古い恋愛映画などで、「あなたったら、悪い男ね……」というセリフが出てくる時、これを言われている男は、決まってダンディーなモテ男です。
そのせいか、「悪い男=カッコいい」という印象がありますが、悪い男の何が悪いってそれはズバリ、『女癖(おんなぐせ)』です。
よ〜く考えてください、“女癖の悪い男”って、カッコいいでしょうか?
ここでは、
女癖の悪い男たちの心理と彼らがよく使うテクニック
について解説します。
目次
女癖の悪い男は決して“魅力的”ではない
『女癖』とは、その男性の、女性との付き合いにおいてあらわれる傾向のことを言いますが、「女癖がいい」などという表現はありません。
必ず、「女癖が悪い」というように、「悪い」という言葉とセットになっています。
そのせいでしょうか、いつしか「女癖」のほうが省略されるようになってしまったようです。
ですからまずは、
❌ 悪い男 ➡︎ モテる ➡︎ カッコいい&魅力的❗️
という認識はきれいさっぱり捨て去り、
⭕️ 悪い男 ➡︎ “女癖”の悪い男 ➡︎ 単なるヤリチン❗️
という認識にバチッと切り替えてしまいましょう。
まったくモテないのにヤリチンということはないですから、確かに、ある意味では、女癖の悪い男はモテていると言えます。
ですが少なくとも、魅力的だからモテているわけではありません。
ではなぜ、女癖の悪い男は、魅力的でもないくせにヤリチンになれているのでしょうか?
……それは、“然るべきテクニック”を使っているからです。
ここからは、女癖の悪い男達の特徴を詳しく見ていきましょう。
女癖の悪い男の心理とテクニック
彼らは自分の不安を隠すのが得意
「女癖の悪い男の子」という言い方はありません。
「女癖」という言葉には、必ず“オトナ”の要素があります。
そんな、女癖の悪いオトナの男たちは、たいてい子供時代や学生時代は、俗に言う“不良”だったりするものです。
いつの時代も不良は、ある程度、女子の人気が得られるものです。
特に、世間体ばかりを気にする親に育てられていた女子にとっては、不良はどことなく神秘的でカッコよく見えたはず。
実際、スリルや自由や活気を求めて、そんな男子と付き合っていた、という人も多いのではないでしょうか?
ですが、不良たちの魅力とは、極めて表面的なものです。
彼らは、あえて危険なことをする大胆さは持っていても、やさしい気持ちを表現したり、自分の中にある不安を見つめたりするのは苦手です。
単に、その不安を隠す能力に、非常に長けていただけです。
そしてそんな自分の不安を隠すことが得意な「不良」がそのまま大人になったのが「女癖の悪い男」なのです。
……果たして彼らは本当に魅力的なのでしょうか??
彼らが育った環境とは?
「女癖の悪い男」の最大の特徴は、女性の心を読むのが非常にうまいということです。
現に彼らはとても研究熱心で、女性のことなら研究し尽くしていて、もう何でも知っています。
ただ、よ〜く見てみてください。
残念なことに、その知識と才能は、必ず自分の欲望だけを満たすことに使われ、「女性を尊重する」という方向に向かうことはけっしてありません。
そんな彼らの多くに共通する特徴として、女としては魅力的だけれど、子供に対しては冷たい母親に育てられているということがあります。
彼らは子供の頃、いつも、
と研究する必要があったため、その結果として、いつしか女性の心を読む達人になったのです。
ですから皮肉なことに、「女癖の悪い男」のほうが「心やさしいまじめな男性」よりもはるかに女心というものを知っています。
多くの女性が引っかかってしまうのは、無理もない話なのです……。
彼らのよく使う手とその裏にある心理
ある悪い男は、こんなふうに語ります。
オレは女性が言ってもらいたいことが分かるんだ。
女はいつでも自分は特別な存在でありたいと思ってる。
だからオレは、しょっちゅう『君が一番素敵だ』と言ってあげるわけさ。
ウソは言ってないよ、だって“その瞬間”は本当にそう思ってるんだから……。
“自分の不安を隠している悪い男たち”にとって、女性をオトすことは、言わば、勝つか負けるかの勝負。
女性が激しく反応すればするほど、彼らは自分自身の値打ちや魅力をはっきり確認することができるのです。
だからこそ、全神経を集中して、
といった愛の言葉を巧みに操り、何としても女性をオトそうとするのです。
ここで女性が絶対に気をつけなくてはならないのは、彼らにとってはオトすこと自体が目的なのだから、あなたに本気で恋をしているのではないということです。
確かに彼らは、ベッドの中では「愛している」と言うでしょう。(その時は本当にそう思っているのですから。)
しかしそのことが、長い目で見て、相手の女性にどんな影響を及ぼすかなどということは、まったく考えていません。
彼らは、あなたの反応に目新しさを感じられなくなると、さっさと次の女性を探しに行くでしょう。
それを繰り返していくことこそが、彼ら自身の存在意義を確かめる唯一の手段だからです。
一方、女性のほうは、彼らのそうしたテクニックを真に受けて、
と勘違いをしてしまうのです……。
なぜ用心深い女性ほどだまされるのか?
こうやって悪い男(女癖の悪い男)にだまされる女性には、きまって“ある特徴”があります。
それは、完璧な男性を求めるあまり、正しく男性を見る目をくもらせてしまっているということです。
彼らはそこもちゃんと見透かした上で、
と判断してきます。
そしてうまく完璧な男になりすまし、あなたの前で情熱的な恋人を演じ始めるのです。
すると女性のほうは、それを“信じたい一心”で、いとも簡単に引っかかってしまうのです。
要するに、よくよく考えれば、「彼はけっして自分の期待に応えてくれる男性ではない」と分かるはずなのに、そういう事実から、わざと目を背けてしまうのです。
「理想が高く用心深い女性」こそ、悪い男に引っかからなそうですが、実はまったくもって逆です。
なぜか?
そうした女性は、長い間男性に対して、厳重な厳戒態勢を取ってきたために、愛情ややさしさに飢えているので、悪い男に出会うとたちまち燃え上がってしまうのです。
というなら、そんな悪い男たちと“火遊び”を楽しんでみてもいいかも知れません。
でもそうじゃないのなら、しっかりと!男を見極めるようにしましょう。
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(余談)驚愕!彼らはこんな手まで使ってくる!
女癖の悪い男たちは、とにかくヤリたい一心ですぐにベッドに誘ってくる、というわけでもありません。
彼らは愛の狩人なので、一応(?)全力であなたをオトしにかかってきます。
ですから、「待つ」というテクニックですら器用に使いこなしてきます。
例えば、ある悪い男はこのように語ります。
狙っていた女性といざ甘い夜を過ごせた後は、とりあえず1週間は会わないことにしてるね。
会わない間、向こうは「きっと他に考えることがいっぱいあるんだろうなとか「他に女性がいるのかな」とかいろいろ想像するでしょ。
それに、ガツガツした男と思われるのも嫌だしね。
だからわざとそうやって間を空けたほうが、かえって次に会う時も堂々としていられるんだよ。(キリッ)
……いやはや、敵もさるものと言わざるを得ません。
十分注意してください。