このサイトで発信しているのは、占い(電話占い)を利用する際には、
「けっして依存しないように、賢く正しく利用しましょう」
ということです。
しかし、占い師にもいろんな人がいて、巧みな罠を仕掛けてくる占い師もいます。
ここでは、そのような
占い師の仕掛ける罠の実例と、
それに対処するための心構え
についてお話しします。
相談者をカモにする「ズルイ占い師」の実例
占い師業もビジネスですから、中には、大きな稼ぎを狙って、悪どいことをする占い師もいます。
その際、占い師のほうから
という風に、“霊能力”を裏付けとされると、それがない人には、返す言葉もないように感じられますが、そうではありません。
それに対処できるのは、あなたの「冷静さ」です。
これからお話しする内容は、当サイトで紹介している電話占いサイトでは、まず起こり得ない話ですが、占いにまつわる、ひとつの参考例としてお聞きください。
私が、かつて占い事務所に勤めていた時、こんな占い師がいました。
その人は不思議と、“定期的に”「特別なお祓(はら)いが必要な人」を見つけてくるのです。
そのお祓いとは、一回で何と10万以上もします。
ある時、
「あなたに水子の霊が憑いてますよ」で、1回分。
「あ、あなたのお母さんにも憑いてますね」で、2回分。
「おや? あなたのお姉さんにも憑いますね」で、
計3回分のお祓い費用を、一気に獲得してきました。
ちなみに、これを言われた相談者の方は、その占い師(霊視鑑定士)への相談を、すでに複数回行っている、いわゆる“常連”でした。
私に霊能力はなく、“目に見えない世界”のことは分かりませんが、どうしてもこれは私の目には、不自然に移りました。
何せ、そのようなお客さんを定期的に見つけてくるのですから。
したがって、これから述べることは、あくまでも、私個人の見方です。
常に、
と、探している占い師は、確かに存在します。
そして、そのような占い師は、
とか、
と判断したら、とことん要求してきます。
(上で紹介した占い師は、おそらく何度か占ってきた中で、「この客はいいカモになりそうだ!」と判断したのだと思います。)
もしあなたが、占いを利用して、
と不安に陥った場合には、誰かに相談してみてください。
このような場合、とにかく早急に、客観的な視点が必要です。
客観的な視点が持てれば、あなたに“冷静さ”が戻ってきます。
もし、どうしてもそのような相手が見つからないのなら、思い切って、別の占い師に相談してみるという手もあるでしょう。
(できるなら、“別の組織”に所属している占い師がいいかも知れません。)
“依存度”を高めようとしてくるテクニックの実例
次に紹介するのも、私が実際に見た例です。
その占い師は、多くの相談者に、このようなカマをかけます。
……う〜ん、何とも気持ち悪い言葉です。
これは、この占いを受けた後、母親に直接確認しようったって、なかなかできることじゃありません。
なぜ、この占い師はこのようなことを言うかというと、文字通り、「一か八か」の賭けに出ているのです。
うまくいけば、相談者との間に、“2人だけの小さな秘密”ができあがり、相談者が自分のことを“特別な人”扱いしてくれる可能性が高まるのです
(すなわち、依存度も高まるわけです。)
もし後日、相談者が母親に直接確認して、「違いましたよ」と伝えても、占い師は、もっともらしい顔をして、意味ありげに「……そうでしたか」と言えば、済む話。
ズルイ占い師は、このような手を使う場合があります。
そもそも、この実例が、どうして明らかになったかと言うと、最初に申したように、その占い師が、何人もの人にこんな言葉をかけていることがバレたからです。
人は、誰にも相談できないから、占いに相談を持ちかけるのです。
だからこそ、そこには当然、2人だけの閉鎖空間が出来上がります。
この閉鎖空間は、『相談者にとって心地よい環境』であると同時に、『ズルイ占い師があなたを騙しやすい環境』であるとも言えます。
もし占い師が、あなたの悩みを増幅させ、さらなる不安、もしくは別の不安を煽るようなことを言ってきたなら、特に注意するようにしてください。
つまり、その内容を頭から尻尾まで鵜呑みにせず、きちんと吟味するための、客観的な視点と、“冷静さ”を持つようにしましょう、ということです。
悪い魔法が解けるときには、シャボン玉が割れるように、パチンと一瞬で解けます。
逆に言えば、その程度のものなのです。
“自ら決断する権利”を奪ってくる占い師の実例
最後に、具体的なテクニックではないのですが、もう1つ、このような占い師もいる、ということをお知らせしておきましょう。
それは、「わざと相談者自身に決断させまいとする占い師」です。
これもやはり、依存度を高めようとしています。
そんな占い師と相談者の間では、例えば、以下のような会話が繰り広げられます。
「家を建てようとしてますが、建てていいでしょうか?」
⬇︎
「建てなさい。設計する段階になったらまた来なさい」
⬇︎
「設計はここに依頼していいでしょうか?」
⬇︎
「そこにしなさい。間取りに悩んだらまた来なさい」
⬇︎
「間取りはこのようにしようと思ってます。いいでしょうか?」
⬇︎
(以下、延々と続く……)
実際、このように1つひとつ断言してくれる占い師は、「決断に大きな責任を持つ人」ほど、心強く感じるものです。
会社経営者や、政治家で、お抱えの占い師を持つ人がいるのも、そのためです。
冒頭で紹介した占い師のように、
この人はお金を持ってそうだな。
それに、コントロールしやすそうだな……
と判断したら、とことん依存させようとする占い師は、現実に、います。
そうやって依存させてしまえば、ズバリ、“儲かる”からです。
ですが、本来、あなたを幸せに導くのが、占い師の使命であり、占いの役割です。
あなたが人生における大きな決断をする際、その“決断する権利”を乗っ取ろうとする占い師は、本来の仕事から逸脱していると言っても過言ではないでしょう。
最終目的地は「あなた自身の成長」!
占いを利用する時、人は少なからず、心が弱っているもの。
「占い師の仕事」とは、そんな風に心が弱っている相談者に、適切なアドバイスを与え、壁を乗り越える“強さ”を引き出してあげることです。
けっして、相談者を“弱ったまま”にして、お金を儲けることではありません。
では、占い師側がズルイことをせず、ちゃんとしていれば、占いは、万事うまくいくのか?
……そんなこともありません。
たとえ、ズルイ占い師に遭遇しなくても、
相談者側が、
と思い込んでいれば、うまくいくことはありません。
考えてもみてください。
世の中の成功者たちは、高いお金を出して占い師に相談した人ばかりでしょうか?
有名な占い師に相談した人ばかりでしょうか?
除霊をしてもらった人ばかりでしょうか?
幸せは、お金では買えません。
どうか、視野を広く持ってください。“冷静さ”を保ってください。
占いを利用しつつも、最終的には、あなた自身が成長しなくては、幸せは訪れないということを、ぜひ心に留めておくようにしましょう。