占いにおいて最も大切なのは、占いを通してその人が幸せになることです。
どういう道筋を辿るにせよ、その過程では、「自分自身のことを深く知ること」が欠かせません。
そのことに関連して、ここでは、
なぜ男性よりも女性のほうが占いと相性がいいのか?
について解説していきたいと思います。
自分を知りたいのは、自分を愛したいから
『自分のことを知りたい』というのは、男女ともに抱いている自然な欲求です。
自分のことを知れば、人生の大小さまざまな決断において、迷いが少なくなるからです。
この『自分のことを知りたい』という欲求について考える時、『愛』という要素は外すことができません。
というのも、私たちは、他人という鏡を通してしか、自分の姿を見ることができません。
人から愛情を持って“見られる”時、自分の良さに気づき、自分のことが分かり、自分を愛せるようになるのです。
つまり、
『自分のことを知りたい』=『自分のことを愛したい』
⬆︎
他人という鏡(他人の視点)が必要!
ということです。
(ちなみに、人は成長するにつれ、「愛されたい」という欲求が、だんだんと「他人の役に立ちたい」という欲求に変遷していくものです。)
「母性愛」があるからこそ自分を知りたい!?
ちょった変わった例え話をしましょう。
あなたは、ある日、山に出かけました。
そこで、一匹の“野犬”の子犬に遭遇しました。
犬とはぐれたのでしょうか、お腹も空かしているようです。
子犬にとって、人間を見たのは、あなたが初めてでした。
果たしてそんな子犬は、「この人なら、助けてくれそうだ、餌をくれそうだ」と思って、あなたに尻尾を振ってすり寄ってくるでしょうか?
おそらく、そんな態度は取らないでしょう。
でも、“人間に飼われたことのある犬”なら、話は別です。
それは、人間が自分の欲求に答えてくれる、ということを知っているからです。
同時に、「自分は人間から支えを受ける価値がある」と信じているからです。
ここでまた、人間の話に戻します。
自分が思いやりと支えを受けるに値することを信じるためには、どうしても、自分のことを心にかけてくれる相手が必要です。
それは、自分が心を許して甘えることができ、自分のことを思いやってくれる相手です。
男性と比べ、特に「女性」は、こうした相手を強く求めます。
なぜなら、女性は、“母性愛”が強いからこそ、「生き物(人間)は皆、思いやりを受けたいんだ」ということを知っているのです。
だからこそ、『思いやり、支え合う関係』を男性より強く求め、同時に、『自分のことを知りたい欲求』も男性より強いのです。
まとめると、こうなります。↓
女性には母性愛がある
⬇︎
思いやりと支えを求める気持ちが男性より強い!
⬇︎
自分のことを知りたい欲求も男性より強い!
⬇︎
自分探しの一環とも言える『占い』とも相性がいい!
誤解を招かぬよう、少し補足しておくと、男性がまったく思いやりに対して敏感ではないわけではありません。
ですが、女性ほど敏感だと、その男性は、世話好きな女性のもとで、依存的になりがちです。
占いで見失った「感情」を取り戻せる!
さらに付け加えるなら、「女性と占いの相性の良さ」は、女性の決断プロセスの特徴からも説明することができます。
男性と女性では、ものごとを決断する際、以下のような違いがあります。
「論理」と「理屈」だけをもとに、決断を下しがち。後からその決断は自分の“気持ち”に沿うものだったと確認して、決断の正しさを補強する。
決断の多くは、直感的な「感情」に支えられる。後になってみると、その決断を下すだけのもっともな“論理的理由”もあったことが分かったりする。
男性の論理(思考)が間違うことがあるように、女性の直感(感情)も常に正しいとは限りません。
ものごとを決断する理想的な状態は、両方のバランスがとれている状態です。
(どちらを重視するのが正解というわけではありません。)
「思考」は“男性らしさ”の資質、
「感情」は“女性らしさ”の資質です。
男性は、決断を下す前に、「思考」に沈み、問題を考え抜けば、決断を下すことができます。
逆に、「感情」を優先してしまうと、男性はいつまで経っても、決断を下すことができません。
一方、女性は、「思考」に重きを置き過ぎると、フラストレーションを感じたり、混乱したりしがちです。
特に、動揺したり、決断しなくてはならないというプレッシャーをかけられている時は、そうなるでしょう。
つまり、女性は、ものごとの決断を下しかねている時には、自分の「感情」を見失っているのです。
ですから、女性が決断をするためには、他人に話して自分の状況を整理し、見失っていた「感情」を見つけ出すことがとても大切です。。
女性にとって占いは、頼れる味方!
もちろん、ここで言う“他人”は必ずしも占い師である必要はありません。
親、知人、友人、パートナーであっても構いません。
しかし、(費用こそ必要ですが)自分の話に耳を傾けてくれる存在という意味においては、『占い』は非常に便利と言えるでしょう。
ぜひ、占い師に話をする中で、自分が、
- どうありたいのか?
- どうなったら嬉しいのか?
- 何を大切にしたいと思っているのか?
といったような心の中に潜む真実を発見してみましょう。
きっとそれによって、あなたが進むべき道が照らし出されるはずです。