女性は男性に沈黙されると、「嫌われちゃったかな?」、「もう私を愛してないのかも……」といった恐怖心に駆られるものです。
しかし、男性と女性では、脳の構造ならびに“情報処理方法”がまったく違うということをぜひ知っておくべきしょう。
ここでは、
男が沈黙する意味とそんな男に声をかけた時に返ってくる「心配しないで」の意味
について解説します。
目次
女性はアドリブ型、男性は台本型
男と女は根本的に違うことを認識しよう
女性は、他人に話をする過程を通して、自分が何を言いたいのかを発見します。
自分の考えを実際に声に出すことによって、直観力が冴え渡ってくるのです。
一方、男性は、言葉にする前に、まず自分の中にある情報を整理します。
そして自分の内側で十分に咀嚼し、考えをまとめてから外に向かって表現します。
言ってみれば、基本的に、
- 女性=その場の流れに任せた『アドリブ型』
- 男性=緻密に計算して表現する『台本型』
であると言えます。
もちろん、こうした特質を持った男女は、うまく噛み合えば名コンビになれます。
しかし、「相手も自分と同じはず」と思っている限りは、けっしてうまくいきません。
『男性の沈黙が持つ意味』は、大きく以下の2つです。
・自分が本当に言いたいことをじっくり考え、発見するため
・頭を冷やし、精神を集中するため
ですから、女性は、相手の男性が沈黙を続けている時は、「あぁ、今、彼は一生懸命考えているのね……」と受け取ってあげるようにしましょう。
一人になりたがるのも男の沈黙のうち
とか、
と言うことがありますが、これも男性特有の“沈黙”と考えていいでしょう。
この場合、次に自分の口から何かを言うために沈黙しているのとは違いますが、とにかく“準備”をしているのです。
けっして相手の女性に対して愛想を尽かしたわけではありません。
時が来れば、必ず彼は帰ってきます。
ですから、女性はそのように“穴に閉じこもった男性”を穴の中まで追っていくような真似はしてはいけません。
そんなことをすれば彼は逆上して自制心を失い、あとになって後悔するようなことを口走ってしまうでしょう。
きっとそれは、あなたを意図的に傷つけようとする恐ろしい言葉です。
男性の言葉の裏にある秘密
さて、ここからが本題です。
何かと沈黙しがちな男性の“言葉の裏にある秘密”について、解説していきましょう。
もし、あなたが彼のちょっとした異変に気付いたら、慌てず、彼の発する信号を汲み取るべきです。
とにかく慌ててはいけません。
まず、彼対して、「何があったの?」くらいは聞いてOKです。
(いきなり「私のこと嫌いになった?」とか「言いたいことがあるならハッキリ言ってよ!」はNGです。)
すると彼は、大きく分けて次の2パターンの反応を見せるでしょう。
①「別に何でもないよ」
この言葉は正しく訳すと、
ちょっと厄介な問題を抱えているけど、自分一人で解決できるよ。
だからもう、これ以上何も聞かないで。
という意味です。
断じて、
という意味ではありませんので、必要以上に取り乱してはいけません。
②「心配しないで」
この言葉でも取り乱す女性がいますが、実はこの「心配しないで」という言葉は本当は、女性にとってだいぶ希望を持てる言葉です。
これは正しく訳すと、
今抱えている問題を、自分はきっと解決できるし、そうしたらきっと明るい未来が待っている気がする。
それはもちろん、君と過ごす未来だよ。
という意味です。
「別に」とか「何でもないよ」といったように、何となくその場を乗り切ろうとする言葉と違って、「心配しないで」とあなたに対して気遣いまで見せているのですから、より誠実であると言えます。
それでもこの言葉を、
というふうに解釈してしまう女性は、案外多いようです。
早く自分の元に帰ってきて欲しいなら…
男性は、会話の途中であっても、人生の途中であっても、その時々の壁を「沈黙し、自分と向き合うこと」で乗り切ろうとします。
そんな時、女性は、「私が力になってあげたい!」と考えがちですが、それが有効なのは女性相手の時だけです。
冒頭でも述べたように、男性と女性では脳の構造がまるっきり違うのです。
ましてや、「私が力になってあげさえすれば、彼はそれだけ早く私の元に帰ってきてくれるわ」なんて考えは、おこがましいとしか言いようがありません。
(彼のためというより“自分のため”にそう思い込んでいるわけです。)
あなたがもし、彼にできるだけ早く自分の元に帰ってきて欲しいのであれば、次の6つのことを心がけましょう。
- 彼が殻の中に閉じこもる必要性を理解してあげる!
- 頼まれもしないのに解決策を見つけてあげようとしない!
- 彼の気持ちを聞いてはいけない!
- 彼が問題を解決するのを急かさない!
- やたらと心配したり同情しない!
- 彼に構わず自分が輝くための何かをする!
ポイントは、男性が沈黙し、自分と向き合っている時に、“彼に向けたあなたの努力”は一切不要ということです。
彼に向けてなんだかんだと策を弄すると、それこそ『北風と太陽』の寓話のように、あなたがむきになればなるほど、彼の気持ちはあなたから離れていくでしょう。