「女性の社会進出」という言葉すら過去のものとなり、今や男女関係なく、他人の支えがなくても自由に生きていける……そんな時代になってきています。
ですが、女性の独立心があまりに強過ぎると、男性にとって近寄りがたい存在になるのも事実。
ここでは、
男がいなくても生きていけると思っている女性の特徴と、その弊害への対処法
について解説します。
目次
独立心が強過ぎる女性2タイプ
男が生きていくには、女が必要。
でも女が生きていくには、男は特に必要ない。
世間では時々、このような声が聞こえてきます。
その一方で、女性が、男性に別れを告げられる時、
と言われた、などというのもよくある話です。
結局のところ、女性は独立心を持つべきなのでしょうか?
それとも、持たなくてもいいのでしょうか?
ただひとつ言えるのは、女性の独立心が“強過ぎる”と、男性は興味をそそられない場合が多いということです。
では、独立心が強過ぎる女性とは、いったいどんな女性でしょうか?
それは、以下の2タイプに分かれます。
① 男なんていらないと思っているタイプ
このタイプは、恋人と別れてからなるべく何でも一人でできるようになろうと努めた結果、愛から縁遠くなってしまったタイプです。
このタイプの女性は、他人をあてにするのは弱い証拠だと考えています。
愛を求めたところで得られなかった時に苦しい思いをするだけよ。
だったら私は最初から愛を求めない生き方を選ぶわ!
と考えているのです。
このように愛の重要さを否定する女性は、次第に依怙地(いこじ)になっていき、誰かが助け舟を出してきても、それを拒絶するようになります。
そのため、孤独にも陥りやすいし、人生を楽しむ力もなかなか発揮されません。
男性というものは、「彼女の人生をオレの力でよくしてあげることができそうだぞ!」と感じた時に、初めてその女性に惹かれます。
ですから、女性が男性の必要性を否定して「信頼」や「感謝」などの感情を切り捨てれば、その女性を助けてあげたいと思う男性をすべて失うことになるのです。
同性からの助けでも借りたくない、とにかく人が信用できないという場合には、その原因は子供の頃の出来事にあります。(周囲や大人に助けを求めても、応えてもらえなかったという出来事です。)
また、男性の支えに対してはいつも心のドアを閉ざしてしまうという場合には、以前に経験した別れの後の心の痛みをきちんと癒していないことが原因として考えられるでしょう。
② 何でも自分でやらないと気が済まないタイプ
もう1つのタイプは、いろんな面で有能であるがゆえに、あれもこれも引き受け過ぎて愛を遠ざけているタイプです。
他人のことや他人の要求に応えることに必死になり過ぎて、自分の時間が取れないのです。
でもこれは“不可抗力”ではありません。
他人を助けているように見えて、実は自分の苦痛から逃げているのです。
このような女性は、外から見ると活気のある日々を送っているように見えますが、心の中は孤独です。
人を助けるばかりで、自分の支えがないといつかは鬱病にもなりかねません。
そうなってしまうのを防ぐには、まず、誰かに自分の話を聞いてもらう必要があります。
それはつまり、心の中にある、
という思いを正直に吐露することです。
自分の苦痛を誰かに知ってもらえば、孤独感もなくなり、肯定的な温かい感情が戻ってくるでしょう。
ちなみに、このような“何でも自分でやらないと気が済まないタイプの女性”が男性と付き合うとなると、「他人の助けを必要としてる男性」を選びがちです。
当然、そのような男性は、女性のほうを助けることはできません。
癒されるどころか消耗してばかりの恋愛になってしまうでしょう……。
頑張り過ぎないための4ステップ訓練
では、「強過ぎる独立心」をいくらかトーンダウンさせるためには、具体的にどうしたらいいのでしょうか?
そのためには、頑張り過ぎないことを学ぶのが一番です。
生来の性格が、頑張り過ぎてしまう性格なのですから、そこを変えるには、頑張り過ぎないための訓練をしなくてはなりません。
この訓練には、大きく以下の4つのステップがあります。
STEP1 自分の気持ちを他人に伝えてみよう! |
誰かに話せば、重荷をひとりで背負わなくてもよくなり、安心感を持てるようになります。 |
STEP2 自分のためだけのことをしてみよう! |
エステ、マッサージ、買い物など、自分だけにご褒美をあげることで、人生を楽しむことができるとともに、世界は自分がいなくてもちゃんと回るのだと理解できます。 |
STEP3 助けを求めることに慣れよう! |
STEP2で自分ひとりの時間を過ごせば、自分が本当にやりたいことが見えてくるはず。それ以外のことは他人に任せるか、助けを求めてもよいと考え、その考え方に慣れていきましょう。 |
STEP4 他人の頼みを断ってみよう! |
あくまでも、冷たくならないように、「ごめんなさい、できないの」と言える練習をしていきましょう。 |
以上の4ステップを踏んで、頑張り過ぎてしまうことをやめ、多少なりとも自分に甘くなってみると、
ということに気付くはず。
するときっと、男性から見ても、「この人のために何かしたい!」と思わせるような女性になっているはずです。
(余談)「夫はいらないけど子供だけ欲しい」の心理
最後に、少し余談を。
「男なんていなくても生きていける!」という思いが強くなり過ぎると、男性からの愛をあきらめ、“子供”に愛を求めるようになります。
子供なら簡単に愛を与えてくれるし、誰かに愛されそうだという淡い期待を抱くこともできるからです。(子供でなく、ペットの場合もあります。)
「夫はいらないけど子供だけ欲しい」という心理は、まさに強くなり過ぎた独立心からきています。
そのような思いから子供を持ったとして、果たして、その子供は本当に幸せなのか、じっくり考えてみる必要がありそうです……。