『男らしいこと=いいこと』とされていた時代はすでに昔。
実は、今ではあまり「男らしい男」はモテません。
ここでは、
男らしい男が地雷な理由
について解説します。
「男らしい男」との快適な性生活は難しい?!
「男らしい男」を気取った男は、その男らしさを振りかざそうとします。
そして、女性には従順さを期待します。
そうでなければ、自分の男としての存在が、脅かされるような気持ちになるからです。
そんな「男らしい男」たちは、
だと思っています。
「本当のボスは誰なのか?」を示そうとして、性器を使うのです。
それで満足して、他の女性に興味を抱かないのであれば、まだいいのです。
しかし彼らは、消極的で従順なタイプの妻を求めていたのにもかかわらず、彼女たちを退屈だと感じ、“攻撃的な女性”と浮気をすることがあります。
まるで、登山家が次々に新しい山を踏破していくかのように、
と思うのです。
何より彼らの非常に厄介なところは、
女性が完全に自分のものになると、興味が失せてしまう
ということ。
追いかけたり、征服したりする必要がなくなったら、スリルを感じなくなってしまうのです。
彼らが満足感を得られるのは、強引なやり方で女性を屈服させることができる時のみ。
むしろ、女性がセックスに対して消極的な時にこそ、彼らはセックスを楽しめます。
逆に、妻や彼女がセックスに積極的になってくると、機能不全や早漏、セックス嫌いといったいろいろな機能障害を起こすことがあります。
さらに言えば、「男らしい男」たちは、「男は感情を表に出すものではない」というある種のこだわりを持っており、女性に対して、わざと、優しくするのを避けたり、セックス以外の時には触れないようにしたりします。
当然、こうした接し方は、女性にとっては物足りず、ロマンチックな雰囲気がないために、恋愛感情が冷めていくでしょう。
ちなみに、「男らしい男」たちは、セックスを始めるのは自分の役目と感じていて、ベッドでリードされるのは嫌いです。
「こうしてくれたら嬉しいわ」などと女性に言われると、不愉快になったり怒ったりするものです。
女性があまりに激しく反応し過ぎると、逆に萎えてしまう、という人もいるくらいです。
このように、現代の女性が、あまり「男らしい男」たちに惹かれなくなってきたのは、
に加え、
なのかも知れません……。
性生活以外での「男らしい男」の弊害
「男らしい男」を目指すあまり、自分の悩みや感情を、妻や恋人に打ち明けられない男性もいます。
こんな男性に対して、女性は、強い不信感を抱くようになるものですが、
「男らしい男」たちのほうにしてみれば、自分をさらけ出してもしたら、この先、一生、敗者になってしまうような気持ちになるのです。
パートナーに弱みを握られ、自分がダメになってしまうのが怖いのです。
そんな男性に、女性がいくらしつこくコミュニケーションを迫っても、
「男らしい男」たちは、相手が自分をコントロールしようとしてきていると感じます。
そして、いっそう口を閉ざしてしまうでしょう。
当然、2人の間には緊張感が増していきます。
たとえ、女性が欲求不満を口にしなくても、コミュニケーションは自然と減っていくため、カップルの間の気持ちは、どんどん離れていくでしょう。
「男らしい男」を作り出していたのは女のほう?
ただ、こうした「男らしい男」の厄介な問題は、男にばかり原因があるのではありません。
女性の中にもいまだに、
とか、
と考えている人がおり、実際、そのような女性は、夫が進んで責任を負ってくれなかったり、何らかの理由で経済的に家庭を支えられなくなったりすると、夫に対して性的魅力を感じなくなったり、オーガズムが得られなくなったりしてしまうのです。
彼女たちだって、男といえども精神的にもろかったり、感受性が豊かだったりすることを理解はしています。
しかし彼女たちにとってそれは、“理想の男性像”ではないのです。
ですから、上に述べたような「男らしい男」に引っかかってしまいます。
そして結婚後、しばらくしてから気づくのです。
と。
そのような“地雷男”を選ばないように注意するだけでなく、
女性の側でも、意識を変えていかなくては、この世に“いい男”は増えていかないでしょう。
「男らしさ」、「女らしさ」を勘違いしちゃダメ!
最近では男性も女性も、いわゆる「男らしさ」、「女らしさ」について、柔軟性を持って考えられるようになってきています。
ところが、まだ心の芯に、“昔ながらの男性観・女性観”が残っている人は、思わぬトラブルが生じることがあります。
例えば、「行動的で仕事ができる今風な女性」が自分の好みだと思っていた男性が、そんな彼女とは、ベッドの中ではどうもうまくいかないというケースがあります。
このような男性は、心の奥底で、「行動的で仕事ができる今風な女性」に、怯えてしまっているのです。
また、「優しくて思いやりのある男性」に、気持ちの上では惹かれていても、友達としか思えないという女性もいます。
彼がタフでもなく、支配的でもないので、肉体的に燃えることが出来ないからです。
今時、「男らしさ」、「女らしさ」なんて、あっちゃいけない、とまで言うつもりはありませんが、
「男らしさ」、「女らしさ」を勘違いしていると、思わぬところで、地雷を踏んでしまい、満たされない恋愛、満たされない性生活を送ってしまうことになるので、注意したほうがよいでしょう。