あなたが不倫したのは潜在意識のせいかも?【自分でも気づかない不倫に走る要因】

なぜ不倫に走ったのかと聞かれても、

「気がついたらこうなっていたんです……」

としか答えられない女性が、数多くいます。

実際、女性が不倫に走る要因には、当事者も気づかない“心の問題”が、いくつも潜んでいます。

ここでは、

不倫へ走る女性たちの中にある“潜在意識”

について解説します。




この中のどれがあなたを不倫へ導いた?【10の潜在意識】

十分幸せだったはずなのに、どうして、不倫に走ってしまったのか、自分でも分からない……

 

という人は、長い結婚生活の間、“否定的な感情”を抑圧し過ぎてしまったために、自分でも見失ってしまった可能性が高いです。

しかしおそらくは、以下に挙げる10の理由のどれかでしょう。

① 夫と近すぎるための息苦しさ

パートナーと近すぎることによる、息苦しさや、ある種の恐れを抱いてしまう女性は、少なくありません。

そんな夫との関係から逃れるために、別の男性に走るのです。

こうした息苦しさの多くは、まず、「夫に男を感じなくなる」という形で現れます。

しかし中には、そうした手順を踏まずに、いきなり不倫に走る女性もいます。

それは、2人の間に「愛人」という第三者を介在させることでしか、夫との関係を保てないタイプの女性です。

人にはそれぞれ、安心できる「心の距離」というものがあります。

いつも誰かにそばにいて欲しいと思う人もいれば、あまり自分の世界に立ち入られたくないと感じる人もいます。

“近すぎること”に恐れを抱くタイプであれば、結婚や出産などを通して夫との距離がいっそう親密になった途端、わけもなくイライラが始まります。

そういう女性は、仕事や人付き合いにかこつけて、すれ違いを演じたり、わざと夫の嫌がることをしてケンカを仕掛けたりします。

相手を遠ざけるために「怒り」を“利用”するのです。

そして、場合によっては、夫を拒むために、愛人をつくったりもします。

こうした背景には、「親」から受けた影響が見え隠れします。

「極端に子供を突き放すタイプの親」に育てられた人は、あまり相手と近づきすぎると、その相手に“飲み込まれてしまう”ような恐怖を感じるのです。

そんな彼女たちは、不倫に走ることで、必死に、自分をなくすまいとするのです。

② 女の中のナルシシズム

自分の容貌や財産を鼻にかけているような女性は、きっとあなたの近くにもいるはず。

そういう自意識過剰のタイプは、必要以上に、他人の目を気にするものです。

傲慢とも映る態度を取りながら、心の中では、誰かの何気ない一言に腹を立てたり、傷ついたりと、常に不安に震えている……

そんな彼女には、自分を褒め称え、持ち上げてくれる人間(愛人)が必要なのです。

精神衛生の専門家は、こうした「ナルシシズム」こそ、現代人が抱える心の病だと見ています。

このようなナルシシズムに、とりつかれた女性の頭にあるのは、自分のことだけ。

「自分には幸せになる権利がある!」と信じて疑わない彼女たちは、不倫だろうがおかまいなしで、欲しいものを手に入れようとします。

このような女性のお眼鏡にかなうのは、地位や富に恵まれた男性ハンサムな年下男性です。

言わば、「愛人」=「自分自身の延長」となるわけですから、ルックスにもこだわるのです。

ちなみに、このタイプは、“若さへの執着”が半端ではありません……。

③ 境界性パーソナリティ障害

ナルシシズム同様、専門家が「境界線パーソナリティ」と呼ぶ、心の病気に苦しむ女性もいます。

自分が何者なのか分からないという不安を抱える彼女たちは、他人との関係性でしか、自己を確認することができません。

いつも誰かに触られ、抱きしめてもらっていないと、どうしていいか分からなくなってしまうのです。

そういう女性が、夫から十分な愛情を得られない場合、それを愛人に求めるのは、よくあること。

彼女たちが望むものは、セックスではなく、ただ抱きしめてもらうことです。

しかし、どんな男性が、いくら愛情を注いだとしても、その心は、けっして十分に満たされることはありません……。

④ 悪いのはすべて夫!

不幸な結婚生活を理由に、不倫へ走る女性の中には、それとは知らず、夫婦揃って、不幸を“演出”している場合が少なくありません。

つまり、

 

自分が悲しそうにしているのは、すべて相手が悪いからなんだ!

 

とお互いが主張しているのです。

このように、「すべては夫が悪い!」と訴える妻たちは、

「不幸」が「不倫」を呼び込んだのではなく、

「不倫」が「不幸」を呼び込んでいることに、

気がついていません。

例えば、妻が、「夫が自分が思っていたような頼れる男じゃなかったから、自分は不倫をした」と思っているとします。

でも、実はそれは、まったく逆。

夫は、まさに、そんな彼女が求めていた夫なのです。

夫を責め、冷ややかな視線を浴びせることで、男性に対して優位に立つことを、彼女自身が求めていたのです。

(幼少期に、父親に認めてもらいたい一心から、すべてを完璧にこなし、家族の中心だった女性は、結婚後も、家族の中心であろうとします。要するに、自分の父親と同じように、夫を“黙らせる”ということです。)

