メールアドレスやLINEなど連絡先を聞いてきたくせに、その後、相手に連絡しようとしない男性は、案外多いものです。
また、実際にデートをして、そのデートがかなりうまくいった場合でも、男性が連絡をしてこないことはよくあります。
これは何も、あなたに関心がないわけではありません。
ここでは、
男女の連絡感覚および心理の違いと、
女性側が取るべき態度
について解説します。
目次
男女の連絡感覚の違い
デートの翌日にLINEや電話などで、「昨日は楽しかった」と言われるのは、女性にとっては嬉しいもの。
しかし、そのような連絡がないと、
「私、何か変なこと言ったっけ?」
「もう連絡こないのかな?」
「私以外に、もっと好きな人がいるのかな……?」
と、心が乱れてしまう女性が多いことでしょう。
このような時、心に留めておかなければいけないのは、
男女の連絡に関する感覚は、まったく違う
ということです。
女は連絡を取り合わなければ不安に
女性にとっては、絶えず連絡を取り合うことが、信頼や友情の証となっています。
例えば、女性の友人同士が数ヶ月、または数年間、音信不通で再会すると、まず互いにご無沙汰したことを謝ったりします。
セックスに関する感覚も似ていて、例えば、夫が1週間、家を離れ、帰ってきた時、夫がすぐにセックスをしたがると、妻は、
私たち、何日も会話すらしていないのに、どういう神経してるの?
私がどう思っていたかなんて、気にもならないわけ?
という気持ちになるものです。
男は連絡すると自分の株が下がると考える
一方、男性の感覚は、女性とまったく違います。
まず、男性同士では、長らく連絡し合わなかった場合でも、実際に会った時には、ただ喜び合うだけです。
相手に無沙汰を詫びようなどとは、思いもしません。
会った瞬間に、まるで昨日まで一緒だったかのように、昔の2人に戻ります。
セックスに関しても、会わなかった間に生じた、互いの心のブランクを埋めようなどという女性の作法は、男性にはまったく理解できません。
出張中の連絡にしても、デート後の連絡にしても、男は、むしろ、連絡をしないほうが関係がうまくいくと信じています。
あまり相手への関心をあらわにすると、自分の株が下がると思い込んでいるのです。
連絡が遅くなっても優しく受け入れよう!
と思われたかも知れませんが、実際その通りです。
ただ、これには、古来から培ってきた“本能”が影響しています。
男性の本能には、パートナーや家族を守るために、“独立独歩”の精神が、女性よりも強く刻みつけられているのです。
そのため、対人関係において、相手に過度に不安げな態度を見せると、自分が不利になってしまうと考えます。
こうした本能は、ビジネスの世界では上手に作用しますが、女性と親密な関係を築く上では、あまり役に立ちません。
しかしながら、確実に言えるのは、
あなたがデートの後、連絡をもらってホッとしたいのと同じように、男性のほうも本当は、女性を喜ばせたと実感できる言葉を待っている
ということです。
(そのくせ、本能が連絡することを躊躇させるのです。)
ですから、
男性が意を決し、やっと連絡をしてきた時、
それに対して、拒絶した態度を取ったり、
不信感をあらわにしたりしないようにしましょう。
あなたの声の調子から、拒否や不信といった感情が伝わると、彼はがっくりしてしまい、以後の2人の関係に、必ず暗い影を落とすはずです……。
ずっと連絡をしてこない男の心理
もちろん、遅くなったとは言え、連絡が来るのはまだいいケース。
本当に以後まったく連絡がないというケースもあるでしょう。
この場合、考えられる理由は以下のどちらかです。
自然消滅を望んでいる
男性のほうから積極的に誘い、デートを何度かした後、正式に別れる時には、当然、その男性のほうから、そうした意思を告げなければなりません。
この感覚は、ほとんどの男性がちゃんと持っています。
しかし、中には、連絡をしないほうが、スマートな別れ方ができる、と思いこんでいる男性もいます。
彼らは、
と思っているか、もしくは、
と思っています。
はっきり言えば、別れる意思を持っているくせに、ちょっとズルいんです。
自分の気持ちを決めかねている
もう一つは、明確に別れる意思は持っていないものの、自分の気持ちを決め兼ねていて、単に電話をかけるのを先延ばしにしているという場合です。
交際を続ける前にじっくりと考えたいのです。
というのも、相手を騙すことになったり、がっかりさせたくないからです。
男というものは、女性を喜ばせても、失望はさせたくないのもの。
時には、「この相手とは2度とデートしたくない!」とハッキリ自覚することもありますが、それでも、その女性を振ったり傷つけたりはしたくないと思うのです。
ただ、どんなに優しいつもりでも、黙っていたら、当然、その優しさは伝わりません……。
どうしても彼の真意を知りたいなら…
――いかがだったでしょうか?
男性にとっては、「君ともうデートすることはない」と相手に告げるのは、あまりにもきまりが悪いことなのです。
あなたから、「どうして私と付き合いたくないの?」と聞かれることを想像しただけで、彼はオロオロしてしまうでしょう。
付き合えない理由を並べ立てて伝えることなど、無粋極まりないと分かってるのです。
というあなたの気持ちも分かります。
そんなあなたにオススメなのは、
彼の真意を“第三者”を介して伝えてもらうこと
です。
彼と共通の知人がいてこそ可能なやり方ですが、最も冷静に彼の意向を受け止めることができる方法と言えるでしょう。
……まぁ、ヤキモキするのも、恋の醍醐味です。
“ズルイところもあれば、やさしいところもある複雑な男心”をある程度理解してあげると、自分へのダメージも極力減らすことができるかも知れません。
――でもやっぱりどうしても、彼の気持ちをくわしく知りたいという場合には、人の気持ちを透視して視ることのできる占い師さんの存在を頼りましょう。