「ダメ男ばかりに引っかかっちゃう」
「恋愛すると、いつも家政婦みたいになっちゃう」
「支えられたいのに、いつも支える側になっちゃう」
という悩みを抱える女性は少なくないようです。
しかし、元からそこに、ダメ男はいたのでしょうか?
ダメ男との恋は、確かに辛いですが、なぜ彼がダメ男なのかを考えてみると、おのずと解決方法は見えてきます。
というわけで、ここでは、
ダメ男の作られ方と、
ダメ男との恋をあきらめる前に試して欲しいこと
について解説します。
ダメ男はこうして作られる!
まずは、彼がどうしてダメ男になってしまったのかを、考えていきましょう。
本来、男♂とは、誰かの役に立つ機会を探し求めている生き物です。
ですから、“生まれついてのダメ男”というのは、存在しません。
……それなのに、なぜ彼はダメ男なのか?
そこには、男女双方の誤った関わり方があります。
はじめに、男女それぞれの特性を押さえておきましょう。
・他人の人生をよい方向に動かす能力を通じて、自分の価値を測る。
・最も強い衝動は「女性を喜ばせたい」という欲求。
・「行動」より「あり方」によって自分の本当の価値と尊厳を見出す。
・最も強い衝動は「男性から有用だと認めて欲しい」という欲求。
最も大きな違いは、
男性は、相手からの『評価』を強く求め、
女性は、相手からの『尊重』を強く求める、
ということです。
これらを踏まえて、ダメ男を生み出してしまっている構図をまとめると、次のようになります。
男性……女性から『評価』されず、やる気をなくし、受け身で、怠惰で、ひよわで、依存的で、不安定になり、優柔不断になっている。
これまでダメ男に縁のあった方は、この構図を見て、ピンとくるものがありませんか?
あなたは、相手の男性を、評価しようとしてきましたか?
あなたは、何でもやってあげることで、相手の男性からの評価を求めていませんでしたか?
あなたが、ダメ男と接していて、次第に腹が立っていったのは、「多くを犠牲にしても評価されない」ということではなく、実は、
「少しも、自分が尊重してもらっていない」
という事実だったのです。
(※「尊重する」とは、相手の欲求や価値観を重んじ、相手を自分と同じくらい、もしくはそれ以上に大事にすることです。)
実はあなたの「男らしさ」が問題だった!
ということに、何となくでも、気付いてもらえたのではないでしょうか?
では、今度は、あなたの心理、つまり、ダメ男を作り出す女の心理についても触れておきましょう。
男の中にも「女らしさ」というものはあり、また、女の中にも、「男らしさ」というものはあります。
大事なのは、そのバランスです。
そして、実は、ダメ男とは、女性が「男らしさ」を先行させ過ぎた時に生まれてしまうものです。
いやいや、いろいろと世話してあげてるんだから、それは、“お母さん”的なことでしょ?
それが「男らしさ」ってことはないんじゃないの?
と思われるかも知れません。
しかし、あなたが、「行動」を通して自分の価値を証明しようとしている限りは、それは「男らしさ」の一端なのです。
女性が、「行動」を通して自分の価値を証明しようとしても、いつまで経っても、自分の本当の価値に気付くことができません。
それに何より、女性が自分の「女らしさ」より、「男らしさ」を前面に出していると、大抵の男から、反発をくらいます。
男のほうで、
という気持ちが、湧いてこなくなってしまうのです。
これは、女性が、
・仕事で男性のように活躍している場合
・身の回りを甲斐甲斐しく世話してあげている場合
でも、同じです。
女性が、男性から「尊重」されるには、(その価値に気付いてもらうには、)
という男性の気持ちを引き出さなくてはいけません。
いくらあなたが頑張って、彼からの「評価」を求めても、そうした行為自体が、本来、男のやり口。
彼のハートを射止められないどころか、彼はダメ男になっていってしまうでしょう。
ついでに言えば、相手から尊重されていない時、男性は、ひたすら自分勝手になるものですが、女性は、自分の価値を証明しようと、ますます相手に尽くしてしまうという性質があります。
ですから、何としてでも、そうした負のループから脱出しなくてはなりません。
(なお、女性が、自分の母親が父親から拒絶されていたとか、母親が自分自身を尊重していなかった場合には、特に、男性に尽くし過ぎてしまう傾向が強いようです……。)
彼をあきらめる前に、こんな意識づけをしてみよう!
さて、いよいよ、最終結論です。
あなたは、ダメ男の彼との恋をあきらめる必要はないし、むしろ、彼をダメ男にしたまま、去っていくべきではありません。
上で、
・男性を評価してあげること
・女らしく心のこもった態度を示すこと
が大切と述べましたが、これらを同時にクリアするとても便利な意識づけ方法があります。
それは、
という意識を持つことです。
要するに、
あなたが彼の役に立とうとする時には、
“相手から評価”してもらおうというのではなくて、
“相手への評価”を表したいからそうしている
ということにするのです。
分かりますか?
あなたはこれまで、彼のために尽くしてきたと思っているでしょうが、本当は、“自分自身のために”彼に尽くしてきたのです。
ですから、これからは、その意識をガラッと変えて、
のような意識を持てばいいのです。
当然、彼が頑張ってなければ、もうそんなことをやってあげる必要ありません。(笑)
このような意識づけをすれば、彼との恋をあきらめる必要はないし、金輪際あなたの前にダメ男は現れなくなるでしょう。
――ここは一度、彼との相性の問題から検証しなおしたい、という場合には、あなたの運命とその見方を教えてくれる占い師さんの存在を頼りましょう。