失恋した後は、好きだった人を「忘れよう」と思う気持ちと、「忘れたくない」と思う気持ちが交錯するものです。
そのせめぎ合いの中で、「もう他の人を好きになれなくなってしまった……」と感じる人も少なくありません。
ここでは、
失恋後に他の人を好きになれなくなる人4タイプの特徴
について解説します。
目次
失恋後に他の人を好きになれなくなる4タイプ
① 男性に対するチェック項目が異様に多くなるタイプ
まず、ひとつ目に挙げるのがこれです。
別れの痛みがまだ完全には癒えていない中で、「もう失敗はできない!」と意気込むあまり、男性に対するチェック項目が異様に多くなってしまうのです。
世の中に完全な人間などいるわけがありません。
このような姿勢を取っていれば、せっかく手に入るものも、無意識のうちに拒んでしまい、ますます孤独から抜け出しにくくなってしまいます。
そんな女性は男性のどんなところを見ているのか、彼女たちの心理をのぞいてのぞいてみましょう。
この人は私の体が目的に決まってる。
真剣な付き合いを望んでいるとは思えないわ。
仕事を頑張ってるみたいだけど、それだけ仕事に夢中なのね。
きっと私より仕事を優先するわ。
何となくお分かりのように、これらはどれも決めつけ(思い込み)です。
もちろん、相手をチェックしたいと思うのは、悪いことではありません。
相手が自分の要求や望みを叶えてくれる人かどうかを確かめるのは、大事なことです。
ですが、チェックのし過ぎから心を閉ざしてしまうのは問題です。
あなたが求めるべきは「パートナーの完全さ」ではなく、「自分にとって完全なパートナー」であることをお忘れなく。
② 傷つくことを恐れ過ぎてしまうタイプ
たとえ孤独であっても、一人でいれば、誰かから傷つけられることはありません。
男性よりも、女性は特に、失恋後いつまでも寂しさや悲しさにしがみついてしまう傾向があります。
しかしいつまでもそうしていると、寂しさや悲しさは、やがて絶望へと変わっていき、そこから離れられなくなってしまいます。
このタイプは、なぜこのようになってしまうかというと、寂しさや悲しさ以外の感情を排除しているのです。
中でも明確に排除しているのは、怒りの感情です。
怒りを十分に感じてこそ、「寂しさ」や「悲しさ」から解放されることができます。
逆に言えば、怒りを押し殺していると、いつまで経っても心が癒されることはありません。
③ 元彼を美化し過ぎてしまうタイプ
これは女性に限らず、男性にもよく見られるタイプで、
と思い込んでいるのです。
このように思っていれば、他の人を好きになれないのは、当たり前の話です。
前の相手に対して、まだ“愛着”を持っているわけですから。
(好きとまで言えなくても、“愛着”を持っているのは確かです。)
このような人に、ぜひ気付いてもらいたいのは、他の人は前の相手に劣るのではなくただ“違って”いるだけ、ということです。
前の相手とは別の人格を持った別人なのですから、前の相手と同じ気持ちにさせてくれるはずがありません。
そのように、前の相手を尺度にしていると、再び愛を得るチャンスは狭くなる一方です。
前の相手との比較をやめろと言われても、すぐにはやめられないかも知れません。
しかし、いったんハードルを下げるつもりで、複数の男性をデートを重ねてみるのもいいでしょう。
④ 他の人を好きになったら裏切りと感じてしまうタイプ
最後の4タイプ目は、
別の人を愛したら彼を裏切ることになってしまう!
それに『この先もきっとこんなに人を好きになることはない!』と思っていた自分の気持ちを嘘にしたくない!
というふうに、とても潔癖で誠実な感じのするタイプです。
確かにこのような考え方は、一見美しいです。
ですが、自分を大切にしていません。
それに、別れた彼にしたってあなたが幸せになることを望んでくれているはずです。
いつまでもこうやって、過去を美化し続けることは、そうした望みを報いず、逆にあなた自身が彼を裏切っていることになります。
愛は、誰にとっても必要なものです。
たとえ別の誰かと幸せになっても、前の相手との愛の日々を否定することにはなりません。
失恋して辛いのは、「相手を失った」からではなく「相手からの“愛”が得られなくなった」からです。
(相手がいなくなるという意味では、死別もこれと同じです。)
愛は、私たちの人生を豊かにしてくれます。
あなたが再び誰かの愛を得て幸せになることに何も問題はありません。
素直な気持ちで愛を求め、受け取ろう!
――いかがだったでしょうか?
愛する人を失うと、つまり、“フリー”になるわけですから、当然、目の前には多くの選択肢が現れます。
- 前の相手と似たようなタイプを選ぶ
- まったく違うタイプを選ぶ
- 誰も選ばない
どの道を選ぶかは、すべてあなた次第。
進むべき道を選ぶのは難しいし、ここでの選択がこれから先の一生を左右することもあります。
上で紹介した4つのタイプはどれも、失恋の辛さから自分を癒すことがうまくいっておらず、真実の愛を探す機会を失ってしまっていると言えるでしょう。
ですが、自分はどうしてこのような思いに囚われているのか?といったことに気づくことができれば、次の新しい愛を再発見する準備が整います。
あなたには幸せになる権利があるのです。
そして、過去に誰かとお互いに愛し合った経験は、必ずあなたの魅力の一部となっているはず。
もう自分に嘘をつくのはやめませんか?
そして、素直に新しい愛を求め、素直に他人からの愛を受け取ってみませんか?