一方、男性は男性で、やはり、妻を「幼少期に見た自分の親の姿」と重ね合わせていたりします。

(口うるさい母親に育てられた男性は、同じように口うるさい妻の前で“頼りない夫”を演じていれば、母のように、文句を言いながらも自分をかばってくれるに違いないと考えるのです。)

形こそ違えど、このように、「長年、虐げられてきた被害者のはずが、実は、不幸の片棒を担いでいる」といった夫婦は、いくらでもいます。

問題の“根っこ”は、あなたが思っている以上に、深いところにあるかも知れません……。

⑤ 父親の影

妻たちの不倫の原因を、潜在意識の観点から挙げると、「投影」と呼ばれる問題もあります。

結婚前は、多くの女性が、恋人の中に「理想の父親(自分の父親)」をダブらせるものです。

しかし、ひとたび、結婚生活が始まると、その理想は打ち砕かれ、夫の欠点が次々に見えてきます。

普通は、徐々に、理想と現実のギャップを埋めていけるのですが、中には、「裏切られた!」と感じる女性もいます。

すると今度は、これまでのイメージが180度変わり、夫を見る目が、「理想の親」から「最悪の親」へと一転します。

そうして、結婚の夢に敗れた妻は、救いを求めて、不倫に走る、というわけです。

⑥ 三角関係への憧れ

驚くことに、女性が無意識のうちに、「三角関係」を求めていた、というケースもあります。

ここにも、「両親との関係」が色濃く反映しています。

三角関係に憧れる女性の中には、両親から溺愛されていた人が少なくありません。

父と母が、競うようにしてあなたをかわいがっていたとすれば、あなたはいつも、三角関係の頂点にいたと言えます。

こうした女性は、結婚するとすぐに、今度は、自ら新たな「三角関係」を築こうとします。

夫と愛人を競わせることで、常に自分が優位に立てるからです。

そのように、無意識のうちに、

 

三角関係こそ、一番自然な安心できる形!

 

と思い込んでいる女性もいます。

⑦ 私がヒロイン!

「常に注目の的でいたい!」、そんなヒロイン願望の強い女性は、ヒステリックな性格な持ちことであることが多いです。

こういったタイプは、興奮の極みにある時が、最高に幸せ。

そのため、その“ドラマチックな状況”に憧れて、不倫に走ります。

ロマンスなしには生きられない彼女たちは、愛人との関係に溺れ、流されることも楽しんでいるのです。

ところが、そういう女性に限って、自分とは「正反対のタイプ」を選ぶことから、悲劇が生まれます。

堅実で、論理的で、几帳面な性格の夫も、彼女たちから見れば、本来、「退屈でたまらない冷血人間」だったはずで、選ぶべき相手ではなかったのです。

禁断の恋に身を焦がす彼女たちは、自分が、“独り芝居”を演じていることに気がつかないのです。

⑧ 結婚そのものが夫へのつら当てだった

世の中には、憎しみの絆で結ばれた夫婦もいます。

相手を苦しめるためだけに暮らす彼らにとっては、不倫もまた、ゲームの一部です。

相手にこれ見よがしに浮気をしては、相手の惨めな姿をあざ笑う、その攻防は、次第に激しさを増していくものの、どちらもなぜか、けっして離婚しようとはしません。

そんな、互いに傷つけ合うことでしか、幸せを分かち合うことのできない夫婦にとって、不倫はまさに、“格好の道具”なのです。

⑨ 火遊びのスリルを求めて

自分を取り巻く男たちを、「聖者」or「罪人」といったように、必ずどちらかに分けようとする女性がいます。

女と見れば、「聖母」or「淫婦」に分けたがる男性もいますが、あれと同じこと。

妻を聖母に祭り上げたはいいが、手出しできないとあれば、浮気するしかありません。

妻にとって、自分や子供を護ってくれる夫は、もちろん「聖者」。

でも、「聖者」が「聖者」たり得るためには、どこかに「罪人」がいなくてはなりません。

そこで、“火遊びのスリル”を求めて、他人の女房に手を出すような「罪人(つまり愛人)」と関係を持とうとするのです。

⑩ セックス中毒

少数ながら、セックスについてのある種の“強迫観念”にとりつかれた女性がいます。

彼女たちは、アルコールや、麻薬の中毒患者同様、セックスの中毒なのです。

このようないわゆる「セックス中毒」の背景にあるのは、それぞれの生い立ちや家庭環境です。

例えば、両親のどちらかが、浮気を繰り返していた場合、その子供たちが同じ道をたどるのは、よくあることです。

また、幼児期に、何らかの性的虐待を受けている場合もあります。

→幸せな結婚生活を望まなくなった原因となる幼少体験

不倫問題はやはり、一筋縄ではいかない…

――いかがだったでしょうか?

こうして見ていくと、一口に不倫と言っても、

その人の人格形成に関わっている深い部分

が、影響していることが分かります。

ですから、冒頭で述べたように、

 

自分がなぜ不倫したのか、自分でも分からない……

 

というのも、ある意味では、無理のない話なのです。

ですから、不倫問題は、「社会道徳に反するからやめましょうね」で済むような、そんな生半可な問題ではありません

逆に言えば、これに正面から取り組むことによって、

夫との関係、家庭環境、周囲との人間関係、

ひいては「人生」まで、よりよくしていける可能性もある……

そんな重要性を秘めた問題なのです。

→不倫妻が踏む5つのステップ