「早く体を許しちゃったほうが、彼はもっと私を好きになってくれるかな……」と考える人もいるでしょう。
しかしちょっと待ってください。
男性と女性ではセックスに対する捉え方が全然違うのです。
ここでは、
男女それぞれのセックス観の違い
について解説します。
目次
男は肉体重視、女は精神を重視
1980年代にフロリダ州立大学で行われた実験によると、そこそこ魅力のある見知らぬ「女性」とのセックスを承諾した「男子学生」は76%。
一方、そこそこ魅力のある見知らぬ「男性」とのセックスを承諾した「女子学生」はほとんどゼロ%だったそうです。
「男子学生」のほうは、相手の女性が魅力的であればあるほど、セックスに乗り気になる割合が高くなり、しかも興奮して大喜び。
「女子学生」のほうは、相手がいくら魅力的でも抵抗が大きく、多くは当惑、驚き、怒りといった感情を示したとのこと。
この実験結果は、男女のセックス観の違いを如実に表していると言えます。
『男』にとってのセックスは、肉体的な満足が最優先で、責任もあとくされもない関係は、むしろたまらない魅力。
外見が気に入りさえすれば、たとえ出会ったばかりでも、セックスに臨もうとします。
でも、女は違います。
『女』はセックスしたいかどうかを、相手の気持ちや態度など、さまざまな要素で判断します。
それは、およそ以下のような要素です。
⚫︎ちゃんと私を愛している?
⚫︎これから私との関係を続ける気がある?
⚫︎他に女はいない?
⚫︎お金(もしくはお金を稼ぐ能力)を持ってる?
また、男と知り合ってからの“期間”にも関係があります。
ほとんどの女性が、特別交際をしていなくとも“魅力を感じている男性”と出会って5年も経てば、その男性とセックスをしたいと考えるようになるものの、わずか半年程度ではまったくその気が起きない、という研究結果もあります。
冒頭で、
といった女性の心情を紹介しましたが、基本的に、
男は、女よりもセックスすることに熱心で積極的だが、そこには何の感情も入っていない
ということをしっかり認識しておくべきでしょう。
(余談)スポーツをしている女性は性欲が強い?!
さらに、余談として少し補足すると、女性は、
- テストステロン濃度が高くなった時
- 妊娠しやすい排卵期
にしかその気になれず、肉体的な満足のためだけに本当にセックスしてしまうのは女性全体の20%程度であると言われています。
(※テストステロンとは、いわゆる男性らしさを構成するために重要な性ホルモンです。)
なお、このテストステロンは、他人と競うなかで分泌量が増加する性質があります。
激しいスポーツや出世レースなど“苛烈な競争”に身を置いている女性は、他の女性より性欲が若干強めかも知れません。
女は簡単に体を許すとマイナスなことばかり
女性は後悔しがちな“ワンナイトラブ”
ほとんどの男は、“遊びのセックス”は、終わったらすぐに忘れてしまいます。
男の脳の中では「愛」と「セックス」は完全に別物だからです。
男は、たとえその相手とのセックスが一度限りであっても、満足度が高く、罪悪感をほとんど感じません。
しかし、女は後悔の念に襲われたり、自尊心が傷ついたと感じることが多いようです。
なぜかと言えばそれは、女は「愛」と「セックス」を分けることができないからです。
このことは科学的にも立証されており、2008年にダラム大学のアン・キャンベル教授は、一夜限りのセックスを経験したことのある1,743人を対象に「その後の感情」を調査しました。
すると、男性は「性的な満足度が高く充実して自信が出てきた」という答えが多く、全体の80%が自分の“やりにげ”に対し、比較的、前向きな感情を持っていることが分かりました。
一方、女性で満足できた人は、全体の54%。
これはおそらく、セックスは恥ずかしいもの、汚らわしいものという古いセックス観が頭をよぎるからでしょう。
また、とりわけ“罪の意識”にさいなまれていたのは、40歳以上の女性だったとのこと。
若い世代においては罪の意識はそれほどではなかったものの、やはり満足度は低く、自己嫌悪を覚える人が少なくなかったようです。
結局は自分の価値を下げることに…
もうひとつ別の観点から、女性が簡単に体を許すことのデメリットを言うならば、誰とでも寝る軽い女だと思われるということです。
男にとっては、愛とセックスが別物だから、やり逃げできるぶんにはとりあえず喜ぶのです。
しかしこの男自身も、自分が簡単にその体を手にできたということは、自然と、
と考えてしまいます。
ですから、あなたが簡単に体を許すような女になってしまうと、「生涯の伴侶を真面目に探している男」からは見向きもされなくなってしまうということは気に留めておいていいでしょう。
当然、シングルマザーになる可能性も高まってしまいます……。