女性の不倫には、『シングル不倫』と、いわゆる『W不倫』との2種類があります。
ここでは主に、
W不倫をする女性の心理と
W不倫が“蜜の味”である理由
について解説します。
W不倫はより高難度!
不倫に走る人は皆、似たような気質を持つと思われがちですが、『シングル不倫』と『W不倫』ではまったく違います。
『シングル不倫』 をする女性の特徴 |
「体」だけでなく、「心」も思い切り引きずってしまうので、会えない間もずっと相手のことを思ってしまうような『純粋さ』がある。(※既婚男×未婚女の場合) |
『W不倫』 をする女性の特徴 |
「結婚」と「恋愛」を完全に分けて考えおり、相手と熱い時間を過ごした後でも、すぐに頭を切り替えられる、ある種の『非情さ』がある。
加えて、罪悪感に苛まれることなく、サラリと日常生活を送れるような『演技力』もある。 |
もちろん、より難度が高いのは『W不倫』のほうです。
ここからは『W不倫』に絞って解説していきます。
W不倫をする女性の心理
『W不倫』をする女性の心理は、言ってみればこのような感じです。
夫は、自分を女として見てくれなくなりつつあるけど、不倫相手と熱い時間を過ごすことで、“女”として生きているという実感が味わえるの!
そういう時間があるからこそ、家のことがしっかりできるし、夫にもやさしくなれるんだから、別にいいじゃない!
また、興味深いことに、ほとんどのW不倫女性は、“自分の夫”の不倫は認めたがりません。
私が不倫してるからって、夫が好きに浮気していいわけないでしょ。
それはそれ、これはこれ、別の問題よ!
と考えるのです。
ですが、これもW不倫女性にとってはある意味、当然のこと。
と言うのも、「それはそれ、これはこれ!」という考え方は、まさに、頭の切り替えができているということです。
彼女たちは、ここまで非情な割り切りが、いとも簡単にできてしまうのです。
ですから、逆に言えば、もしあなたが人妻で『非情さを伴った頭の切り替え』が器用にできず、『演技』も上手にできる自信がないのでしたら、たとえ憧れていても不倫の世界にけっして足を踏み入れてはいけません。
W不倫に必要な準備
下手に不倫の世界へ足を踏み入れ、夫にバレてしまった時、特に『W不倫』の場合は、最悪の結末が待っています。
なぜならその男だって、家庭というものを土台にした上で、不倫を楽しんでいたのです。
責任を取って離婚し、結婚してくれるはずがありません。
土台を失いたくないのは、お互い様だからです。
もっと言えば、不倫相手の正妻は夫を許すことが多いですが、女のほうはほとんどが許してもらえません。
女性の側は、文字通りすべてを失ってしまうことになるでしょう。
ですから、もしあなたが女性で、今W不倫をしようとしているなら、バレたときに全てを失ってしまってもいい「覚悟」と、もしそうなった時に乗り越えていくための「お金」と「仕事」だけは、しっかりと準備しておかなければなりません。
(補足)未婚男×既婚女の不倫
冒頭で触れたシングル不倫は「既婚男×未婚女」のケースを指していましたが、当然、「未婚男×既婚女」の不倫もあります。
こういった女性の心理は、「既婚男×未婚女」の不倫の、男性の心理とよく似ているのですが、ちょうど下のような感じです。
確かに彼のこと愛しているんだけど、旦那のほうが稼ぎも多いし、旦那と離婚してまで彼と結婚したいとは思わないな……。
「未婚男×既婚女」の不倫にしても、「既婚男×未婚女性」の不倫にしても、相手を「愛している」と本気で思っているにも関わらず、今、手にしている安定した生活や家族を捨てるつもりはないケースはないのです。
結婚を経験している彼女(彼)たちは、「結婚がどんなに現実的なものか」をちゃんと知っています。
相手を変えたところで、また同じ家事の繰り返しになること、そしてまた、違う男を求める気持ちが湧いてしまうことが、容易に想像できてしまうのです。
ですから実際、「未婚男×既婚女」の不倫の女性のほうは、相手の男性が「結婚したい」と言い出しても、実際、喜ばないことが多いです。
彼女たちは、「う〜ん……」と答えを考えているフリをし、大抵は頭の中で自分のメリットのみを追求する道を探っています。
(※ただ、年下男性の「結婚したい」も、単に結婚を夢見ているだけのことが多く、実際に離婚されると、「そこまでするとは思わなかった」という反応をするケースが多いようです。)
年下男に金品を与えてはダメ
ちなみに、「未婚男×既婚女」の不倫では、男性が年下であるケースがほとんどなのですが、このケースについて解説を加えておきます。
このような不倫をする女性は、旦那の稼ぎが多く、子供も立派に育ち、何ひとつ不自由なく暮らしているのが特徴です。
そして、若い男を「全くの遊び」と割り切っている人がほとんどです。
しかし、中には、いつのまにか男にハマっていってしまうケースもあります。
家に帰れば、お金はあっても、新鮮さも何もないくたびれた夫がいるだけ。
と、気付いてしまった彼女たちは、相手の気を引いたり、たくさんの時間を一緒に過ごしてもらうために、多くの小遣いや高級品をプレゼントするようになります。
それによって若い男の魅力が増していくと、より一層、手放したくなくなり、「欲」と「情」に歯止めが効かなくなってしまうのです……。
このような“アリ地獄”状態は、ホストにハマる女性たちのそれと似ています。
遊んだつもりが、結局、相手に遊ばれてしまうのです。
いくら相手女性に愛情を示していても、若い男たちは、“打算的な部分”もちゃんと持っています。
2人を繋ぎ止める絆が、「お金」になってしまうと、それが切れたら別れようとするでしょう。
(何せ彼は若いだけに、恋の相手は他にいくらでも見つけられますし。)
こうしたアリ地獄の行き着く先は、破滅です。
そのような結果を招きたくなければ、初めから金品など与えないことです。
罪悪感と難度が高いほど不倫は蜜の味!
だからこそ、なかなかやめられない!
近年増加していると言われる、人妻の不倫およびW不倫ですが、そこにある心理と、必要なスキルなどを見ていくと、選ばれた人妻しかできないのが実情です。
それが可能であるという、ある種の優越感もどこかで感じているはず。
ですが、それは心底からの優越感でないでしょう。
なぜなら誰だって、社会規範として、不倫はよくないものだとされていることくらいは知っているからです。
内心、誰もが、「できてしまったけど、本当にこれでいいのかしら……?」という思いを抱えています。
しかし、そうした罪悪感こそがスパイスとなり、蜜の味となるのです。
罪悪感と、それに伴うスリルをこの上ない快楽だと、脳が勝手に勘違いするのです。
W不倫の場合は、「罪悪感を持っているのは向こうも同じ」と考え、自分の罪悪感が相殺されるように感じている人が少なくありませんが、これはまったくの勘違い。
W不倫の場合、持ち寄った罪悪感は“2倍”です。
だからこそ『難度』もより高く、そのぶんさらに蜜の味となります。
しかし同時に、まかり間違えば、“一生をひっくり返すほどの悲劇”が待ち受けています。
いわゆる、ハイリスク・ハイリターンの原則です。
その時には、これまで1人で存分に楽しんだだけに、誰も助けてはくれません……。