現在、不倫中のあなたは、夫以外の男性を愛してしまった恋の喜びと苦しみに、心が揺れ動いていることでしょう。
しかし、あなたが愛だと信じているものは、単なる幻に過ぎない可能性があります。
ここでは、
「本物の愛」と「偽物の愛」の見分け方
をご紹介します。
目次
「偽物の愛」の11の特徴
「本物の愛」と「偽物の愛」を見分けるには、少なくとも片方の特徴を押さえておくべきですが、「本物の愛」を「偽物の愛」と勘違いするケースはほとんどなく、大抵がその逆。
ですから、ここでは「偽物の愛」の特徴を列挙していきます。
以下に挙げる11の項目が当てはまっていれば、あなたの不倫は「本物の愛」ではなく、「偽物の愛」とであると言えるでしょう。
(1) 単なる情と愛とを混同している
たとえ最初は愛していなくても、関係を重ねるうちに相手の男性に「情」がわく、それが女の姓(さが)です。
よく考えてみてください。
それは、「愛」ではなく、単なる「情」ではないですか?
(2) 性の快感を愛だと思い込んでいる
単調な毎日を繰り返す結婚生活に比べ、束の間の逢瀬は、言うまでもなく刺激的です。
現実のわずらわしさから開放されたあなたは別人のようにリフレッシュしているはず。
ただお互いだけを求め合う関係に、あなたはティーンエージャーだった頃の恋を重ねているのかも知れません。
華やかな恋の気分に酔うのは心地よいことですが、そこに「愛」があるとは限りません。
(3) 愛される心地よさに酔っているだけ
日頃の夫への不満と相まって、その心の隙間を埋めてくれる愛人の存在は、あなたの中で次第に大きくなっていきます。
けれどそれは、彼があなたを愛してくれ、いい気分にさせてくれれるから、あなた自身も彼に対して「愛」があるように感じているだけだったりしませんか?
(4) ロマンチックな雰囲気に幻惑されている
2人だけのひと時は、まさに愛し合うためだけの時間です。
歯の浮くような甘いセリフも、この時ばかりは何の抵抗もなく口にできるでしょう。
永遠の蜜月の中で愛し合う恋人たちは、そのロマンチックな雰囲気に幻惑されてしまっているのかも知れません。
(5) 会えないからこそ想いは募る
会いたいのに会えないもどかしさ。
手が届かないとなれば、なお一層欲しくなるもの。
それを「愛」と錯覚するのは、よくあることです。
(6) 愛を勘違いしている
「彼は本当に私のことを愛している?」「2人はこの先どうなるの?」といった不安は、余計に情熱の火をあおります。
いつ別れが訪れるか分からない関係だからこそ、必死で愛人との絆を結ぼうとする、そんな“確かさ”を求める気持ちを「愛」だと勘違いしているということはありませんか?
(7) 相手の妻への対抗意識がある
彼にとって自分は常に“2番目の女”、それは耐え難いことです。
彼の妻には負けたくない、もっと自分の方を向かせたい、そうした対抗意識を「愛」と錯覚しているということはありませんか?
(8) 相手を美化し過ぎている
現実感の乏しい関係において、相手を美化するのはよくあること。
あなたが知っているのは、彼の“とっておきの顔”だけです。
例えば彼は、
・金銭上のトラブルや仕事の上での失敗にはどう対処するのか?
・疲れたりイライラしている時はどんな感じか?
・四六時中一緒にいたらどうなるのか?
・家族や友人とはどう付き合っているのか?
そういった実際の生活では避けて通れない部分が、あなたと接している間はスッポリ抜け落ちているのです。
愛人がいざ夫になると見えてくる真実は多くあるでしょう。
(9) 現実から逃げたいだけ
結婚生活に行き詰まってはいませんでしたか?
・努力はしたけど、夫は一向に変わってくれない
・不満は山ほどあるけど、自分1人でやっていく自信がない
・心密かに救世主が訪れるのを待ち続けていたあなたの前に、夫にはないものをたくさん持った彼が現れた……
そのような場合、あなたが求めていたのは彼自身ではなく、彼によって救われることだったのです。
(別にその彼でなくてもよかったりしませんか?)
(10) 幼い日の父親への想いをダブらせている
人は誰しも、幼い頃、異性の親に強い憧れを抱きます。
女性の場合には、父親を1人の男として慕います。
そうすると他ならぬ母親が恋のライバルで、“三角関係”というわけです。
成長するにつれ、それが許されない恋であることを人は学んでいくものですが、夫と愛人との三角関係に身を置いた時、この幼い日に封じ込めた思いが溢れ出すこともあるのです。
つまり、三角関係そのものを心地よく感じてしまう、ということです。
心当たりがありませんか?
(11) “愛の夢”に溺れている
「誰かと一体になりたい!」という強い願望を抱く人の中には、「自分が何者か掴めない!」という人が少なくありません。
常に誰かがそばにいないと、自分が消えてしまいそうで怖い……そんな思いに夫が答えてくれない時、彼女たちは“愛の夢”に溺れることで、愛人と1つになろうとするのです。
愛で不倫を正当化しようとしていませんか?
――いかがだったでしょうか。
おそらく1つも当てはまらなかったという人は、ほとんどいないのではないでしょうか?
心理学者のシャーリー・グラスにの調査によれば、女性の77%は「愛は不倫を正当化する」と考えていることが分かったそうです。
要するに、多くの女性は、
というふうに開き直ってしまうということです。
本来、女性は男性と違って、男女の関係に「心の絆」を求めます。
そんな女性にとって最も許せないことは、セックスが目的の不倫です。
ですから、
だけど、性の誘惑に負けるのは最低……。
と考えがちです。
だからこそ、そんな彼女たちが自ら禁断の恋に身を投じる時、そこには、たとえ幻であっても、愛がなくてはならないのです。
したがって、女性たちの不倫の中には、その行為を正当化するため、そこに愛があるかのように“思い込もう”としているケースが多くあります。
いざ、上に挙げた11項目と照らし合わせてみると、これまであなたが「愛」と信じていたものは、根底から揺らいでしまったのではないでしょうか?
とは言え、それは、恥じることではありません。
まずはここに、気づくことが大切なのです。
すべての癒しや、悩みの解決は、まず気づくことから始まります。