
電話占いを利用する上で、最も警戒しなくてはいけないことは、占いに“依存”してしまうことです。
そのような状態に陥らないために、当サイトでは数々の情報や知識をお伝えしているのですが、
ここではもっと直接的に、
依存の怖さ、依存状態にならないための考え方
についてお話しします。
人生の責任者はあなた自身
そもそも、なぜ、占い依存症の人が生まれるかというと、
「精神的に弱っている人」と、
「それをビジネスに結びつけようとする占い師」
が、いるからです。
ですから、
その片側(50%)を担っている相談者側が、正しい認識と心構えを持っていれば、依存状態は、間違いなく回避できるのです。
つまり、占い師のせいばかりではない、ということです。
本当に迷って、悩んで、どうしてよいか分からない時、人の心にはスッと、こんな考えが忍び込んできます。
と。
この考えの裏には、
という魂胆があります。
要するに、責任回避の企みがあるのです。
しかし、あなたの人生は、あなたしか生きられません。
ハンドルを握るのはあなた以外、いません。
そのハンドルを人に任せて、おまけに、責任まで取らせようとする考えが、どれだけ浅ましいことかに気付いてください。
そもそも占い師は、あくまでも“相談相手”であって、あなたの人生の“責任者”ではありません。
また、
あなたの人生が「映画」とするならば、
占い師が「映画監督」でしょうか。
他人が、あなたの人生を監督すれば、あなたの人生は、きれいな映画になるのでしょうか?
(……そんなわけがありませんよね?)
世の中は、不確定要素だらけだということは、これまでの人生でさんざん見てきたことでしょう。
どんな分野であれ、「こうすれば必ずこうなる」という保証はどこにもありません。
ケースバイケース……、そう、未来は、さまざまな不確実性のもとに決定します。
いっそ、はっきり言ってしまえば、
そもそも、“未来を予測する”という行為自体が、「未来」に影響を与えるのですから、“予測”などできるはずがないのです。
……では、占いは何のために存在するのか?
(このサイトでは何度も申し上げておりますが、)
あなたが元気になるためです。
希望を持って前進する力を得るためです。
この人の言う通りにすれば、何でもうまくいく、なんてことはあり得ません。
と反論する人もいるでしょう。
でも、あえて、こう言わせてもらいます。
あなたは“一人でも”その結論・決断にたどり着くことはできました。
……けれど、“その背中を押してくれる誰かの力”が必要だっただけです。
いい悪いは、その時は分からない
例えば、こんな話があります。
ある、ひとりの会社勤めの女性が、その日、たまたま寝坊をして、いつもとは違う電車に乗りました。
すると、なぜか、いつもの電車で見かける男性が、乗っていました。
女性は、普段、男性に自ら話しかけるような性格ではないのですが、その時ばかりは不思議に思って、その男性に話しかけました。
すると、その男性もたまたま寝坊をして、遅い電車に乗ったということでした。
2人は、それをきっかけにして交際を始め、その後、結婚しました。

この話のように、人生において、何が本当の意味で、よいことなのか、悪いことなのかは、あとになって分かるものです。
ですから、「あの占い師の言う通りにして、全てうまくいっている」というのは、あまりにも短絡的な見方であると言えるでしょう。
なぜなら、あなたは、まだ、“その先”を見ていないのですから……。
“あやしい人”にならないよう、常に客観的な視点を!
他人に話を聞いてもらうためには、ある程度、自分の考えを整理し、論理的に説明しなくてはなりません。
人の悩みを打ち明けただけで、心が軽くなるのは、そのためです。
つまり、話すことによって、「自分だけの体験」が、「客観的事実」となるわけです。
こうして「客観的視点」を持つということが、とにかく大事です。
「客観的視点」があるからこそ、冷静さを保ったり、冷静さを取り戻したりすることができます。
「客観的視点」があるからこそ、冷静に判断・決断することができます。
そして、「冷静な判断・決断」だったからこそ、結果を受け入れることができます。
結果に「納得」することができます。
もし、依存状態に陥りそうになった時には、自分を“客観的に”見つめてください。
もっと、はっきり言えば、
占いに頼り切ろうとしているあなたは、他人の目にどう映るか、想像してみてください
ということです。
何でも占い師の言う通りにしている人……
占い師に聞かなきゃ何も決められない人……
占い師に悪霊がついていると言われたから、占い師にベラボーな額のお金を払っている人……
そんな人、“あやしく”ないですか?
あえて、この言葉を使います。
どうか、「あやしい人」にはならないでください。
シンプルにこれだけ気をつけれていれば、依存状態に陥ることはかなりの確率で回避できます。
……最後に、少し補足すれば、
「計画的利用」と「依存」は別物です。
ただ、複数回利用するのなら、いつ、どれくらいの間隔で利用するのか、しっかりと計画を立てましょう。
占い師さんに、それを直接、お伝えするのもいいでしょう。
お金ならいくらでもあるから大丈夫……? それは関係ありません。