占いの正しい活用法を知らない人ほど、「占い師は何でも見通せる」と思い込み、無茶な質問をすることがあります。
しかしこれは、占いに傾倒しているというより、占いを軽く見ているからこそ、できる質問と言えるでしょう。
(占い師のことも、自分自身のことも、軽く見ているのです……。)
ここでは、相談者側のマナーや、占い師自身の“節度”も含めて、
「占い師が答えられない質問」
について解説していきます。
「結婚できますか?」はアリ?ナシ?
まずは、ありがちかも知れませんが、この質問について、軽く釘を刺しておきます。
それは、
という質問についてです。
「え? 一番知りたいことなのに、何でそれを聞いちゃいけないの?」と思った方、最後まで話をお聞きください。
占いで分かるのは、恋愛をするかどうかです。
ご存知のように、恋愛をすることと、結婚をすることは別です。
恋愛をしなくても、独身の人を連れてきて、一緒に役所に行って籍を入れれば、結婚はできます。
「結婚するかどうか」は、そうした法制度を利用するかの話であって、「恋愛するかどうか」はまた別の話です。
(そのあたりにも疎いとすると、実際、結婚は遠いかも知れません……。)
「このお腹の子供を…」はアリ?ナシ?
加えて、占い師は、この質問には、絶対に答えることができません。
それは、
という質問です。
人ひとりの命がこの世に誕生することが是か非か、そんな大きな決断は、いくら何でも占い師は答えることができません。
酷なようですが、これは当然です。
ですが、話を聞いてもらうことはできるので、自分の今の状況や、どちらの選択をした場合はどうなるかなどを相談してみるのはよいと思います。
そうすることで、あなたの“本心”を“あなた自身”が見つけ出すことができるでしょう。
アドバイスはあくまでも“占い師の価値観”
さらに、このことも伝えておきたいのですが、
という質問であれば、答えてくれる可能性は高いですが、
そこから出てくる答えは、すべて、その占い師の価値観が反映されていることは、忘れないでください。
また、あなた自身の語り方・伝え方も、大きく影響していると思われます。
具体的に言えば、
とだけ話すか、
と話すかで、変わってきます。
世の中には、たった一つの正解などありません。
それぞれの選択に、あなた自身の「納得」があるかどうかが、すべてです。
当然、不倫や、離婚に関することも、例に洩れません。
占いは自分の決断に、納得を深めるために利用してください。
……決断をするのは、他ならぬ、あなた自身です。