
「不倫するような人なんて、軽蔑してたはずなのに……」
不倫に走ってしまった女性の多くが、このような思いを抱きます。
誰だって、初めから不倫をしようとしていたわけではないのです。
では、いったい何が、あなたを不倫に走らせてしまったのでしょうか?
ここでは、
あなたを不倫に駆り立てた8つの理由
について解説します。
目次
あなたを不倫に駆り立てた8つの理由
妻たちを不倫に駆り立てる最も大きな力、それは基本的には、
「結婚生活への不満」
です。
いったいどんな不満が、積もり積もっていくのか、こまかく見ていきましょう。
①結婚生活・夫への失望
なぜ、結婚生活に不満を抱き、失望してしまったか?
それは、過度の期待をしていたからです。
古き良き時代、結婚とは、「夫が妻に生活の安定を保証する」という契約でした。
しかし、今や夫婦のあり方も変わり、家事や子育ては、必ずしも「女の仕事」ではありません。
また、そもそも、結婚には「愛」が不可欠。
欲望のおもむくままのセックス、おざなりなセックスでは妻は満たされません。
互いの求めるものを与え合ってこそ、夫婦です。
夫は、本来、常に、妻の美しさを口に出して褒める心遣いや、夫婦の会話を絶やさない努力をし、妻への愛を示さなくてはなりません。
それがなければ、妻が、結婚生活そのものに失望してしまうのも、ある意味、仕方ないと言えるでしょう。
あるオフィスラブの調査では、半数以上の人妻が、「罪の意識は感じない」と答えています。
ここからは、結婚生活・夫への失望から、「夫を裏切らずにいられなかった苦しみ」も察することができます。
たとえ、自分のしたことが、倫理に背く行為であっても、
といった思いが、不倫に走った人妻たちの罪悪感を和らげているようです。
②もう一度きれいと言われたい
世の女性は皆、男性からの目線を気にするもの。
ところが、いったん結婚してしまうと、世の男性たちは、妻への賛辞を忘れがちです。
それどころか、平気で欠点をあげつらうようになります。
そのようにして、妻の座と引き換えに、“女としての自信”を失う女性のいかに多いことか……。
ところが、再び仕事を始めると、あなたには男性たちの熱い視線が注がれます。
久々に聞く耳触りのいい言葉に、心は浮き立ち、しおれたかに見えていた花は、がぜん輝きを取り戻すのです。
もちろん、本来は、他人の言葉になど惑わされず、自分自身を見つめる強さが必要なのかも知れません。
しかし、男性から魅力的だと言われる悦びを得たいがために、不倫の誘惑に負ける妻も少なくないのです。
③本当の私を見てくれる
女性が、男性に認めて欲しいと思っているのは、外見の美しさばかりではありません。
と思っています。
誰の娘でも、妻でも、母でもない、“本当の自分”を見つめて欲しい、と心の奥底で願っているのです。
ある不倫妻は、こう語ります。
(不倫相手の)彼は、私を無理に変えようとせず、“ありのままの私”を受け入れてくれました。
「心から愛された」という実感を与えてくれたんです。
不倫は、時として、女性のこうした欲求を満たします。
④独立心の表出
夫の手の中で生きてきた妻が、ふと、それまでの自分の生き方に疑問を感じた時、不倫へ走るケースは少なくありません。
彼女たちにとって、それは、精一杯の自己主張なのです。
ある女性は、家にばかりいる生活にうんざりし、自分の自由になるお金が欲しかったため、夫の反対を押し切って、仕事を始めました。
そして、そこで、禁断の恋に身を焦がすことになります。
そんな彼女は、こう語っています。
働きだしてから、「私だって一人で生きていけるんだ」って気付くことができました。
今の彼は、私を抑えつけたりしない、良き理解者です。
⑤一人の人間としてもっと成長したい
物質的な豊かさが実現した現代では、皆、精神的な豊かさを求め、何かと“自己実現”が叫ばれています。
昨今の離婚事情には、まさにこれが反映しており、半数近くが、“内面的な問題”を離婚理由に挙げています。
つまり、離婚は、「妻としての自分」と「一人の人間としてもっと成長したいと願う自分」とのはざまで、悩み苦しんだ末の結論だということ。
妻たちが不倫に走る背景にも、そうした、開き直りにも近い、
「自分の感情に従うのは当然のこと」
といった思いが絡んでいそうです。
⑥老いへの焦り
老いを意識し始める年齢は、人それぞれでしょうが、女にとっては、40代がひとつのターニングポイントになるようです。
と、ため息をつくのです。
こうした、とらえどころのない不安に抗うように情事に走る彼女たちは、遠ざかっていく青春の後ろ姿を、必死で追いかけているのかも知れません。
つまるところ、「いのち短し、恋せよ乙女」です。
⑦夫の浮気への復讐
夫の浮気の腹いせに、「だったら自分も……」というケースは少なくありません。
やり場のない怒りと悔しさを晴らすために、同じ方法で仕返しを図るのです。
とはいえ、
そのような行為は、復讐のためばかりではなく、「女としてのプライドと自信を取り戻したい」という思いも、後押ししているでしょう。
夫ではない彼が、魅力的に映るのは、もしかしたら自分の寂しさが見せている幻かも知れない。
それでも、彼の熱い眼差しと、甘い言葉が、私の傷ついた心を癒してくれるのだとしたら……
そう考え、迷わずその胸に飛び込む女性は多いでしょう。
しかしながら、この不倫合戦(?)が、イタチごっこになってしまったら最悪です。
いつ果てるともない泥仕合は、何も解決しないまま、ただお互いを傷つけ合うだけでしょう……。
⑧強くなりたい!
妻が不倫に走る時、その裏には、「強くなりたい!」という願望が見え隠れします。
女にとって、夫以外の男性と関係を持つ最大のメリットは、「力」を得られることです。
「自分にもまだ男を引きつける魅力がある!」と思っただけで、女は強くもなれば、セクシーにもなれるものなのです。
結婚した途端、夫から「自分の妻」としか見られなくなり、あなたの心の中には、
といった不安が押し寄せてきます。
そんな時、あなたを救ってくれるのが、愛人の存在です。
夫に押さえつけられてきた妻たちは、愛人を持つことで、新たな力を得て、表面上は変わりない生活の中で、密かに満足感に浸っているのです。
また、中には、「直接的な力(富や名声、社会的な地位など)」を得ようとして、愛人を持つ女性もいるでしょう。
自分をあまり責めすぎないように……
――いかがだったでしょうか?
前述のように、シンプルに言えば、妻を不倫に駆り立てるものは、「結婚生活への不満」以外にはありません。
ですが、こまかく見ていけば、そこにはいろんな思いが絡まり合っていたことに気付かされたことでしょう。
不倫に走った自分を、あまり責め過ぎてはいけません。
あなたが結婚の誓いを破り、社会道徳に背くには、ある程度の「正当な理由」があったのです。
ずっと不安の中でおびえていても、何も始まりません。
それに、何も、一生、今のような状況と気持ちが続くわけではないでしょう。
まずは、自分の気持ちをゆっくりと整理し、落ち着きを取り戻すことから始めてみましょう。