不倫に走ってしまった女性たちも、これまでさんざん周りから「不倫だけはやめておけ」といった情報を得ていたはず。
それなのになぜ不倫に走ってしまったのか、自分でも不思議に感じているという人も、少なくないのではないでしょうか?
ここでは、不倫がどのようにして始まったかを整理するために、
不倫する男のズルさとそれに対して女性取るべき姿勢
について解説します。
男が言う「君といると安らぐ」の真意
元来、不倫とは、経済的に余裕のある男性が、不倫相手(愛人)の生活の面倒を見る、というものものでした。
しかし、現代の不倫は、必ずしもそれが前提になっているわけではありません。
少々うがった見方をすれば、女性の社会進出が進むにつれて、それを男が都合よく利用し、お気楽に不倫ができる世の中へと変えていってしまった、と言うこともできるでしょう。
生活の面倒を見る必要もなく、妻のようにガミガミ言ってくることもなく、
さらには、若くてきれいで濃厚なセックスだって楽しめる……とあれば、男にとって、こんな都合のいい話はありません。
だからこそ、不倫をする男性は、相手女性に、
などと言うのです。
女性は、この言葉を誤解してはいけません。
これはけっして、「君は妻より優れている」という意味ではないのです。
家庭のある男にとって、不倫相手と過ごす時間は、まさに自分が求めていた“もうひとつの世界”と呼べるもの。
そこには“生活”という、ある種のプレッシャーを要する、面倒で泥臭いものは一切なく、食事やセックスなどの“快楽”だけが得られます。
つまり、男性の言う「君といると安らげる」は、「妻よりも、家庭よりも、君が大事」というわけではなくて、
ということです。
言い換えると、「君が妻でないから楽しめる」ということ。
そして、それは裏返すと、「君が妻になってしまえば、楽しめない」ということです……。
(似た感覚で言うと、「仕事があるからこそ、休みが楽しめる」みたいなものですね。「仕事」がなければ「休み」もないわけですしね……。)
あなたは単に都合のいい女
いくら、あなたが、
彼は、私の前では、すべてを見せてくれる!
愚痴も言うし、だらしない姿も見せてくれるし、情熱的なセックスをしてくれる!
と思っていても、それを“愛”だと過信するのは危険過ぎます。
相手があなたにとって心地良い言葉を口にしてくれるのは、それはあなたが、“都合のいい女”だからです……。
一方で、男性の言う、
という言葉も、やはりまともに受け取ってはいけません。
たとえ、あなたとうまくいかなくも、「元々きちんとした配偶者のいる彼」と「未婚で他に恋人もいないあなた」との不倫関係は、そもそもフェアではありません。
経済的な援助を受けているわけでもなければ、なおさらです……。
「自立心」だけははなくしちゃダメ!
とは言え、「不倫は蜜の味」とも言うように、不倫は、男にとっても女にとっても、基本、楽しいもの。
楽しい時を過ごせなくては、一緒にいる価値すらありません。
楽しいことが楽しいと感じられなくなったら、そこが不倫の潮時です。
ここで大事なのは、不倫をする女性が、それをちゃんと分かっていることです。
男性は、当然分かっています。
だって、ちゃんと家庭を持っているのに、そこで楽しみを得ようとせず、本来不要であるはずの“余計な楽しみ”を得ようとして、不倫をしているのですから。
女性がそういったことを覚悟した上で、不倫を続けるのなら、注意しておかねばならないことがあります。
それは、この先の「仕事」と「お金」のことです。
(“職業愛人”の場合はまた話が違ってきます。)
前述したように、現代の不倫男たちのほとんどは、愛人の生活まで面倒を見る経済的余裕がありません。
「自分のことは自分でできること」が、愛人の最低条件となっています。
ですから、もしあなたが、はっきりと自分の意思で、家庭ある男性との恋愛に走ることを決めたのだとしても、「自分の将来のこと」だけは、第一に考えておかねばなりません。
はっきり言ってしまえば、それは、この先、恋人と別れ、会社もリストラされ、歳も取り、美貌や色気が衰えてしまった時のことです。
キャリアを磨き、自分を磨き、自立の可能性をより多く手にしておかなくては、彼に期待するものが、「愛」なのか「生活」なのか分からなくなってしまい、対等の恋愛ができなくなってしまいます。
すなわち、不倫の恋愛が、“楽しめなくなってしまう”ということです……。
「野良猫」なら「野良猫なりの強さ」を!
人の恋人を奪う者のことを「泥棒猫」と言ったりしますが、泥棒猫は、基本、「野良猫」なのです。
気を悪くして欲しくないのですが、「不倫をしている女性」は、「野良猫」のようなものです。
野良猫とは言え、公園などで、特定の人から餌付けされている場合などもあります。
でもその人も、いつ姿を消すか分かりません。(相手の男性がこれに当たります。)
ですから、「野良猫」である以上、自分ひとりで生きていく術も持っていなくてはならないのです。
不倫の行く末がどうなろうとも、自分の人生は自分のものです。
不倫を言い訳にせず、絶えず自分を磨き続け、自分の道をしっかりと歩いていきましょう。
……少々キツイ言い方になってしまいましたが、我が道を行くなら覚悟が必要、それはどんな分野にも、どんな人生にも、当てはまることです。