「男は大なり小なり、みんなマザコンだから……」と、マザコンのことを軽く見ていませんか？
実は、あなたがもし、男性のマザコンを許容し続けるのなら、あなたは一生、男性との愛情豊かな関係を築くことができません。
それどころか、人生を棒に振ってしまう可能性があります。
というわけで、ここでは、
マザコン男の真の恐ろしさと彼らから身を守る方法
について解説します。
目次
マザコン男の本当の恐ろしさとは？
多くの人にとって、マザーコンプレックス（mother complex）いわゆるマザコンは、「お母さん大好き人間」という風に認識されていますが、「母親のことを憎んでいるマザコン」もいます。
ただし、憎んでいる場合は、そのような自分に“罪悪感”を抱いています。
いずれにしても、マザコンの特徴は、ことあるたびに母親がどんな風に思うか、感じるか、といったことを非常に気にするというところです。
これを心理学用語で、“母親固着”といいます。
この特質を持つマザコン男は、無意識のうちに恋人や妻に“母親像”を求めます。
つまり、「自分の恋人（妻）は、母親のようにいつも自分を慰め、賞賛し、世話をしてくれる存在であって欲しい！」と思っているということです。
確かに冒頭でも述べたように、男は大なり小なり、こうした思いを持っているものですが、それが行きすぎている場合が特に恐ろしいのです。
母親固着を軽く見る女性は、「母親のように接すればいいのね、だったら分かりやすくていいわ！」と考えるかも知れませんが、これが何と大間違い。
女性がどんなに尽くしても、重度のマザコン男が満足することは絶対にありません。
彼らはどれだけ尽くされても満たされることはなく、そのうち、恋人に「不満」を抱き、やがてそれは「敵意」へと繋がっていきます。
（このように、依存しておきながらその相手に敵意を抱くことを、専門的には「依存的敵意」といいます。）
つまり、重度のマザコン男は、母親像たる恋人が、いなければいないで苦しみ、いても依存的敵意に苦しむのです。
「だったらどうしようもないわ……」と思われたでしょうが、本当にその通りなんです。
マザコン男を自ら吸い寄せていませんか？
なぜマザコン男はそこそこモテるのか？
“恋人のいない”マザコン男の苦悩は、計り知れません。
ですから、彼らは必死で相手を追い求めます。
（どんな相手だって満足しないし、どうせ苦しむくせに、です。）
死活問題に直結しているわけですから、彼らはコミュニケーションも上手。
一見すると、モテる男性のようにも見えるでしょう。
（確かに周りには女性がたくさんいます。）
これは裏を返せば、重度のマザコン男に惹かれる女性も一定数いるということです。
しかし、これがまた落とし穴。
人は、好意を寄せられると、ほとんどの場合、その人のことを嫌いになることができません。
ですから、以下のような流れで、女性はマザコン男に惹かれるのです。
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その女性が「私のこと好きなのかしら？」と感じ、何となくマザコン男に惹かれ始める
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ついにはマザコン男を好きになる！（付き合う・結婚する）
一番のポイントは、マザコン男の“タイプの女性”が先にありき、だということ。
つまり、マザコン男がモテているのではなく、彼らが好みのタイプの女性をただ釣っていただけなのです。
もし、あなたが、
- マザコン男を好きになりがち
- 好きになる男はマザコンばかり
- これまで何度もマザコン男で痛い目に遭ってきた
というなら、それは、あなた自身がマザコン男を引き寄せている可能性があります。
マザコン男が好むのは奴隷になってくれる女性
では、マザコン男の「好みのタイプの女性」とは、どんな女性か？
それは、何の要求も持たない女性です。
彼らは、女性に母親像を求めて依存するくせに、どんなに尽くされても満足することがありません。
そのうち、不満が募り、女性に敵意を抱くようになっていくわけですが、それでも、女性がそれを意にも介さず、ずっと受け入れ続けてくれれば、彼らにとって大助かりなわけです。
文句を言ったりいじめたりもしますが、それでも自分の世話をしてくれるのですから。
いっそはっきり言ってしまえば、マザコン男たちが求めているのは、“母親像”というより、“奴隷となってくれる人”ということです。
奴隷になりたがる女性は意外と多い
マザコン男に好かれるタイプの人でも、「確かに私はマザコン男によく好かれるけど、奴隷になる気なんてサラサラないわ！」と思うことでしょう。
当然です。
好き好んで、他人の奴隷になりたがる人なんていません。
しかしながら、独立心の薄い（依存心の強い）女性は、1人になることを恐れるあまり、自ら進んで奴隷になりたがるところがあります。
どれだけ尽くしても満足しない重度のマザコン男に、敵意を向けられ、横暴な仕打ちを受けながらも、自ら、代理ママを演じることで、独立の恐怖に対処しているのです。
これでは、せっかくの人生が台無しです……。
マザコン男から身を守る2つのポイント
重度のマザコン男に、「この女ならオレの奴隷にできそうだな……」なんて決して思われないようにしてください。
そのためには、以下の2つのポイントに気をつけるといいでしょう。
① 成長意欲のない男からは離れる！
彼らがなぜ、母親固着をするようになってしまったか？
それは、小さい頃、母親の無条件の愛を受けて育たなかったからです。
だから、母親の愛に執着しているのです。
これは、一見、同情し、何とかしてあげたい気持ちにも駆られるかも知れませんが、他人がどうこうできる問題ではありません。
本人が自分の未熟さに気付き、乗り越えようとしない限りは、一生変わりません。
想像してみてください。
私はあなたの母親じゃないの！
私をちゃんと1人の人間として尊重して！
と“言葉”で指摘されて、誰が理解できるでしょうか？
おそらく、これを言えば、横暴で自分勝手なマザコン男は、反省の色など見せることなく、怒り狂い、あなたの元を去ろうとするでしょう。
そんな重度のマザコン男は、自分に都合よく、未熟なままでいきていこうとするわけですから、とにかく成長意欲がありません。
加えて、あなたの気持ちを分かろうとする努力を一切しません。
ですから、
❌ 生活や仕事など、あらゆる面で成長意欲のない男性
❌ 自分の要求ばかり通そうとし、何か違う意見を言うと怒る男性
にはけっして近づかないようにしましょう。
② 自分をしっかり持つ！
マザコン男は、とにかく奴隷にできる人材を探しています。
それは、何でも世話をしてくれ、文句を言っても歯向かってこず、たとえ浮気をしたって許してくれる……そんな都合のいい奴隷です。
その裏には、
という見くびりがあるのです。
人の人生を台無しにしても平気なこの男こそ、人生の明確な目標も決まっておらず、言ってみれば「自分がない」のですが、この男のこうした態度を許す女性もまた「自分がない」のです。
ですから、マザコン男を寄せ付けないためには、しっかりと“自分”を持つことです。
「自分を持つ」とは、
- 自分にとって、何が正しくて、何が正しくないのか？
- 自分にとって、何が損で、何が得か？
- 自分は、何が好きで、何が嫌いなのか？
といった確固たる信念を持つことです。
そして何より、自分を頼り、自分を信じられることです。
そうすれば、重度のマザコン男たちは、もうけっしてあなたに近づいてくることはないないでしょう。
