なぜ若者や女性は占いが好きなのか？現代の占いは自分探し！

占いの話題になると、とにかくまず「信じるか信じないか」の話になりがち。

同時に「“女性”って占いが好きだよね」という意見が漏れてきます。

果たして、本当にそうなのでしょうか？

そしてそれがもし本当なら、それはどうしてなのでしょうか？

ここでは、若者や女性が占いを好む理由について解説していきます。

今や占いは手軽な“自分探し”の手段

実際、占いを支持する若者や女性は多い

ある機関の調査によれば、「占いを支持しますか？」という質問に対して、次のような結果でした。

そして、特に女性のほうが占いを支持しており、20代では何と70％が支持。

こうした結果を受け、実際、出版社は、女性雑誌を創刊するときなどは、占いコーナーを必ず盛り込むようにしているそうです。

つまり、裏を返せば、「女性ほど、日頃から多く占い記事を見ている」とも言うことができ、女性の占い支持率は、必然的に高くなる仕組みになっているのです。

“昔の占い”と“今の占い”は違う！

もうひとつ、違う観点から考察します。

古来、占いというものは、

・今年の作物の出来はどうか？
・ここ数日の天候はどうか？

といった“集団レベル”の問題に答えるものでした。

しかし、現代の占いは、ほとんどが“個人レベル”で行われています。

占いによって「知らないことを教えてもらう」というよりも、

 

 

という自己認識を深めるために使われているということですね。

要するに、占いがいわゆる“自分探し”の役割を果たしているわけです。

というのも、自分探しの手段となりますが、その点、占いは、比較的身近で手軽な自分探しの手段と言えます。

こうした“自分探し”は年配の人よりも、これからの人生がより長い若者や、特に女性の需要が多いため、「女性の多くは占い好き」という一般認識が生まれていると考えられます。

 

古来の占い	集団レベルの問題に答えるもの	皆にとって気掛かりなことや、皆が知りたいことを教えてもらえる
現代の占い	個人レベルの問題に答えるもの	自分とはどんな人のなのかを知り、自己認識を深められる（＝若者向け❗️）

女は男よりも“偶然”に左右される！？

では、女性が占いに興味を持つ“根本的な理由”は、存在するのでしょうか？

これを見つけるには、「ギャンブル」について考えるとよいです。

「占い」とは逆で、「ギャンブル」は、女性より男性のほうが好む傾向があります。

俗に言う、『男はギャンブルに走り、女は占いに走る』というやつですね。

というやつですね。

男は、遺伝子的に、古代の昔、獲れるかも分からない魚やケモノを獲るために外へ出かけていた頃の名残があるのかも知れません。

確証なんてなくても、男は外へ出かけ、チャレンジし、独自のロマンを追い求める性質があるのです。

実際、男女の思考にもそれぞれ違う傾向が見られ、男性は「研究を重ねるほど、ギャンブルに勝てるようになる！」と思いがちなのに対し、女性は「運を味方につけよう！」と考える傾向があります。

つまり、生来、男性は「人生を自分でコントロールできる」と見ており、女性は「人生とは偶然に左右されるものである」と考えることが多いのです。

（女性のほうが生来、謙虚というか現実的なのです……。）

 

男性	研究すれば勝率をあげることができると考える	ギャンブルが好き
女性	何よりも“運”を味方につけることが大事と考える	占いが好き❗️

 

女は結婚で人生が決まる！

「占い」を“自分探し”のために利用するという点においても、女性は、一般的に、男性よりも結婚によって自分の人生が大きく左右されるため、「私は何者であるか？」という自己規定を強く求める傾向があります。

 

 

という意識が男性よりも格段に強いのです。

ですから、もし、占いの好きな女性に対し、批判的な見方をする男性がいたら、その女性は、

 

 

と返したらよいのです。

もっと賢く生きたいと考える女性にとっては、その意思を他人から非難される筋合いなど、まったくありません。

……ただ、あくまでも、運を味方につけるために占いを利用するのであって、男のように人生をコントロールしようと思わないほうがいいでしょう。

占いは、どこまでいっても、あなたの決断の“手助け”です。

ハンドルを握っているのは“あなた自身”だということを忘れないように……。

→「私は結婚できますか？」の質問はアリ？ナシ？