占いは、賢く使えば、あなたの人生をもっとよく変えていくことができます。
ですが、こうした占いは、あなたが人生において“ラク”をするためにあるのではありません。
幻想を抱き過ぎていては、かえってよくない影響を受けてしまう可能性だってあります。
ここでは、例え話や現場の話を交えながら、
占いの本当の役割
について解説します。
努力をするために、占いを活用する!
少し回り道をして説明しましょう。
「お金」というのは、世の中を循環するエネルギー体です。
目に見え、手に取ることができますが、それ自体が“エネルギー”です。
「借金」というのは、恐ろしいものです。
その人が借金を背負っているかどうかは目に見えませんが、エネルギーに“借り”がある状態と言えます。
「他人にお金を貸してくれるよう頼むこと」をけっして簡単に考えてはいけません。
そして、言われた側も、簡単に考えてはいけません。
借りた側は、その瞬間は感謝するものの、その後、貸してくれた側を恨むことになります。
(あなたの身の回りを思い出してください、きっとそのような結果になったはずです。)
同じ「お金を借りる」という行為でも、貸す側から「貸してあげようか?」と提案した場合には、そのようになりません。
なぜ、貸す側は、そのような声をかけたか?
……かけたくなったからです。
その人が頑張っている姿を見て、助けてあげたくなったからです。
この世の中の仕組みとして、「助けてくれ」とだけ言う人は、助けてもらえません。
助かるためには、何よりも、その人自身の「行動」と「努力」が必要だからです。
「助けてくれ」と言う人は、もう自分で努力することを放棄しています。
占い師は、人を助けることが仕事ですが、助けながらも、逆恨みされることが多くあります。
それは相談者が、占いの利用法を勘違いしていたのです。
占いは、行動を起こさず、努力もせずに、その人をラクに幸せにしてくれるものではありません。
あなたが幸せになるのは、あくまでも、あなた自身の行動と努力によってです。
ぜひ、ここを理解してください。
努力をするために、占いを活用するのです。
あなたの「宿命」を知り、「運命」を変えよう!
上で説明したことは、本当はごく当たり前のことなのですが、意外と気付いていない人も多くいます。
占いの現場には、例えば、こんな話がごまんとあります。
占い師:「あなたの運勢を見たところ、夏に大きな出会いが待っていますね」
⬇︎
相談者:「そうですか、やった!」
⬇︎
相談者:「今年の夏、特に出会いはありませんでした……」
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占い師:「人と出会えるような場所に出かけましたか?」
⬇︎
相談者:「いえ、どこにも出かけませんでした」
「でも、それじゃあ、占いなんて意味ないじゃないか!」と声を上げたくなる人もいるかも知れません。
すでに決定している運命=「宿命」を、そのまま伝えるのが占いではないのです。
それをはっきり伝えることによって、逆に、その未来が訪れなくなることだってあります。
「宿命」とは、いわば「材料」です。
その「宿命(材料)」をどう調理して、どんな「料理(人生)」を築き上げるかは、その人次第。
占いとは、当てることではなく、相談者の運勢を分析し、宿命とのズレをチェックしながら、未来を予測するものなのです。
もちろん、あなたのなりたい未来を聞いた上で、その未来を具現化するためには、どのように、行動・努力すればよいかを、アドバイスしてくれます。
ちょっと難しい表現をすると、
……というやつですね。
占いとは、けっして、いいことばかり聞いて、ラクをするものではなく、依存心をあおるものでもありません。
占いとは、言わば、「気づきと決意を得るための介助役」です。
自分の幸せは、誰の手によってでもなく、“自分で”掴むものです。
当たり前のことですが、忘れがちになった時に、何度でもこのサイトの記事を読み返してください。
運命を変えるのは占い師ではなく、あなた自身!
このサイトで述べていることを、ここに端的にまとめてみます。
占いは、当たるか当たらないかが重要ではありません。
自分を深く知り、自分の理想の未来に近づくために、どのような努力をすればよいかを知るためのものです。
ですから、いっそ“いい占い師”を探すのもやめてみましょう。
「きちんとした占い師」なら十分です。
人気・不人気、有名か有名でないかも、関係ありません。
けっして指名数は多くないのに、誰よりも誠実な占い師、テレビ出演もしていて有名なのに、悪徳占い師……というのはザラにいます。
一番大切なのは、占い師のアドバイスを聞いて、あなたの未来が変わることです。
そのためには、あなたが、占いの言葉を、素直に、正しく、聞かなくてはなりません。
やはり、あなた次第なのです……。