なぜ不倫のセックスは燃えるのか?

実は、不倫をする女性のほとんどは、“心”の隙間を埋めようとして不倫に走っており、“セックス”が目的の女性は、ごくわずかだと言われています。

しかしながら、ひとたび禁断の果実の味を知ってしまうと、その魅力から離れられなくなってしまう女性も少なくないようです。

ここでは、

「肉体(セックス)先行の不倫をする人」はどんなタイプか?

また、

なぜ愛人とのセックスは燃えるのか?

について解説します。




肉体先行の不倫をしてしまう女性3タイプ

冒頭でも述べたように、ほとんどの不倫妻は肉体(セックス)ではなく、精神(心)の欲求が先行して不倫に走るものです。

とは言え、わずかながら、「肉体の渇きから不倫に走る女性もおり、それは以下の3タイプです。

① 男性を夫1人しか知らなかった

今の時代、稀有な存在とも言えますが、このようなタイプは、10〜20代のはじめに若くして結婚したか、厳格で保守的な家庭に育った人がほとんどです。

若くして結婚したため、結婚生活に倦怠期が訪れた時に、短すぎた青春を惜しむのは、よくあること。

はじめは、ほんの一口のつもりで、禁断の果実を口にし、気づいた時には愛人にのめり込み、夫との板挟みに苦しむ女性は少なくないようです。

遅くして、初めてセックスの悦びを知ってしまった女性たちには、すべてが今までとは違って見えることでしょう。

② 夫が冷めている

夫とのセックスでは物足りないと感じていたり、そもそも夫があまり求めてこないといった「セックスレスカップル」の妻たちも、肉体の乾きから不倫へと走るタイプです。

夫から相手にされないのは、女にとっては耐えがたい屈辱。

愛人は、そんな彼女に、性の悦びを与えてくれるばかりか、“女としての自信”を取り戻させてくれる存在なのです。

③ 夫じゃ燃えない

中には、妻のほうがその気になれないというケースもあります。

夫とのセックスでは燃えることができず、自分に火をつけてくれる男性を求めて不倫に走るのです。

→不倫が夫にバレた時の対処法

愛人とのセックスが燃える7つの理由

では、もそもなぜ、愛人とのセックスは燃えるのでしょうか?

その理由としては、次の7つが挙げられます。

① 初めて知る官能の世界

夫との性生活で満たされずにいた女性にとって、愛人とのセックスは、初めて知る官能の世界。

これまで知らなかった性の悦びを知り、彼女たちはサナギが蝶になるように生まれ変わります。

② 女としての悦び

おざなりのセックスを繰り返すうち、冷め切った夫の態度に自信を失っていく女性も少なくありません。

そんな彼女たちは、愛人から激しく求められることによって、女としての深い悦びを噛みしめているのです。

③ 愛人の涙ぐましい努力

愛人は、自分が“セックスパートナー”であることを自覚しています。

そのため、少しでも彼女たちを喜ばせようと努力します。

実際、妻とはおざなりのセックスでお茶を濁しながら、浮気相手の人妻には、あらん限りの精力とテクニックをつぎ込む、という男性も多いのです。

④ 親の呪縛からの解放

夫に、“父親”の影を重ね、ベッドの中でも思うように燃えることのできない女性は少なくありません。

その点、現実のしがらみから解き放たれた愛人とのひとときに、不倫妻を縛るものは何もありません。

思う存分エクスタシーを追い求めることができるのです。

⑤ 束の間の夢の世界

どんなにアツアツのカップルでも、いざ現実に生活が始まってみると、甘い新婚気分を引きずってられるのは、せいぜい2年が限度でしょう。

セックスそのものは悪くはないのに、日々の忙しさに追われて、次第に夫婦の営みが減っていってしまうのはよくあることです。

それに比べて愛人との逢瀬は、束の間のものだからこそ、新鮮さを失うことがありません。

⑥ 自分のものにはできない歯がゆさ

愛人関係の男女の場合、どちらか一方あるいは双方ともに、家庭のある身です。

彼が誰かのものである限り、そのすべてを自分のものにはできない 、そうした歯がゆさが、さらに相手への思いを募らせるのです。

⑦ 禁じられた愛ゆえに

人目を忍ぶ関係には、いつ誰にバレるか、いつ別れの時が訪れるのか、といった“緊迫感”が常に漂っています。

どんどん深みに落ちていきそうな自分自身に、不安を感じることもあるでしょう。

度を過ぎた不安は、人を疲れさせるものですが、さじ加減ひとつでは、格好の“媚薬”となります。

心理学の実験でも、ある程度不安を抱かせる状況に置かれた男女が、一番性的な興奮を示すことが分かっています。

「禁断の愛」には、まるで、開けてはいけない扉を余計に開けたくなってしまうような「快感」と「刺激」があるものです。

→女性が「不倫相手」に選ぶ男性のタイプ7選

裏側にあるのは心の問題

……とは言え、いくら禁断の愛に魅力があり、そこで肉体の渇きを癒し、心の平安を取り戻せたとしても、それによって、夫との絆まで取り戻せるということはまずありません。

なぜなら、その奥には、往々にして自分でも気づかない心の問題が潜んでいるからです。

セックスレスの原因が、夫の糖尿病などでなければ、次のような原因が考えられます。

  • セックスを夫婦間のパワーゲームの道具にしている
  • 2人の距離が近過ぎることへの“恐れ”がある
  • 内向する“怒り”がある
  • 夫(妻)を、親と同一視している

……思い当たるものはありませんか?

いずれにしても、夫婦生活が行き詰まったために、“外”に答えを求めるケースは、男女とも少なくありません。

愛人との刺激的なセックスによって、“一時的に”すべての問題が解決したような錯覚に陥ってしまうのはよくあることなのです……。

不幸になりたいと思ってしまう女性の心理