相手にうんざりしてくるはずです。
反対に、あなた自身が、離婚や別れを経験して、依存心が強くなっている時にも気をつけましょう。
そんな時には、どんな人と付き合っても、また辛い別れを繰り返すことになります。
④ ちゃんとケンカもしなきゃダメ!
新しい恋人を満足させたい一心で、意見の衝突や相手の気分を害するようなことを徹底的に避けようとする人がいます。
ですが、そのように受け身で従順な態度を取り続けていると、あなたの中に怒りや恨みが溜まっていきます。
彼は彼で、それに慣れてしまい、今後、あなたの感情を汲み取ろうなどとしなくなるでしょう。
付き合い始めてから、2、3度は大ゲンカをしないと、お互いの本当の姿を知ることはできません。
⑤ 相手を変えようとしても無駄!
「彼って、今までろくな女と付き合ってもなかったんだよね、でも、私となら大丈夫。これから変わっていくはずよ」
なんて思ってはいけません。彼は絶対に変わりません。
たとえ今は以前の癖を抑えていても、しばらく経てば、必ず本性が現れます。
誰もが恋に夢中になっているうちは、自分の悪い面を隠し、いいところだけを見せようとするものです。
“価値観のすり合わせ”は魂を向上させる!
さて、もう一度ここで「感覚」の話に戻しましょう。
何のかんのと手がかりや注意事項を紹介してきましたが、やはりパートナーを選びに関しては注意力よりも『感覚』が大切です。
何なら見た目で決めるのが一番良いのです。
これは冗談で言っているのではありません。
よくパートナー選びの第一命題のように言われる『価値観がどれくらい合うか?』というのは、結局どの方向から見るかだけなんです。
考えてみてください。
「価値観はさほど合わない」と自覚していながら、ぴったり合う部分が見つかったらどんなに嬉しいか?
反対に、「価値観はぴったり合うはずだ」と思っていながら、違うところが見つかったらどれだけガックリくるか?
……結局、どこに視点を置くかで見え方は変わってくるし、違ったなら違ったで、「2人してそれをどのようにすり合わせていくか?」がすべてなんです。
合わせて、ぜひ心に留めておいて欲しいのは、「結婚」は魂を向上させるためにあるということです。
お互いがお互いの“砥石”となって削り合うのが結婚です。
自分のわがままや自己主張を少しずつ削り合って、魂を向上させていくのです。
ですから、ちょっと意地悪な言い方をすれば、価値観が遠ければ遠いほど、理想のパートナーと言えなくもないわけです。
けれどそこは、安心してください。
あなたの「感覚」が、ある程度、あなたの無茶を防いでくれます。
前述したように、“相手の価値観との最低限の一致点”は、必ずありますから……。
『見た目』99%、あと1%は『声』
――いかがだったでしょうか?
人はよく、
などと言いますが、皆、見た目で選んでいます。
いえ、99%の人が『見た目』で選んでいると断言してもいいでしょう。
本人がハッキリと意識しているとは限りませんが、何となく自分のパートナーはこういう見た目だろうなぁとイメージを、皆、持っています。
(それは一般的に言うハンサムや美人とはかけ離れていたりもします。)
あなたが結婚することになっている人は、あなたが希望する条件ぴったりの見た目をつくって現れるようになっています。
ですから、基準としては、『見た目』が何となくしっくりくれば、それだけで十分と断言してよいでしょう。
そして、残る1%は『声』です。
この世の仕組みとして、あなたの魂が向上するために、あなたの魂が待ち焦がれていた『見た目』の人が現れ、その『声』であなたのハートがドキッとするようになっています。
したがって、目を皿のようにして吟味する必要もないですし、採用試験のように面接のような会話をする必要もありません。
そんなことをすれば、むしろ逆に、失敗する可能性が高くなるでしょう。
とにかく、見た目重視で、あなたの“感覚”で選んだ人が、「あなたの魂を一番効率的に磨いてくれる人」です。
ある意味、ロマンチックな結論とも言えますが、くれぐれも“恋愛ホルモン”に押し流されて判断を誤ってしまわないよう、それだけご注意下さい。
「死ぬほど愛してる」は、禁止でお願いします。(笑)